PG1ヤングダービーは若手競艇選手No.1を決めるボートレースの大会!

PG1ヤングダービーとは、競艇(ボートレース)の若手レーサーNo.1を決めるPG1競走です!
30歳未満の未来のスター候補選手によって繰り広げられる迫力のあるレースは、毎年注目の的。
この記事では、PG1ヤングダービーの賞金・出場資格などの概要から、過去の優勝者、エピソード等をご紹介します!
PG1ヤングダービーとは?
PG1ヤングダービーとは、2014年に新設された若手レーサーのナンバーワンを決めるPG1競走です。30歳未満の若手選手育成と、迫力のあるレースの提供を目的に始まりました。
前身は1986年から開催されていた「新鋭王座決定戦競走」で、これをリニューアルしたレースが「PG1ヤングダービー」となります。以下に、PG1ヤングダービーの簡単な概要をまとめます。
- 【優勝賞金】1,100万円
- 【開催時期】9月中旬~下旬頃
PG1(プレミアムG1)ということもあり、優勝賞金も1,100万円と高額!最高峰の若手レースとなっています。
PG1(プレミアムG1)とは?SGの次に階級が高いレース
競艇(ボートレース)では、レースごとに階級が分けられるグレード制が採用されています。ヤングダービーはPG1(プレミアムG1)と呼ばれるグレードのレース。PG1がどれくらいのレベルのレースなのか、確認してみましょう!以下に、レベルの高い順にレースを並べてみます。
- 【SG:優勝賞金1,700万円~1億円】全レースの中で最高峰のレース
- 【PG1:優勝賞金1,000万円以上】SG競走の次に格式の高いレース
- 【G1:優勝賞金480万円以上】原則A1級のレーサーのみが出場できるレース
- 【G2:優勝賞金450万円以上】G1に準ずるレーサーたちが出場できるレース
- 【G3:優勝賞金105万円以上】企業杯やオールレディース競走など
- 【一般戦:優勝賞金74万円以上】B2級クラスのレーサーでも出場できるレース
PG1(プレミアムG1)は、2番目にグレードが高いレース。他のSG競走やPG1競走との違いは、年齢制限があることです!優勝賞金もG1と比べて高く、1,000万円以上となっています。ヤングダービーが最高峰の若手レースと言われる理由が分かりますね!
PG1ヤングダービーの出場資格
つぎに、PG1ヤングダービーの出場資格について、詳しく見ていきましょう!
- 前年優勝者
- G3イースタンヤングもしくはウエスタンヤング優勝者
- 当年9月1日時点で満30歳未満の勝率上位者
出場資格を見ると、若手の強い選手たちが集まる戦いだということがよく分かりますね。
以下に該当する選手は選出除外
- フライング休みが当該競走の前検日を含む開催期間と重複する場合
- 選考期間内の出走回数140回未満の選手 ※優先出場選手は免除
- 選考期間内の事故率0.40以上の選手
- スタート事故による選出除外となるPG1・G1・G2の罰則期間が当該競走の前検日を含む開催期間と重複する場合
- イースタン・ウエスタンヤングの優勝戦でスタート事故を起こした場合
- 負傷・病気・出産等により出場を辞退した選手
- 褒賞懲戒規程による出場停止処分を受けた選手
PG1ヤングダービーの歴代優勝者
つぎに、PG1ヤングダービーの歴代優勝者・決まり手・開催場をまとめてみます!
- 【2020年】磯部誠(いそべ・まこと)選手・2号艇 差し(びわこ)
- 【2019年】永井彪也(ながい・ひょうや)選手・1号艇 逃げ(三国)
- 【2018年】関浩哉(せき・ひろや)選手・1号艇 逃げ(浜名湖)
- 【2017年】中田竜太(なかだ・りゅうた)選手・1号艇 逃げ(蒲郡)
- 【2016年】松田大志郎(まつだ・たいしろう)選手・1号艇 逃げ(常滑)
- 【2015年】松田祐季(まつだ・ゆうき)選手・1号艇 逃げ(尼崎)
- 【2014年】桐生順平(きりゅう・じゅんぺい)選手・4号艇 恵まれ(戸田)
ヤングダービーは2014年にできたばかりなので、歴代優勝者は現在7名。 30歳以上になると出場できなくなるため、同じ選手が複数回優勝することが難しい大会となっています。
PG1ヤングダービーでの過去にあったエピソード
つぎに、過去のPG1ヤングダービーであったエピソードをご紹介します!
第1回大会では優勝戦フライングで5億9663万100円が返還に!

2014年に行われた第1回大会の優勝戦では、【1号艇】峰竜太(みね・りゅうた)選手、【2号艇】渡邊雄一郎(わたなべ・ゆういちろう)選手、【5号艇】土屋智則(つちや・とものり)選手の3名がフライング! これにより、総発売額の97.2%となる5億9663万100円が返還になりました。
返還金額を見ても分かる通り、優勝戦には人気レーサーが名を連ねたこともあり、売上金額はかなり高額になっていたそうですよ…。ちなみに、このレースの出走者は以下の6名。
- 【1号艇】峰竜太選手(当時29歳)
- 【2号艇】渡邊雄一郎選手(当時28歳)
- 【3号艇】長尾章平選手(当時29歳)
- 【4号艇】桐生順平選手(当時27歳)
- 【5号艇】土屋智則選手(当時29歳)
- 【6号艇】黒井達矢選手(当時26歳)
初のヤングダービー優勝者は、恵まれて1着となった【4号艇】桐生 順平選手でした。3連複・拡連複は不成立となり、波乱の優勝戦となりました。
若手選手ならではのパワフルさと迫力が感じられるPG1ヤングダービー。未来のスター候補選手たちの走りに、ぜひ注目してみてくださいね!