競艇のSGオーシャンカップとは?全階級の選手が出場可能!

オーシャンカップ(OC)は、G1競走で活躍した選手が出場する全階級の選手が出場可能な競艇(ボートレース)のSG競走です!
タイトルのとおり「海の日」を記念して開催される真夏の大会となります。
この記事では、オーシャンカップの出場条件や賞金などの概要から、過去の優勝者などについて紹介します。
SGオーシャンカップとは?

オーシャンカップとは、1996年「海の日」制定を記念して創設されたSG競走で、正式名称を「海の日記念 オーシャンカップ競走」と言います。
毎年7月下旬~8月上旬にかけて開催される、真夏のレース!優勝賞金は3,300万円と、競艇(ボートレース)の賞金の中で3番目に高い金額となっています。
夏の開催ならではの特徴
日が長い夏の開催ということもあり、他のSGレースと比べてナイター開催が多いという特徴があります。 また、気温と湿度が高くエンジン出力が最も落ち込む時期であるため、選手たちにはモーター調整力も求められます。
SGオーシャンカップの開催日程
SGオーシャンカップは、6日間開催の大会です。 初日~4日目に予選が行われ、上位18名が5日目の準優勝戦に出場します。
準優勝戦は3レースに分かれて行われ、3レース×上位2名の計6名が最終日の優勝戦に進むことになります。
SGオーシャンカップの出場資格について
オーシャンカップは、競艇(ボートレース)の最高グレードSG競走であり、トップレーサーのみが出場するレースです。
SG競走にはA1級の選手ではなければ出場できないレースが多い中、オーシャンカップは条件を満たしていれば全階級の選手が出場可能!とはいえ、結果的にはA1級の選手が大多数を占めています。
それでは、オーシャンカップの出場資格を見ていきましょう!
- 前年度の優勝者
- 前年度のボートレースグランプリ出場者(6名)
- 直近のSGグランドチャンピオン優勝者
- 前年度の5月1日~4月30日のG1・G2優勝戦得点上位
以下に該当する選手は選出除外
- 選考期間内のPG1、G1、G2優勝戦進出0回の選手 ※優先出場選手を除く
- 選考期間内の出走回数160走未満の選手 ※優先出場選手を除く
- 前年のオーシャンカップから開催年のグランドチャンピオンのSG優勝戦で選手責任事由によるスタート事故を起こした選手
- 前年のグランプリ(シリーズ戦)から開催年のグランドチャンピオンのSG準優勝戦で選手責任事由によるスタート事故を起こした選手
- 前年のグランプリ(トライアル・順位決定戦)で選手責任事由によるスタート事故を起こした選手
- 選考期間からオーシャンカップ前検日までに褒賞懲戒規程による出場停止処分を受けた選手(一部を除く)
- 負傷、病気等により出場辞退を申し出た選手
大きなレースで結果を残している選手は優先的に出場でき、それ以外の選手は1年間(前年の5月1日〜当年の4月31日)のPG1・G1・G2レースの優勝戦での着順点によって出場が決まります。
オーシャンカップにおける着順点について、見てみましょう!
着順点の配分について
- 【1着】10点
- 【2着】9点
- 【3着】6点
- 【4着】5点
- 【5着】4点
- 【6着】3点
- 【スタート事故】-10点
- 【妨害失格】-7点
- 【選手責任失格】-5点
- 【選手責任外失格】-0点
加点されるだけではなく、スタート事故など減点対象もあるので、注意が必要ですね!
SGオーシャンカップの歴代優勝者
つぎに、オーシャンカップの過去10年の優勝者・決まり手・開催場についてまとめてみます!
- 【2020年】峰竜太(みね・りゅうた)選手・4号艇 差し(鳴門)
- 【2019年】瓜生正義(うりゅう・まさよし)選手・1号艇 逃げ(常滑)
- 【2018年】毒島誠(ぶすじま・まこと)選手・2号艇 まくり(若松)
- 【2017年】峰竜太(みね・りゅうた)選手・1号艇 逃げ(丸亀)
- 【2016年】石野貴之(いしの・たかゆき)選手・3号艇 差し(鳴門)
- 【2015年】石野貴之(いしの・たかゆき)選手・1号艇 逃げ(三国)
- 【2014年】吉田拡郎(よしだ・かくろう)選手・1号艇 逃げ(丸亀)
- 【2013年】松井繁(まつい・しげる)選手・1号艇 抜き(若松)
- 【2012年】井口佳典(いぐち・よしのり)選手・1号艇 逃げ(尼崎)
- 【2011年】佐々木康幸(ささき・やすゆき)選手・3号艇 まくり差し(蒲郡)
峰竜太選手と石野貴之は、過去10年間で2度の優勝を果たしていますね!優勝者一覧を見ると、まさにトップレーサーたちが優勝していることが分かりますね。
2020年のSGオーシャンカップは無観客でも売り上げ爆上がり!?
2020年にボートレース鳴門(鳴門競艇場)で開催されたオーシャンカップは、コロナウイルスの影響で無観客で開催されたため、売り上げは落ちて当然だと考えられていました。しかし!結果は目標を大きく上回り、鳴門の節間売り上げ新記録となりました!
以下は、過去3年間のオーシャンカップの売上目標額・売上額・達成率です。
- 【2020年】目標額:100億円 売上:152億2968万6500円 達成率:146.50%
- 【2019年】目標額:105億円 売上:118億8586万4700円 達成率:113.20%
- 【2018年】目標額:110億円 売上:108億1538万4700円 達成率:98.32%
2020年は目標額を50億円以上上回る売り上げに!他の年と比べても、達成率は最も高い146.50%となっています。会場に行けなくなったことにより、インターネット投票を使って競艇を楽しむ方が増えたのかもしれませんね。
煌めく水面のもと繰り広げられるレースは、まさに夏にピッタリ!毎年、オーシャンカップの開催と共に、夏の訪れを感じられる競艇ファンも多いのではないでしょうか。条件を満たせば全階級の選手が出場可能なSG競走でもあるので、A1級以外の選手も出場をかけてモチベーションが高まるはずです!真夏の熱い戦いを、ぜひ見てみてくださいね!