日本一の「静水面」!ボートレース多摩川(多摩川競艇場)

「日本一の静水面」、「1号艇の勝率が低い」などで有名なボートレース多摩川の攻略方法を紹介します!
ボートレース多摩川の特徴、主要レースや企画レースはもちろんのこと、使用可能なチルト角度から四季別の攻略方法まで!
ボートレース多摩川のモーターは2連対率上位=勝率上位じゃない!?1号艇の勝利が低いものの3連単の出目上位は1号艇の1着が独占!
当地巧者はSG常連のベテランボートレーサー「濱野谷憲吾」選手と、2023年SG「グランプリ」出走のあの選手と同期の「長田頼宗」選手!
実戦攻略編では総括をしつつ、PG1「クイーンズクライマックス」の予想を実践!
目次
ボートレース多摩川の基本情報!主要なレース、売上を解説!

ボートレース多摩川は府中市にあるものの、運営しているのは小平市、日野市、東村山市、国分寺市の四市競艇事業組合という、ちょっと変わったボートレース場です。
多摩川の砂利採掘場跡地を利用して作られたボートレース場で、ボートレース江戸川とは違い河川を利用したボートレース場ではないのが特徴ですね。
主要なレース
- ウェイキーカップ
- 多摩川カップ
- 新春特別かどまつ賞
主要レースはマスコットキャラクターの名前を冠したG1「ウェイキーカップ」、年末に「多摩川カップ」と年始に「新春特別かどまつ賞」が毎年開催されています。
とはいえ、年末にPG1「クイーンズクライマックス」が開催された2023年は「多摩川カップ」の開催はなしとなったように、SGやPG1によって開催されない年もあります。
企画レース
- まつりだone(1R):原則A級選手2名とB級選手4名
企画レースは1R目に行われる「まつりだone」のみとなっていて、こちらはインコースに有力選手が乗るような企画レースではないので予想にはあまり関係ないレースとなっています。
他ボートレース場に比べて女子戦の開催が多いことでも有名で、開催時間はデイレースがメインとなっているボートレース場です。
2022年度売上は約773億6200万円で、全国に24あるボートレース場の中でも売上は控えめと言っていい金額でした。
ボートレース多摩川水面攻略!特性や水質、使用できるチルト角度の解説!
ボートレース多摩川四季別攻略方法!四季によるコース別入着率に差は大きくない!
ボートレース多摩川攻略!モーターや配当の過去データから攻略法を伝授!
モーター番号 | 2連対率 | 勝率 | 1着数 | 優勝回数 |
---|---|---|---|---|
74 | 50.38 | 6.64 | 46 | 2 |
21 | 47.20 | 6.23 | 29 | 0 |
24 | 45.31 | 6.20 | 32 | 1 |
44 | 44.20 | 5.90 | 27 | 1 |
29 | 44.00 | 5.97 | 26 | 1 |
48 | 42.86 | 6.14 | 33 | 1 |
18 | 39.57 | 5.33 | 22 | 2 |
55 | 39.53 | 5.47 | 25 | 0 |
25 | 39.34 | 5.29 | 23 | 0 |
39 | 39.02 | 5.34 | 26 | 0 |
上記はボートレース多摩川のモーター情報を2連対率順に並べたものですが、必ずしも勝率や1着数、優勝回数とリンクしているわけではないことに注目です。
出走表では2連対率や3連対率の情報は閲覧可能ですが、予想を行う場合にはきちんとボートレース場の公式ホームページから詳細な情報を閲覧した方が良いということですね。
またチルト角度が割と自由に選択できるボートレース多摩川ですので、「仲道大輔」選手や「堀之内紀代子」選手のようにチルト3度使いが使用したモーターは注意が必要です。
順位 | 出目 | 占有率 | 平均配当 |
---|---|---|---|
1位 | 1-2-3 | 6.8% | 1,554円 |
2位 | 1-2-4 | 5.2% | 1,605円 |
3位 | 1-3-2 | 4.8% | 1,806円 |
4位 | 1-3-4 | 4.0% | 2,451円 |
5位 | 1-2-5 | 3.8% | 2,299円 |
6位 | 1-2-6 | 3.6% | 3,063円 |
7位 | 1-4-2 | 3.2% | 2,578円 |
8位 | 1-3-5 | 3.0% | 3,006円 |
9位 | 1-4-5 | 2.8% | 2,918円 |
10位 | 2-1-3 | 2.2% | 5,680円 |
1号艇の勝率が低いと言われがちなボートレース多摩川ですが、3連単の出目ではトップ10のうち、9個が1号艇を軸にした3連単となっています。
面白いのは2着に5、6号艇が入るよりも先に2号艇が1着に入っている点で、つまりは5号艇と6号艇は3着に入れることはあっても2着以上に入れるのは考え物だということですね。
当然、出走選手の力量によって変化する部分ではあるので過信はダメですが、確率として覚えておいてもいいのではないでしょうか。
ボートレース多摩川選手攻略!勝率の高い選手は皆さんご存じ「濱野谷憲吾(はまのや・けんご)」選手!
ボートレース多摩川選手攻略!SG常連「馬場貴也(ばば・よしや)」選手と同期の「長田頼宗(おさだ・よりむね)」選手!

- 登録番号:4266
- 生年月日:1985年6月24日
- 身長:168cm
- 体重:54kg
- 血液型:A型
- 支部:東京
- 出身地:神奈川県
- 登録期:93期
- 級別:A1級
ボートレース多摩川でこれからが有望な選手と言えば、馬場貴也選手と同期で2015年のグランプリシリーズで優勝している長田頼宗選手です!
馬場選手と同期であまり目立たない長田選手ですが、93期の中では3番目の成績の持ち主でSGにも度々出走している陰の実力者です。
SGやG1よりも一般戦の出走数が多い関係上、実は長田選手はこの年でボートレース多摩川の出走数は濱野谷選手よりも上となっています。
勝利数は流石に濱野谷選手の方が上ですが、このまま経験を積み続ければボートレース多摩川No1の座に着く日もそう遠くはないでしょう。
ボートレース多摩川実戦攻略!これまでの総括をしつつ実際にレースに参加!

これまでを総括すると、ボートレース多摩川は淡水だが乗りやすく、静水面で波乱や紛れが少なく、1号艇の1着率は低いものの3連単で見るとやはり1号艇が強い、となります。
また水面が穏やかなので、フライングや出遅れ、接触による転覆はともかく、うねりによる転覆や落水は考慮に入れなくてもよいともいえるでしょう。
つまり選手やモーターの実力は重視するものの、コースへの慣れや経験はあまり重要ではなく、ベテランでも若手でも実力がある選手が勝ちやすいと言えます。
この辺りを踏まえて、2023年12月26日開催のPG1「第12回クイーンズクライマックス/G3QCシリーズ」の1Rを実際に予想してみましょう。

- 1号艇:清水沙樹(B1級・東京)
- 2号艇:孫崎百世(B1級・滋賀)
- 3号艇:西岡成美(A2級・徳島)
- 4号艇:加藤綾(B1級・三重)
- 5号艇:薮内瑞希(A2級・岡山)
- 6号艇:櫻本あゆみ(A2級・群馬)

モーター2連率では5>4>36>21、当地勝率では6>4>1>23>5となりますが、選手自体の実力ではA2級の3人が、ボートレース多摩川が主戦場という意味では清水選手が一歩リードでしょうか。
モーター自体は全機「逃げ」での勝率が高いものの、3号艇西岡選手の70号機、6号艇櫻本選手の38号機は「まくり」での勝率も良いので2連対率以上に信頼性があるかもしれません。
PG1のレースということでピットレポートも確認しましたが、2号艇孫崎選手と4号艇加藤選手が足が安定しないとのコメントで、やはり1、3、5、6号艇が主軸になりそうですね。
- 1-3-5
- 1-3-6
- 1-5-3
- 1-6-3
- 3-5-6
- 3-6-5
まとめ:ボートレース多摩川は「日本一の静水面」だけに選手やモーターの力量が大事!実践攻略では5,900円の払戻金ゲット!
- ボートレース多摩川は内陸のプール型で淡水にしては乗りやすいと選手の間で好評
- 四季による違いは少なく、1号艇の勝率が悪いと言われるが3連単の出目では1号艇が優秀
- 当地巧者はSG常連の「濱野谷憲吾」選手と馬場貴也選手と同期の「長田頼宗」選手
- 実戦攻略編ではPG1「クイーンズクライマックス」で5,900円の払戻金を的中
今回はボートレース多摩川の攻略に焦点を当てるということで、攻略方法や特徴、当地巧者をメインに紹介してきました。
「日本一の静水面」と呼ばれるだけあり、ボートレース多摩川では荒れた展開が少ないので、選手やモーターの力量が大事になるという結論でしたね。
当地巧者は濱野谷憲吾選手と長田頼宗選手で、両者ともにSG出走経験の豊富な選手ですが、ボートレース多摩川での一般戦での勝率も高めとなっています。
1号艇の勝率が若干低いボートレース多摩川ですが、1号艇を軸にした3連単の出目率は高めとなっているので、あまりこだわらずに能力の高い選手に賭けてみるのも良いでしょう。