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時間によって有利不利が変わる?ボートレース宮島(宮島競艇場)

ボートレース宮島(宮島競艇場)

宮島ボートレース場は年間を通して不安定な風が吹く上に潮位差が最大で3mもあり、「スタート難所」として知られています。

水面や風の影響がつきまとうため、選手データを頼った予想があまり通用しません。

そのため、年間のコース別3連対率はどのコースも平均的でありながら、払戻金20倍以上の中穴が多くでる会場です。

狙い目さえ熟知すれば「ローリスク・ミドルリターン」の賭け方が実現します。

この記事では宮島で儲けるための舟券戦略を徹底解説します!

目次

ボートレース宮島とは

広島県廿日市市にある競艇場です。日本三景のひとつに数えられている「安岐の宮島(厳島)」の対岸に位置しています。
マスコットキャラクターは、サルをモチーフにした「モン太くん」です。
レース実況は主に土谷由美氏、有冨義浩氏が務めます(2019年現在)。
天気のいい日には大鳥居をはじめ、安岐の宮島ならではの趣ある美しい風景を望むことができます。
宮島行きのフェリー乗り場のすぐ隣に位置するため、観光ついでに気軽に遊びに行きやすい競艇場といえます。

そんなボートレース宮島は1954年11月1日、宮島ボートレース企業団主催のもと開場しました。
近年に大幅な改装が行なわれたため、施設の外観や内装は新しくなっています。
また、2015年2月22日には、外向発売所「PALBOAT宮島」をオープン。全国の競艇場で開催されるレースも、気軽に楽しめるようになりました。

水面特徴

ボートレースまるがめ、ボートレース児島などと同じように、ボートレース宮島は瀬戸内海を利用しています。
そのため、競走水面は海水であり、潮の満ち引きの影響を受けやすいという特徴があります。

この競艇場において、満潮時と干潮時の水位の差は最大で約3mです。
満潮時は普段よりも大幅に水位が上昇し、競走水面を囲う堤防にまで水が及びます。
これによって水面に大きなうねりが発生しやすくなるほか、堤防が防風壁としての役割を担うことができず、風の影響も及びやすくなります。
その結果、ボートの操縦が難しくなったり、全速力のスピード勝負に持ち込めなかったりすることで、センターの試合運びが苦しくなる傾向にあります。
一方、インコースは普段よりも「イン逃げ」が決まりやすくなり、展開を有利に運ぶことが可能です。

このような水面特徴から、1号艇の1着率は高いものの、他の競艇場に比べるとその勝率は安定しないという点に注意する必要があります。
その理由は、風の影響です。
ボートレース宮島に吹く風の特徴として、午前中は強い向かい風が吹き、午後からは追い風に変わる点が挙げられます。特に満潮時は上で説明したように風の影響を受けやすく、時間帯によって競走水面の状態やコースごとの有利・不利が著しく変化します。
このような環境の変化に慣れていない選手では、いくらインコースで出場しても思ったように走れず、好成績を残すことができません。
逆に、ボートレース宮島の特徴や性質を理解している地元選手や、何回もボートレース宮島で走っているベテラン選手であれば、センターまたはアウトコースであっても大いに挽回できる可能性があります。

主要レース

ボートレース宮島では毎年1回、周年記念競走(GⅠ)として「宮島チャンピオンカップ」が開催されています。
また、毎年2月頃に開催される「ファン謝恩岩田杯競走」も、ボートレース宮島を代表する主要レースのひとつです。
一般戦ではありますが、SG競走の常連選手が多く出場するため、この競艇場で行われるレースの中でもトップクラスの盛り上がりを見せます。
そのほか、新鋭リーグ戦「厳島昇龍決戦」や女子リーグ戦「ジャパンネット銀行プリンセスカップ」、一般戦として開催される「日韓スポーツ栄光楯広島ダービー」「サンケイスポーツ若葉賞競走」「スポーツニッポン杯」なども有名です。ちなみに、企業杯(GⅢ)については、特定の協賛企業が固定されていません。

SGの有無

ボートレース宮島において、初のSG競走開催は1961年の「第7回モーターボート記念競走」です。
それ以降、「第8回グランドチャンピオン決定戦競走(1998年)」や「第5回オーシャンカップ競走(2000年)」など、さまざまなSG競走が開催されています。
とはいえ、全国的に見れば開催数はそこまで多くありません。

施設概要

ボートレース宮島は、1~4Fの全4フロアで構成されています。
しかし、2Fは閉鎖されていて、椅子が並んでいるラウンジスペースしか使用できない状態です。
そのため、基本的には1Fと3~4Fでボートレースを楽しむことになります。
全フロアで無料のWi-Fiを利用できるので、スマホやパソコンをお持ちの方も安心です。

1Fは、無料の海上デッキが設けられたメインフロアです。
入場ゲートの手前に指定席発売所があるので、必要な方は先に指定席券を購入しておきましょう(入場後も、再入場券を発行してもらうことで買いに行けます)。
フロア内には、うどんメニューを中心に提供する「福ちゃん」や「第10売店」、メニューの種類や数が充実している「カフェ・ヴェッセル」といった飲食店が併設されています。
また、子どもと一緒に入場できる「キッズルーム」や、イベントの開催場所となっている「イベントホール」などもあります。

3Fは、鮮やかな赤色を基調としたフロアです。
無料で利用できる自由席と、キャッシュレス会員専用の「もみじ席」が観覧席として用意されています。
また、このフロアにも「カフェ・ヴェッセル」、定食メニューが豊富な「第1食堂」といった飲食店が設けられています。

4Fは、誰でも自由に利用できる無料の一般席と、有料の指定席が用意されているフロアです。
1マーク側が一般席、2マーク側が指定席なので間違えないようにしましょう。
また、指定席には「ブロンズシート」「ゴールドシート」「プレミアシート」の3種類がある点に留意する必要があります。
ブロンズシートはシングルシート、ペアシート、ハッピールーム(8人部屋)の3種類に分かれていますが、ゴールドシートとプレミアシートはそれぞれ1種類のみとなっています。
いずれもタッチパネルモニターが完備されており、フリードリンクのサービスも付いています。
ゴールドシートとプレミアシートでは、在席投票することも可能です。

アクセス方法

電車をご利用の場合

  • JR山陽本線「宮島口駅」下車 徒歩約3分
  • 広電宮島線「宮島口駅」下車すぐ

名豊道路を利用される場合

  • 「蒲郡西IC」から柏原街道(県道323号線)を南に約10分

車を利用される場合

  • 山陽自動車道「廿日市IC」から約5分
  • 山陽自動車道「大野IC」から約10分
  • 時間帯によっては国道2号がひどく渋滞するため、ボートレース宮島では電車またはバスの利用を推奨しています。

ボートレース宮島(宮島競艇場)の予想のコツ

  • 水質:海水
  • 住所:広島県廿日市市宮島口一丁目15-60
  • 支部:広島支部
  • モーター交換時期:9月

ボートレース宮島(宮島競艇場)は「スタート難所」

宮島の潮位差は最大で3mもあり、この水位の変化の激しさから「スタート難所」として知られています。

大時計や標識の見え方が変わることから、スタート勘を掴むのが難しいようです。

加えて、2マーク側からは海水が出入れし、流れが発生します。

満潮に向かうときは「追い潮」になり、干潮に向かうときは「向かい潮」になります。

追い潮が流れている時は基本的に「イン有利」になり、逆に向かい潮が流れている時は「イン不利」になります。

特に大潮の日は、追い潮と向かい潮の影響が大きくなるので注意が必要です。

ボートレース宮島(宮島競艇場)の企画レースは3種類

2020年10月現在、宮島ボートレース場で行われるG3級以下のレースでは原則的に以下の企画レースが行われています。

  • 1R:ファーストバトル(1号艇にA級選手・他艇にB級選手を番組)
  • 5Ror6R:ランチタイム(1号艇、もしくは2~4枠のいずれかにA級選手を番組)
  • 9R:ティータイム(進入固定戦+1号艇もしくは2~4号艇にA級選手を番組)

ボートレース宮島(宮島競艇場)のレースデータ

ボートレース宮島(宮島競艇場)のレイアウトについて

宮島は1マークを大きく振っているのでセンターから攻めやすく、また、捲りも決まりやすくなっています。

それでも、宮島は1コース1着率が全国平均を超えます。

これは宮島が「スタート難所」のため、ダッシュ勢が勝負に出にくいからと言われています。

宮島は「斜めピット」のため、2~6コースは比較的進入が変わりやすい性質があります。

各選手の前付け傾向や展示航走でのピット離れをしっかりチェックしましょう。

ボートレース宮島(宮島競艇場)の三連単配当分布

  • 0~999円:20.4 %
  • 1,000~1,999円:22.9 %
  • 2,000~2,999円:12.9 %
  • 3,000~4,999円:12.7 %
  • 5,000~9,999円:13.9 %
  • 10,000~99,999円:16.6 %
  • 100,000円~:0.7%

0~1,999円が43.3%と大きな割合をさいているものの、中穴の2,000~9,999円帯が39.5%の占有率を保持しています。

固いレースでローリスク・ローリターンに賭けるのも良いですが、中穴の占有率の高い宮島では中穴だけに狙いを絞った「ローリスク・ミドルリターン」の買い方がおいしいと言えます。

風向きでの成績変動について

  • 向かい風(5m以上):1コースの1着率が40%まで下がり、2~5コースの勝率が上昇
  • 追い風(3m程度):1コースの1着率が46%まで下がり、2~4コースの勝率が上昇

追い風は3m以上吹くと、1コースの勝率はV字型の上昇傾向にあります。

瀬戸内海に面した競艇場ということもあり、宮島では1年を通して常に風が吹いています。

1日のうちに風向きや風速も変わりやすいので、舟券を買うのは締切直前の方が無難といえます。

この「不安定な風」もスタート難所の特性を助長する一因となっています。

また、干潮時は防波堤が壁となって風を遮るため、比較的航走しやすくになるそうです。

季節別の成績変動

宮島は季節による勝率の変動がほとんどありません

(あっても5%前後の微々たる変動です)

モーターの交換時期が10月になるため、秋は予想がすこし難しくなります。

ボートレース宮島(宮島競艇場)を得意とする選手

宮島を得意とする選手には、峰竜太選手、大山千広選手、篠崎元志選手、魚谷智之選手、徳増秀樹選手、松本晶恵選手、守田俊介選手がいます。

いずれの選手も、2017年5月~2020年4月の児島での勝率が8割を超えています。

地元の広島支部の選手で近年活躍が目覚ましいのが、辻栄蔵選手、山口剛選手、大上卓人選手です。

スタート難所の宮島では、普段から練習を行っている地元選手は有利だといえます。

ボートレース宮島(宮島競艇場)の確実に儲かる舟券の買い方

1-23-234で的中する確率は約25%

2019年10月1日~2020年9月30日の集計データによると、宮島の1コース1着率が58.6%、2・3コースの2着率が合わせて49.3%、2~4コースの3着率が62.3%です。

このデータを元にすると、1-23-234の買い目が的中する確率は33.9%になります。

同期間の出目データを確認すると、1-23-234の占有率は25.3%でした。

この買い目で12R賭けると、1日に3回は的中できる計算になります。

しかし、平均払戻金は1,267円程度なので、この賭け方では儲かることはできません。

ボートレース宮島(宮島競艇場)で50%的中する買い目とは

宮島で丁か半かの50%勝負をかけられる買い目を探してみたところ、1-234-全の12点買いが当てはまりました。

占有率にして46%、平均配当額は2,219円です。

1-2-34の2点が高確率でトリガミになります。

オッズと相談して買い目を絞ったり、購入額を増減して調節しましょう。

二連単23-1は抑えに最適

宮島の1コース2着率は約15%、そのうち23-1の組み合わせの占有率10%にも上ります。

この2点の平均払戻金は1424円です。

たった2点で的中確率が10%上昇するうえに、平均配当額もまずまずなので、2・3号艇に主力選手が番組されているレースでは保険として役立ちます。

1号艇外しなら2-1-全/3-1-全

1号艇が1着になるかが心許ないなと思った時にオススメなのが23-1-全です。

理由は抑え2連単の時とまったく同じなので割愛します。

2-1-全の4点の占有率は6.1%、平均払戻金は5,098円です。

3-1-全の4点の占有率は4.3%、平均払戻金は7,262円です。

中穴狙うなら4・5・6号艇に注目!

宮島の4コース2着率は15%あります。

そのうち1-4-全の4点の占有率は10%、平均払戻金は3,018円です。

4号艇に主力選手が番組されているレースで有効です。

この(1-4-全の)組み合わせに1-23-4の2点を買い足すと、占有率は20%に増えますが、その代わりに平均払戻金1848円まで下がります。

また、5号艇に主力選手が番組されている場合は、1-234-5/1-5の4点買いがオススメです。

占有率は15.4%、平均払戻金は2,231円になります。

同じく、6号艇に主力選手が番組されている場合は、1-234-6/1-6の4点買いがオススメです。

占有率は10.9%、平均払戻金は2,983円になります。

満潮時はダッシュ勢が活躍しにくくなります。

枠なり進入の場合は4~6号艇は不利になるため、そちらも念頭に入れた上で投票しましょう。

まとめ:宮島で勝負するならローリスク・ミドルリターンの買い方を!

宮島は1マークを大きく振っているにも関わらず、1コース1着率は平均的です。

その理由は激しい潮位差や不安定な風によるスタートの難しさが起因しています。

潮の満引きによって2マーク側から「追い潮」と「向かい潮」といった独特の流れが生じます。

特に影響力が強まる大潮のときは、風向きと一緒にこの流れも考慮する必要があります。

水面や天候の影響を大きく受ける会場なので、選手の実力順だけでの予想はあまり通用しません。

予想をするときは直前情報や潮汐表をしっかりチェックしておきましょう。

また、機力以外のファクターが着順に関わりやすい性質上、宮島は中穴が出やすい会場です。

高配当が狙えるめぼしいレースに的を絞って少ない点数で賭けていくと、ローリスク・ミドルリターンの勝負が実現できます。

1号艇が頭からハズレそうなら「2-1-全」か「3-1-全」の4点買い。

4号艇が主力選手なら「1-4-全/1-全-4」の4~8点買い。

5号艇が主力選手なら「1-234-5/1-5」の4点買い。

6号艇が主力選手なら「1-234-6/1-6」の4点買い。

留意すべきなのは、4~6号艇を基軸に賭けるのは満潮に近い時間帯を避けたほうが無難だということです。

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