実力差がはっきり出る?ボートレース蒲郡(蒲郡競艇場)

ボートレース蒲郡とは
愛知県蒲郡市にある競艇場。通称「ボートレース蒲郡」です。
1955年8月13日、蒲郡市の主催によって開場しました。全国で23番目に開場した、比較的新しい競艇場です。

マスコットキャラクターは、半魚人をモチーフとした「トトまる」です。
実況は高橋貴隆さんが担当しており(2019年現在)、こぶしを利かせた独特の実況解説が人気を集めています。
また、会場内や周辺の施設において、ボートレース以外のイベントが開催されるのも見どころです。
「ITUトライアスロンワールドカップ蒲郡大会」や各種のフリーマーケット、また「農林水産祭」などが毎年行われています。
水面特徴

蒲郡競艇場は、1年を通して水面が荒れにくいボートレース場です。
会場が三河湾の内側にあることから、もともと潮の満ち引きや風の影響を受けにくいという特徴がありました。それに加えて、2014年に新スタンドが、さらに2015年に立体駐車場が開設されたことで、よりいっそう風の影響が少なくなったといわれています。
また、水質は海水ですが、塩分濃度が低いのも重要なポイントです。
クセが少なく、選手の実力差や機体のパワー差が結果に直結しやすいボートレース場といえます。
そんな蒲郡競艇場は、1マークのバック側が156.7mと全国一の広さを誇ることでも有名です。
1マークのバック側が狭い場合、旋回時に対岸や他の機体に衝突する危険性があります。そのため、通常はインコースを走る選手が、ある程度スピードを制御します。
それに比べて、1マークのバック側に余裕がある蒲郡競艇場はクラッシュする危険性が低く、インコースも思い切った走行が可能です。
その結果、手に汗握るスピードレースが展開されやすくなります。
主要レース
SGの有無
蒲郡競艇場では、1971年に開催された「第6回総理大臣杯競走」を皮切りに、これまで数々のSG競走が開催されてきました。
具体的には、「モーターボート記念競走」「笹川賞競走」「グランドチャンピオン決定戦競走」などが挙げられます。
施設概要
蒲郡競艇場は全4フロアで、各階にボートレースをより楽しめる施設、設備が用意されています。

また、フロアのほぼ中央に設けられている案内所とボートステーションも、ボートレースを楽しむために欠かせない施設です。
案内所では舟券の買い方やボートレースの楽しみ方を教えてもらえるほか、レースの撮影許可を取ることもできます。

一方のボートステーションでは、ペアボートやイベントの申し込みが可能です。
このほかにも、イベントやセレモニーの会場となるセンターコートや、手軽に食事ができるフードコート、小さいお子様と遊ぶのにピッタリなキッズコートなどが設けられています。

2Fはレンタルルームのあるフロアです。
6人用のレンタルルーム、2人用のペアレンタルが用意されており、仲間内で盛り上がりながらレースを楽しめます。ただし、いずれも部屋数が決まっており、有料である点に注意が必要です。

3Fは、さまざまな種類の観戦スペースが用意されているフロアです。
誰でも無料で利用できる一般席はもちろん、モニター完備の個室で観戦できるロイヤルボックス、窓際で大迫力のレースを楽しめるスプラッシュルームなどがあります。
のんびり快適にレースを楽しめるのは間違いありませんが、レンタルルームと同じく席数には限りがあります。
利用される場合は、早めに指定席券を購入することをオススメします。

4Fは、レンタルスペースとして貸出可能な特別ラウンジのあるフロアです。
時間を決めて貸し切ることができるので、大人数でのパーティーやイベント、会議など、さまざまなシチュエーションで利用できます。
ただし、利用可能日時が決まっているので、当日に無用のトラブルを招かないようにあらかじめ確認しておきましょう。
- 写真はいずれも「ボートレース蒲郡」公式ホームページから引用しました。
アクセス方法
電車をご利用の場合
- JR東海道本線「三河塩津駅」下車 徒歩5分
- JR東海道本線「蒲郡駅」下車 無料送迎バス約10分
- 無料送迎バスの運行スケジュールについては、蒲郡競艇場の公式ホームページをご覧ください。
名豊道路を利用される場合
- 「蒲郡西IC」から柏原街道(県道323号線)を南に約10分
東名高速道路を利用される場合
- 「岡崎IC」から県道248号線を南に約30分
- 「豊川IC」から蒲郡方面に約30分
- 「音羽蒲郡IC」からオレンジロードを経由して約15分