競艇ダービー発祥の地!ボートレース若松(若松競艇場)

「パイナップルナイター」の愛称で親しまれているボートレース若松では通年ナイターでレースが開催されています。
国内初となるSG競走「第1回全日本選手権競走」が開催されたことから、「ダービー発祥の地」としても有名です。
本記事ではボートレース若松でのレースの予想に役立つポイントをお届けします。ぜひ参考にしてみてください。
目次
ボートレース若松とは
福岡県北九州市若松区にある競艇場です。
1953年、国内初となるSG競走「第1回全日本選手権競走」を開催したことで知られており、このことから“競艇ダービー発祥の地”とも呼ばれています。
2004年からはナイターレース「パイナップルナイター」を開始。
2008年3月からは、蒲郡競艇場に次いで通年ナイター開催に変更されました。
また、2014年度は全国競艇場で最多となる売上800億円を記録するなど、輝かしい業績をあげています。
そんなボートレース若松は1952年11月11日、当時の若松市が主催となって開場したのが始まりです。その後、若松市は八幡市や門司市などと合併して新たに北九州市が生まれます。
現在は、北九州市が主催を務めています。
水面特徴

ボートレース若松は1マークの振りが小さいため、インが最短距離の直線を走ってターンできます。
また、1マークから正面岸までの距離が短く、各ボートの間隔が狭くなりやすいことから、インが逃げやすい点もポイントです。
このように、インが有利なレイアウトであり、現に1号艇の1着率は50%を超えます。
しかし、競走水面が海水であることから、風や潮の影響を受けやすい点に注意が必要です。
干潮から満潮に向かう際は2マークから1マークに向かって水が流れるため、追い潮としてインに有利に働きます。
一方、満潮から干潮に向かう際は水流が逆になるため、インが思ったようにスピードに乗ることができない傾向にあります。
海水を利用している競艇場の中では、潮による影響は少ないほうだとされていますが、大潮や中潮であればこの点も考慮すべきでしょう。
それよりも注視すべきなのは風です。風速や風向に注意する必要があるのはもちろんのこと、潮流の向き、水位の高さなどとの組み合わせによって水面の状態は大きく変化する点にも注意が必要です。
選手としてもスタートのタイミングがつかみづらくなり、バラつきが生じる可能性もあります。
また、風速が5mを超える日は特に要注意です。
インの信頼度が著しく低下する一方、6号艇による「差し」「まくり差し」が決まりやすくなる傾向にあります。
主要レース
SGの有無
1953年の「第1回全日本選手権競走」の開催を皮切りに、「モーターボート記念競走」「オーシャンカップ競走」など、さまざまなSG競走が行われています。
施設概要

ボートレース若松はイベントホールを境に、東スタンドと西スタンドに分かれています。
東スタンドは1~2Fの2フロア、西スタンドは1~4Fの4フロアでそれぞれ構成されています。
また、本会場とは別に、乳幼児から小学校低学年までを対象とする遊び場「わかわくらんど」や、子ども向けのイベントを開催する「東スタンド大屋根下」などがあるのもポイントです。
小さいお子様と一緒に楽しめる競艇場といえるでしょう。

競艇場の入口部分にあたるイベントホールは、4Fまで吹き抜けている開放感あるエリアです。中央部にイベントステージが設置されており、選手紹介や優勝者の表彰式などが行われます。
また、300インチの大型モニターも備え付けられていることから、オッズ情報を確認したりレースを観戦したりといったことも可能です。

そのほか、地元出身で数々の伝説を残した“艇王”こと植木通彦氏にまつわる品々を展示している「フェニックスホール」や、ボートレースグッズを多数販売している「かっぱくんひろば」など、競艇ファンに嬉しいスポットが多く見られます。

東スタンドには1Fにも2Fにも一般席が設けられており、誰でも自由にレースを観戦することができます。
1Fにはレディースコーナーが用意されており、2Fには星空をイメージしたロマンチックな空間が用意されているといったように、各フロアに特徴があります。
また、2Fには子ども向けの広場「パイン広場」があり、ステージショーやゲームイベントなど、小さいお子様に嬉しいイベントが定期的に開催されます。
一方の西スタンドは、1Fと2Fに無料の一般席、3Fと4Fに有料の指定席が用意されたエリアです。
一般席は、1Fに約200席、2Fに約1,300席用意されています。


ちなみに、ロイヤル席は各席に専用モニターが用意されているほか、フリードリンクのサービス付きです。
- 写真はいずれも「ボートレース若松」公式ホームページから引用しました。
アクセス方法
電車をご利用の場合
- 鹿児島本線「小倉駅」下車 無料バスまたはタクシー約20~40分
- 築豊本線「奥洞海駅」下車 徒歩約4分
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レース開催日は門司駅、黒崎駅、戸畑駅、中間駅からも無料のシャトルバスが運行します。
運行スケジュールについては、ボートレース若松の公式ホームページをご覧ください。
車を利用される場合
- 「若戸大橋」を渡り、国道199号線を約10分
変化に富んだレースが楽しめる!?ボートレース若松(若松競艇場)の特徴
- 満潮時はイン、干潮時はまくりが決まりやすい
- 競走水面のレイアウト的にはインコースが有利
- 風の影響を受けやすい
それでは1つずつ詳しく見ていきましょう。
満潮時はイン、干潮時はまくりが決まりやすい!
ボートレース若松の水質は海水です。
満潮時と干潮時の潮位差は最大1.5mとそこまで大きくないため、うねりの発生は少ないですが、海水のため潮の影響を受けます。
干潮から満潮に向かう際は2マークから1マークへの追い潮になります。
さらに満潮時には潮だまりになることも多いので、インコースに有利な展開が多いです。
対して満潮から干潮に向かうと流れが逆になるため、向かい風と同じようにインの加速がつかず、アウトコースからの捲りが決まりやすくなり、高配当が狙えます!
インコースに有利な競争水面のレイアウト!

ボートレース若松のレイアウトはインコースに有利でしょう。
1マークの振り幅が9mと小さく、インコースの選手が直線を維持したままターンしやすくなります。
また、1マークから正面岸までの距離が短いことによって艇の間隔が縮まるため、イン逃げのチャンスが広がります!
風の影響に要注意!
ボートレース若松は通年ナイターレースを開催してるということもあって、風の影響を受けやすいです。
特に風速5m以上のときはインコースが負けるケースは多いですが、アウトコースからの捲りや差しが決まることが多いため、高配当に期待できます!
しかし、風が強くなるとスタートのタイミングが掴みづらくなります。
また、太陽が沈む時間帯になると大時計の裏に陽が隠れて逆光になるため、若松に慣れているスタート勘を持った選手でないと、スタートが難しくなります。
ボートレース若松(若松競艇場)2大激強選手の紹介!
企画レース、5R「進入固定レース」を狙ってみよう!
ボートレース若松では5Rに「進入固定レース」という1、2、4号艇にA級選手を配置した企画レースが組まれています。
1コース1着率は75%。
3連単出目は「1-2-4」「1-4-2」「1-2-3」が出やすいです。
特に「1-2-3」を買い続けていれば回収率がプラスになるというデータも…!
企画レースにも注目してみる価値がありそうですね!
ボートレース若松(若松競艇場)を季節ごとに攻略!
続いて季節ごとのボートレース若松を特徴を絡めて攻略していきます!
春は実績のあるモーターが活躍!
春は春一番が吹いて水面が荒れることが多いです。
追い風の日が多く、逃げと差しが決まりやすくなります。
また、ボートレース若松では12月に新モーターに切り替わります。
3ヶ月以上モーターを使用していることで、モーター性能の差が数字にはっきり出てくる時期でもあります。
前節で優出しているモーターに注目してみましょう。
夏はダッシュ勢に注目!
夏は日中の高い気温が下がらないままナイター時間まで残ってしまうため、モーターパワーがなくなり、インコースの選手がスタートで苦戦し、ダッシュ勢が活躍することが多いです。
また、北九州の夏の暑さは選手の体力も消耗させるため、序盤で好成績を残していた選手でも、終盤戦になると成績が落ちてくることも多いため、気配を感じ取ることが必要になります。
秋はモーター調整力のある選手が活躍!
ボートレース若松は秋が一年を通して一番安定してレースができる季節です。
しかし、日中とナイターの気温差が大きくなることでモーター調整が難しくなるため、調整力のある選手が活躍します。
まさに前項でピックアップした瓜生正義選手と湯川浩司選手の出番ですね!
冬は満潮時に高配当が期待できる!?
冬は季節風が吹き、ホーム側では向い風が強くなります。
干潮時はダッシュ勢の出番が増えてきますが、潮時の2マーク付近は白波が立って荒れてくるため、逆転劇も多くなります。
安定してターンできる艇がレース本番でも活躍することになるので周回展示で調子の良いモーターをチェックしましょう!
まとめ:ボートレース若松(若松競艇場)では水面状況に合わせた舟券戦略を!
ボートレース若松は特徴が少なく、水面状況によってレース展開が変わってくるので予想が難しいかもしれません。
なので潮見表と選手のモーター実績をチェックすることが、より大切になってきます。
ボートレース若松はナイターで人気が高く、SGの開催も多い方なので、舟券売上がトップクラスのボートレース場です。
今後も多くのビッグレースが開催されると思うので、しっかりポイントをおさえて予想して的中させていきましょう!