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日本一の「静水面」!ボートレース多摩川(多摩川競艇場)

ボートレース多摩川(多摩川競艇場)

東京都府中市にある競艇(ボートレース)場、「ボートレース多摩川(多摩川競艇場)」

「日本一の静水面」と呼ばれるほど静かで安定した水面だからこそ、選手たちの実力やモーターの機力がレースに与える影響は大きくなります。

この記事では、そんな「ボートレース多摩川」の特徴や、予想する際のポイントをご紹介します!

目次

ボートレース多摩川とは

東京都府中市の南東部、多摩川沿いにある競艇場です。
カワセミをモチーフとした「ウェイキー」「リップル」がマスコットキャラクターを務めるほか、2013年には新たにイメージキャラクターとして「静波まつり」が誕生しました。
地元の有力選手として、村田修次選手や中野次郎選手などが挙げられます。

1954年6月9日、青梅市主催のもと、「府中競艇場」として開場したのが始まりです。
その翌年に「多摩川競艇場」に改称したものの、2010年1月に再改称。現在の「ボートレース多摩川」という名前がつきました。
また同年、施設所有者についても、西部建設株式会社から多摩川開発株式会社に変更しています。
主催については、1967年から東京都四市競艇事業組合も加わっています。

水面特徴

ボートレース多摩川の水質は淡水。海水に比べて、硬くて浮力がないのが特徴です。
そのため、体重の軽い選手が有利になりやすく、モーターのパワー差がそのまま結果に直結するケースも多々見られます。

また、最大の特徴として、水面が荒れにくいことが挙げられます。
ボートレース多摩川のコースは井戸水を利用して人工的に作られたものなので、潮の満ち引きや近くを通る船の引き波などの影響を受けることがありません。
加えて、競艇場の周囲に防風林が植えられていることから、コース内に強風が吹き込む心配も無用です。
実際に、ボートレース江戸川やボートレース平和島など、同じ都内の競艇場が悪天候により開催中止を決めた中、ボートレース多摩川だけが通常どおりレースを開催した、という事例もあります。
このような水面特徴があることから、競艇ファンの間では“日本一の静水面”といわれています。

そのほか、関東の競艇場の中で水面が最も広いのもポイントです。
波や風を心配する必要がなく、コースをいっぱいに使って思い切った勝負ができるため、選手たちの間でも“走りやすい競艇場”として高く評価されています。

ただし、これは裏を返せば、どの選手もベストコンディションで走行できることを意味します。
他の競艇場に比べて「地元選手だから有利」と一概には言えないため、予想の際はその点に留意する必要があります。

主要レース

ボートレース多摩川で開催される主要レースとしては、周年記念競走である「ウェイキーカップ」や、企業杯競走である「サントリーカップ」などが挙げられます。
また、年末年始に開催される「多摩川カップ」「新春特別かどまつ賞」、GWに開催される「多摩川さつき杯」なども大いに盛り上がる名レースです。

そのほか、古くから女子戦を積極的に開始している点も見逃せません。
特に、女性レーサー限定のボートレースとして最高峰の「女子王座決定戦競走」については、全競艇場の中でもトップクラスの開催回数を誇ります。
一般戦においても、男女の各優勝者を決める「ダブル優勝tvkカップ」や、男女同数で優勝戦を行う「優木まおみ杯」など、女性レーサーが活躍するボートレースが多く開催されます。

SGの有無

ボートレース多摩川では、これまでにSG競走も行われています。
初めての開催は1963年の「第9回全国地区対抗競走」であり、それ以降も「全日本選手権競走」「グランドチャンピオン決定戦競走」「総理大臣杯競走」などが開催されています。

施設概要

ボートレース多摩川は4フロアから構成されており、そのうち1、2、4Fが利用可能です。

1Fには観戦スペースとして、アプローチスペースとスタンド席が用意されています。
アプローチスペースは第1ターンの目の前に設けられたスペースで、水しぶきがかかるほどの至近距離で白熱したレースを観戦できます。
一方のスタンド席は、全席自由の無料スペースです。
屋外スペースではあるものの、屋根が完備されているので日差し対策はバッチリ。夏場でも直射日光を避けつつ、観戦できます。
また、会場内には大型モニターが設置されているので、そちらでオッズやレースの様子を確認することも可能です。

2Fは、無料の一般席が用意されたフロアです。
1Fのスタンド席と違って屋内に席が設置されているので、冷房完備の中で快適にレースを観戦できます。
4Fも観戦スペースが用意されているフロアですが、無料の一般席と有料の特別観覧席に分かれている点に注意が必要です。

会場内には飲食店も併設されていますが、4Fにある「緑水亭」は特別観覧席を取っている方しか利用できません。そのため、売店もありますが、基本的に飲食は1Fで行うことになります。

1Fにある飲食店は、和食料理中心の「彩り亭」と、多摩川名物“牛炊”を食べられるレストラン「ウェイキー」の2店舗です。どちらも絶品メニューを堪能できることは間違いありませんが、飲食店の数が少ないだけに混み合う可能性があります。

そのほか、必勝祈願にピッタリな「稲荷大明神」が正面入口前にあるのも見逃せません。選手がお参りすることもあるほどのパワースポットなので、大事なレース前に足を運んでみてはいかがでしょうか。

アクセス方法

電車をご利用の場合

  • 西武多摩川線「競艇場前駅」下車 徒歩3分
  • 京王線「多磨霊園駅」下車 無料送迎バス10分
  • 武蔵野線/南武線「府中本町駅」下車 無料送迎バス15分
  • 多磨霊園駅発、府中本町駅発の無料送迎バスの運行スケジュールについては、ボートレース多摩川の公式ホームページをご覧ください。

車をご利用の場合

  • 中央自動車道「府中SIC」から270m
  • 稲荷大橋「稲城IC」から1.5km
  • 稲荷大橋「府中市街出入口(IC)」から1.5km

「ボートレース多摩川(多摩川競艇場)」の予想のコツ

「ボートレース多摩川(多摩川競艇場)」は周りがスタンドと樹木で囲まれており風の影響を受けにくいため、水面が非常に穏やかだという特徴があります。

水面は人工的につくられたプールで、水質は淡水です。

淡水は海水に比べて浮力がないため、体重の軽い選手が有利になります。

「多摩川の淡水は握ったときに走りやすい」と選手からは評判ですよ!

また、淡水は水質が硬くモーターの回転が上がりにくいため、モーターの差が出やすく機力がレースに影響を与えます。

なので、予想前には前検タイムの確認を行うことをおすすめします!

関東の競艇場の中で水面が最も広い!

「ボートレース多摩川」は、関東の競艇場の中で「最も広い水面」として知られています。

水面図を見ると、第1ターンマークのバックストレッチ側が108m、旋回幅が87mと、広い設計になっていることが分かりますね。

そのため、「ボートレース多摩川」でのレースは迫力のあるスピード戦が繰り広げられる展開が多いです。

また、ピットから第2ターンマークまでの距離は89mと短いため、枠なり進入が多い傾向があります。

ここまでの「ボートレース多摩川」の特徴をまとめてみます。

  • 水質が淡水のため体重差・モーター差が出やすい
  • 「日本一の静水面」でスピード戦が繰り広げられる
  • 周囲を囲うスタンドや樹木により風の影響はほぼなし
  • 枠なり進入が多い

水面特徴を把握したところで、次にレースを予想する際のポイントを見ていきましょう!

インが強いとは限らない⁉どのコースからでも1位を狙える競艇場

通常、競艇では1コースが第1ターンマークへ最短で進入できるため最も有利となりますが、「ボートレース多摩川」は他の競艇場に比べて1コース勝率が低いというデータが出ています。

理由は、特徴である「日本一の静水面」であることと「広い水面レイアウト」という点にあります。

これによりパワーとスピードを追求した思い切ったレースができるため、センターやアウトコースからも積極的な仕掛けが見られ「差し」「まくり差し」が決まりやすくなっています。

近年はインコースが「イン逃げ」を決めることも増え、1号艇の1着率は以前より上がりつつありますよ。

コース別1着率をチェック!

「ボートレース多摩川」のコース別1着率のデータを見てみましょう。(集計期間:2019年12月1日~2020年11月30日)

  • 1コース:52.1%(勝率7.67)
  • 2コース:16.6%(勝率5.66)
  • 3コース:12.1%(勝率5.23)
  • 4コース:11.7%(勝率5.00)
  • 5コース:5.4%(勝率4.15)
  • 6コース:2.1%(勝率3.33)

1コースの1着率は52%と全国平均を少し下回る数値となっていますね。

一方で、2コースよりも外側の艇の1着率は全国平均より高めである点に注目です!

2~4コースの勝率は、5.00以上という高い数値をマークしており、どの艇が1着になってもおかしくないことが分かりますね。

安定した水面であるために、選手やモーターの実力がそのまま結果につながる競艇場と言えます。

季節ごとのコース別1着率

「ボートレース多摩川」は季節によって決まり手が変わる傾向があります。

季節ごとのコース別1着率を見てみましょう。

【春季】(2020年3月1日~2020年5月31日)

  • 1コース:50.9%
  • 2コース:14.2%
  • 3コース:14.0%
  • 4コース:14.5%
  • 5コース:4.6%
  • 6コース:2.4%

【夏季】(2020年6月1日~2020年8月31日)

  • 1コース:53.1%
  • 2コース:16.1%
  • 3コース:11.7%
  • 4コース:12.0%
  • 5コース:5.5%
  • 6コース:1.9%

【秋季】(2020年9月1日~2020年11月30日)

  • 1コース:48.3%
  • 2コース:19.6%
  • 3コース:13.4%
  • 4コース:10.8%
  • 5コース:6.8%
  • 6コース:1.9%

【冬季】(2019年12月1日~2020年2月29日)

  • 1コース:56.8%
  • 2コース:17.0%
  • 3コース:9.8%
  • 4コース:9.8%
  • 5コース:5.1%
  • 6コース:2.2%

このように、季節によってかなり差が出ることが分かっていただけたと思います。

これは毎年8月に交換されるモーターに関係があると考えられます。

ぜひ、季節ごとの勝率や、モーターに関するデータを確認しながら予想をしてみてくださいね!

「ボートレース多摩川(多摩川競艇場)」で強い選手を紹介!

競艇場はそれぞれ特徴が異なるため、走り慣れている地元選手が有利となる場合が多いですが、「ボートレース多摩川」はクセがなく安定した水面であるため、地方の選手でも実力がそのまま反映される競艇場です。

「ボートレース多摩川」での勝率が高い選手をご紹介します!

  • 【1位】瓜生正義選手(福岡支部):勝率8.10
  • 【2位】松井繁選手(大阪支部):勝率8.08
  • 【3位】白井英治選手(山口支部):勝率7.73
  • 【4位】濱野谷憲吾選手(東京支部):勝率7.72
  • 【5位】今垣光太郎選手(福井支部):勝率7.71

ベテラン勢が上位となっているように、実力が結果に直結する競艇場だということが分かりますね。

また、パワーとスピードを追求することができる「ボートレース多摩川」では、パワーのある若手選手が活躍することも多いですよ!

しかし、勢いだけでターンをして失敗してしまう若手選手も多いので注意です。

まとめ:「ボートレース多摩川(多摩川競艇場)」ではモーター力とスタート力が大切!

静かな水面で走りやすいと言われている「ボートレース多摩川」は、1コースが「イン逃げ」を決めるだけではなく、2~4コースからの「差し」「まくり差し」などの決まり手も出やすく、どのコースからでも1着を狙える競艇場だということが分かりましたね!

つまり、選手の実力もでですが、モーターの性能やスタート力が結果に直結しやすい競艇場だということになります。

「ボートレース多摩川」での予想は、これらのデータをよく確認してから取り組むことをおすすめします!

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