「競艇発祥の地」ボートレース大村(大村競艇場)

大村ボートレース場は最西端・最南端の競艇場です。
最初に公式の競艇競走が行われたことから「ボートレース発祥の地」とされています。
「イン日本一」を掲げており、積極的に主力選手を1号艇に割り当てる番組を行っています。
2018年9月より「発祥地ナイター」と呼ばれるナイターレースが開催されるようになり、ますますインコースの勝率が上がった会場です。
この記事ではそんな大村ボートレース場の舟券戦略法を徹底的に解説しています!
目次
ボートレース大村とは
長崎県大村市にある競艇場です。
一般に「ボートレース大村」という名称で親しまれていますが、正式名称は「大村市モーターボート競走場」といいます。1952年4月6日、国内初の競艇場としてオープンしたことから、“競艇発祥の地”とも呼ばれています。
ちなみに、SG競走のひとつである「モーターボート記念競走」は、ボートレース大村のオープンに伴う競艇発祥を記念して開催されたレースです。
水面特徴

ボートレース大村の最大の特徴は、全国の競艇場の中で最も“インが強い競艇場”であることです。
インコースの1着率は60%を超えており、3連率は驚異の75%超えを記録しています。
特に企画レースでは、1号艇に本命選手を配置する傾向にあるため、1着率はグンと上がります。
潮の満ち引きに関係なく、インコースが「逃げ」で勝利する展開が年々増えています。
また、2マーク出口にうねりが生じやすいことも、この競艇場ならではの特徴です。
ボートレース大村の競走水面は大村湾を利用していますが、仕切りがあり、なおかつ2マーク側には防波堤が設けられています。しかし、防波堤の下部が一部開いているため、大村湾からの水流によって目視しにくい独特のうねりが生じます。
このような水面特徴により、強引にスピード勝負に持ち込もうとする若手選手や場馴れしていない選手は、ターンの際に流されてしまうことも少なくありません。
逆に、技量のある選手やボートレース大村を熟知している選手であれば、コースに関係なく上位を狙うことができます。
主要レース
SGの有無
ボートレース大村では、「第1回モーターボート記念競走」が1955年に開催されて以降、「グランドチャンピオン決定戦競走」や「チャレンジカップ競走」といったSG競走が行われています。
とはいえ、SG競走の開催回数は、他の競艇場と比べると少なめです。
また、2004年に行われた「第18回JAL女子王座決定戦競走」をはじめ、プレミアムGⅠ競走の開催実績もあります。
施設概要
ボートレース大村は1F、M2F(中2階)、2Fの3フロアで構成された競艇場です。
競艇観戦を楽しめる設備はもちろんのこと、“競艇発祥の地”ならではの見どころが豊富にあります。

1Fは、屋内でゆったり観戦できる一般席が用意されたメインフロアです。一般席からの見晴らしがよく、競走水面全体を見渡すことができます。
また、イベント開催時に使用される「イベントホール」、お昼どきやくつろぎたいときにピッタリなフードコートなど、他の競艇場でもおなじみの施設が完備されています。
そのほか、この競艇場ならではの施設として、「発祥の地記念館」が挙げられます。
館内にはボートレースの歴史年表や展示物が飾られているほか、自身で細かい設定を決めてボートレースを疑似体験できるコーナーが設けられているのも見どころです。
M2Fは、フードコートと佐世保バーガー専門店「スタミナ本舗Kaya」が設けられているフロアです。
1Fのフードコートで購入したメニューを持ち込むことができます。

2Fは、4種類の観戦スペースが用意されているフロアです。
1マーク側に有料の特別観覧席があり、2マーク側に無料の一般席があります。一般席の中には、女性同士や恋人同士で気楽に観戦できる「レディースカップルシート」が用意されています。
また、その間に「ビューイングデッキ」が設けられており、ここだけが屋外スペースとして用意されています。
涼しい季節や外の空気を吸いたくなったとき、または爆音がじかに耳に届く迫力たっぷりのレース観戦をしたくなったときなどにオススメです。
ちなみに、ボートレース大村には有料指定席として「ロイヤルスタンド」もありますが、外向発売所「ブルードラゴン」の移設工事に伴い、2019年7月現在は閉鎖されています。
- 写真はいずれも「ボートレース大村」公式ホームページから引用しました。
アクセス方法
電車をご利用の場合
- JR大村線「大村駅」下車 無料タクシー約10分
車を利用される場合
- 長崎自動車道「大村IC」から約15分
また長崎、諫早、佐世保方面からはそれぞれ無料送迎バスが運行しています。
運行情報については、ボートレース大村の公式ホームページをご覧ください。
そのほか、「オリカ会員限定サービス」を実施しているのも嬉しいポイントです。
本場開催日に限り、当日の交通費をキャッシュバックしてもらうことができます。
オリカカードや当日に記入する申込書をはじめ、必要書類を提示することで、長崎空港着の航空機を利用した方に最大4,000円、JRを利用した方に最大2,000円がキャッシュバックされます。
申し込みに関する詳細については、ボートレース大村の公式ホームページをご覧ください。
大村競艇場は1枠(1号艇)が基本
多くの海水の競艇場では干満差で生じるうねりや、海風の影響で荒れ水面となることが多いですが、大村競艇場だけは例外です。
ボートレース大村の公式サイトでも記載されている通り、全国で最も1枠の勝率が高く、実に60%以上となっています。
極端な話をすれば確率上、1号艇を軸に予想をするだけで1日7レースは的中する計算になります。
しかしよりリスクを少なく収支をプラスするにはどうすればいいのか、一つの方法をご紹介します。
10番人気以内の5点を3連単で買い続ける!
もしもこの日全レース1点1000円×5点で購入した場合、5000円×12レース=60,000円とかなりの投資額に思えます。
しかし、予想を10番人気以内の5点にすれば、「10番人気以内が来るレース」での的中確率は1/2。
よってこの日なら、12レース中9レースは1/2の確率で3連単を的中することができる計算になります。
そしてこの日、1枠が1着かつ10番人気以内が来たレースの平均配当は13.1倍。1000円なら13,111円です。投資額の5,000円をゆうに上回る配当になります。
該当9レースのうち5レース当たれば総投資額も上回り、プラス収支です。
大村競艇場はプラス収支を狙いやすい
大村競艇場は、中穴や大穴を狙う事が難しい競艇場ではありますが、荒れないレースを選び、1枠を軸に10番人気以内の買い目から5点で張り続けるだけで、トータル収支でプラスを狙う事が出来る、とても貴重(?)な競艇場ということになります。
これは大村競艇場だけに限ったことですので、他の競艇場にはあてはまりませんのでご注意を。
大村ボートレース場の概要
- 水質:海水
- 住所:長崎県 大村市玖島1丁目15−1
- 支部:長崎支部
- モーター交換時期:2月
「天然の生簀」とも呼ばれている大村湾に面している
防波堤で囲まれていますが、2マークのバック側が大村湾と繋がっており、そこから満潮時などにうねりが流れ込みます。
しかし、うねりの影響は僅かなもので、インの有利性が崩れるほどではありません。
また、大村は海水水面ではあるものの干潮差は1m程度しかありません。
これは海面と接している部分が少なく、閉鎖的な水面だからです。
そのため、予想をする上で干潮差は考慮する必要はほとんどありません。
レースに影響を与えやすいのは、「不安定に吹く風」
大村は時間帯によって風向きが変わりやすい場所にあります。
これは会場の北西に浮かぶ臼島が原因であるとされています。
この不安定な風が要因となって、ダッシュ勢は思い切ったスタートが切りにくいそうです。
風もインスタートの高勝率に一役買っているわけですね。
G3以下の大会では企画レースが儲けられている
2020年10月現在の企画内容は、『7Rでの進入固定』レースです。
毎日第7Rは強制的に枠なり進入となります。
しかし、G2以上のグレードのレースではこの企画レースは行われていません。
水面のレイアウトについて
コース幅とターンマークについて
大村のコース幅は広く、艇同士の幅を十分に取りやすいようになっています。
また、ターンマークの振り幅は狭く、1マークと2マークを結ぶ対角線がセンターポールを挟んで直線を描いています。
1コースが航走しやすく、逃げが決まりやすいレイアウトです。
特殊なピット位置
大村はピットがスタンドの側にある「横ピット」と呼ばれる特殊なレイアウトの会場です。
横ピットだと小回り防止ブイまでの距離が短くなります。
そのため、待機行動のコース取りで勝負をかけにくくなり、枠なり進入が多くなります。
大村の他に、江戸川とびわこが横ピットになっています。
大村はアウトコースからのスタートが難しい
ピットの屋根などの障害物や標識板の不均一な高さがたたって、アウトコースのスタートが難しく、ダッシュ勢がスタートで勝負をかけにくいようになっています。
これもまた、イン有利を助長する要因の1つです。
大村のボートレース場の特徴
1コースの1着率が日本一
ボートレースはインコースが非常に有利な競技であるものの、1コースの平均的な1着率は55%程度です。
それに対し、2019年10月1日~2020年9月30日の間で計測された大村の1コース1着率は66.1%と非常に高い数値を叩き出しています。
大村の三連単配当分布
- 0~999円:27.8 %
- 1,000~1,999円:24.7 %
- 2,000~2,999円:11.5 %
- 3,000~4,999円:10.9 %
- 5,000~9,999円:10.1 %
- 10,000~99,999円:14.1 %
- 100,000円~:1.0 %
大村は予想が簡単な分、他会場と比べて配当が1,000円を下回るレースが多いという特徴があります。
1,000円以上の額が配当される割合も、他会場よりも低めです。
いわゆる「ローリスク、ローリターン」な勝負が行われます。
このことから、大村は競艇初心者向けだと言われています。
風向きでの成績変動について
- 向かい風:1・3コースの勝率上昇
- 追い風(3m以上):1コースの勝率やや減少、1コース以外(特に2コース)の勝率上昇
- 左横風(4m以上):3コースの捲りが増える
- 右横風:1・4コースの勝率上昇
スタートを困難にさせるという大村の不安定な風ですが、風による勝率の変動は最大でも5%程度と微々たるものです。
大村の天候はあまり気にする必要がなさそうです。
季節別の成績変動
大村は季節で成績が大きく変動することはありません。
春に1号艇の1着率が少し上がるくらいで、他に特筆することもありません。
ただ、秋になると台風が通過することもあり、水面が荒れることがあります。
日没後の成績変動
日没して暗くなると、1コースの勝率はさらに上がります。
視界が悪くなると大時計や標識が見づらくなり、スタートで勝負がかけにくくなるためです(このため平均STも全体的に遅くなります)。
選手たちは限定された同じ目標物を頼りにすることになり、スタート隊形がインが有利の横一列になり易くなります。
また、スタートに自信が持てないときは、他艇に合わせたスタートを取る選手もいるそうです。
これもナイターレースでスタートが横一列になりやすい要因の1つです。
大村レース場を得意とする選手
大村を得意とする選手には、江口晃生選手、白井英治選手、峰竜太選手、前本泰和選手、毒島誠選手、遠藤エミ選手、下出卓矢選手、池田浩二選手らがいます。
いずれの選手も、2017年5月~2020年4月の大村での勝率が8割を超えています。
また、長崎支部の地元選手で昨今活躍が目覚ましいのが、原田幸哉選手、下條雄太郎選手、桑原悠選手です。
地元の選手は練習に大村会場を使っているため、スタートが難しい大村では非常に有利な選手といえます。
なかでも原田選手は大村レース場の通算勝率が8.10を超えています。
大村ボートレース場の確実に儲かる舟券の買い方
1-23-234の的中確率が約30%
2019年のコース別成績によると、1コースの1着率が67.4%、2・3コースの2着率がそれぞれ25%、3・4コースの3着率がそれぞれ25%、2コースの3着率が15%です。
このデータを参考にすると、枠なり進入で考えた場合に『1-23-234』の4点の組み合わせは、20%の確率で的中するという計算になります。
実際に大村の2019年の出目データを見てみると、1-23-234の買い目が的中したレースの割合は28%にも上っていました。
つまり、大村で12Rすべてを1-23-234を買っておけば、1日で3~4点の的中舟券を掴める計算になります。
しかし、この4点の平均配当は1,100円程度のため、この賭け方では収支がプラスになることはありません。
1~4号艇に主力選手が固まっているような、ガチガチなレースでは有効な買い方といえそうです。
その場合は、該当舟券のオッズがどこまで下がっているかを確認してから購入を検討したほうが良いでしょう。
回収率重視なら1-23-56が狙い目
1着が1号艇、2着が2・3号艇だとしても、3着に5号艇か6号艇がつくと、平均払戻金は1400円~2700円にも跳ね上がります。
5号艇と6号艇にダッシュスタートが得意な主力選手が番組されているときや、スタート展示で5号艇・6号艇が勝負をしかけていた場合などは、1-23-56が買いです、
4号艇に注目しよう
1-4-全の4点の組み合わせの的中率は約10%で、平均配当金は2400円です。
なかでも、1-4-23の2点の組み合わせが7%を占めています。
4号艇は枠なり進入なら、ダッシュ勢で一番有利なカドを取りやすい艇になります。
4号艇にダッシュスタートが得意な選手が番組されていないか注目しておきましょう。
1-234-全の12点買いで的中確率は50%
大村には賭けるか賭けないかの二者択一の勝負に持ち込める買い方があります。
それは、1-234-全の12点買いです。
この組み合わせの的中率は50%で、平均配当金額は1800円になります。
有効的な買い方にみえますが、注意しなくてはいけないのは、12点買いの場合1-23-234の4点は高確率でトリガミになるということです。
この買い方は1-23-56と1-4-全の8点の舟券をどれだけ的中できるかが鍵となります。
1-23-56と1-4-全を狙い目にして、保険として一緒に1-23-234を賭けておくという心構えで勝負するのが吉でしょう。
オッズを見て点数を絞ったり、購入金額の調整をすることが重要となる買い方です。
抑えに2連単の1-56と2-1は買い
1-56と2-1が的中率は合計で約20%にも上ります。
にも関わらず、平均払戻金は1350円と高めです。
2号艇・5号艇・6号艇に主力選手が配置されている場合、買っておいて損はないでしょう。
もちろん、3着の艇が絞れる場合は3連単の方が配当金が約4倍となるので有効です。
まとめ
ボートレース大村(大村競艇場)の今日の無料予想
大村で使える予想サイトは「舟王」
大村競艇場で勝率・回収率の高い競艇予想サイト(無料予想)
大村での舟券の予想のポイントは「大村競艇場の必勝法」でまとめましたが、実際に予想を当てている競艇予想サイトが気になりませんか?
競艇の予想サイトにはいくつものプランがありますが、それぞれのサイトで登録して無料で予想を見ることのできる「無料予想」があるのをご存知でしょうか?
無料で見られる競艇予想なので、参考にされている方も多いんじゃないかと思いますが、フネラボに掲載している予想サイトの無料予想はすべてデータを蓄積しております。
その中で大村競艇場で行われているレースのみを集計してデータ化し、優秀な競艇予想サイトを選定しています。
具体的に結果を残しているので信頼性はかなり高いと言えます。
数ある予想サイトの中で、2023年09月22日現在で最も成績の良い予想サイトは「舟王」です!!
成績トップの舟王

勝敗 | 的中率 | 回収率 | 評価点 |
---|---|---|---|
10勝1敗 | 90.9% | 141.8% | 1,289.3点 |
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