PG1レディースチャンピオンとは?最強女子競艇選手を決める戦い!

「レディースチャンピオン(女子王座決定戦競走)」とは、毎年8月上旬に開催される女子競艇選手(ボートレーサー)限定のPG1競走です。優勝賞金は1,000万円となっており、本当に強い女子レーサーを決めるレベルの高い戦いが繰り広げられます!
この記事では、レディースチャンピオンの概要や、歴代優勝選手、過去のエピソード等をまとめてご紹介します。
PG1「レディースチャンピオン(女子王座決定戦競走)」とは?
「レディースチャンピオン(女子王座決定戦競走)」は、女子レーサーを対象とした、競艇(ボートレース)のPG1(プレミアムG1)競走。簡単な概要は以下の通りです。
- 【優勝賞金】1,000万円
- 【開催時期】毎年8月上旬
- 【初開催】1987年12月8日
PG1「クイーンズクライマックス」と同様に女子レーサー限定のレースとして最高峰に位置づけられており、最強の女子レーサーを決める戦いと言えます!優勝者にはSG「ボートレースクラシック」への優先出場権が与えられます。
「レディースチャンピオン」はPG1(プレミアムG1)のレース!
競艇(ボートレース)では、レースごとに階級が分けられるグレード制が採用されています。「レディースチャンピオン」はPG1(プレミアムG1)のレース。PG1は、SGに次ぐ2番目にグレードが高いレースです。
「レディースチャンピオン」のレーススケジュールは?
「レディースチャンピオン」のレーススケジュールは以下の通りです。
- 【初日~4日目】予選
- 【5日目】準優勝戦(予選の得点率上位者18名によって3レース実施)
- 【最終日】優勝戦(準優勝戦の各レース1着・2着の計6名によって実施)
6日間にわたって、女子レーサーの熱い戦いが繰り広げられます!
PG1「レディースチャンピオン(女子王座決定戦競走)」への出場資格は?
PG1「レディースチャンピオン(女子王座決定戦競走)」への出場資格を見てみましょう。選考期間は開催前年の6月1日から開催年の5月31日までとなります。
- 前年度優勝者
- オールレディース優勝選手
- 女子レーサー勝率上位者
以下に該当する場合は選出除外
- 選考期間内の出走回数100回未満の選手 ※優先出場選手は免除
- 選考期間内の事故率0.40以上の選手
- スタート事故による選出除外となる罰則期間が当該競走の前検日を含む開催期間と重複する場合
- 負傷・病気・出産等により出場を辞退した選手
- 褒賞懲戒規程による出場停止処分を受けた選手
「レディースチャンピオン」の特徴のひとつは級別を問わず出場可能ということ!つまり、本当に強い女子レーサーたちが集まる大会ということが分かりますね。
PG1「レディースチャンピオン(女子王座決定戦競走)」の過去のレースデータ・エピソードを紹介!
続いて「レディースチャンピオン」の歴代優勝者・売上・話題となったエピソードなど、過去の情報を振り返ってみたいと思います!
「レディースチャンピオン」過去の歴代優勝者
「レディースチャンピオン」の過去の歴代優勝選手をまとめてみます。
開催年 | 優勝戦日 | 開催競艇場 | 優勝選手 | 枠番 | コース | 決まり手 |
---|---|---|---|---|---|---|
2023年 | 8月6日 | 津 | 遠藤エミ | 2 | 2 | まくり |
2022年 | 8月7日 | 丸亀 | 香川素子 | 3 | 4 | 恵まれ |
2021年 | 8月10日 | 浜名湖 | 遠藤エミ | 1 | 1 | 逃げ |
2020年 | 8月10日 | 多摩川 | 平山智加 | 2 | 2 | まくり |
2019年 | 8月12日 | 蒲郡 | 大山千広 | 1 | 1 | 逃げ |
2018年 | 8月5日 | 桐生 | 山川美由紀 | 1 | 1 | 逃げ |
2017年 | 8月6日 | 芦屋 | 小野生奈 | 1 | 1 | 逃げ |
2016年 | 8月7日 | 津 | 海野ゆかり | 1 | 1 | 逃げ |
2015年 | 8月9日 | 丸亀 | 滝川真由子 | 3 | 5 | 抜き |
2014年 | 8月11日 | 三国 | 水口由紀 | 1 | 1 | 逃げ |
2013年 | 8月11日 | 鳴門 | 金田幸子 | 4 | 4 | まくり |
2012年 | 8月5日 | 若松 | 山川美由紀 | 4 | 4 | まくり |
2012年 | 3月4日 | 多摩川 | 田口節子 | 1 | 1 | 逃げ |
2011年 | 3月6日 | 三国 | 田口節子 | 3 | 3 | まくり差し |
2010年 | 3月7日 | 下関 | 寺田千恵 | 1 | 1 | 逃げ |
田口節子選手、山川美由紀選手は過去2回も優勝を誇っています。2019年には大山千広選手が優勝したことで話題になりましたね!後ほど、こちらのエピソードを詳しくご紹介します!今年は誰が優勝を手にするでしょうか!?
「レディースチャンピオン」過去の売上は右肩上がり!
続いて「レディースチャンピオン」の過去数年の売上に注目してみましょう!
- 【2023年】101億4426万9800円
- 【2022年】124億3778万3600円
- 【2021年】103億1627万400円
- 【2020年】115億1225万700円
- 【2019年】95億7676万7700円
- 【2018年】77億5247万9500円
- 【2017年】72億2595万7600円
- 【2016年】58億1232万2400円
- 【2015年】71億8840万3100円
- 【2014年】55億2896万6900円
2016年には下がってしまったものの、以降グングン右肩上がりとなっているのが分かりますね!新型コロナの影響で入場規制がかかった2020年には、前年と比較して+20.2%と、なんと20億円以上プラスの売り上げとなっています。
2023年に優勝した遠藤エミ選手はVで女子賞金ランクトップに浮上

2021年に続き2023年「レディースチャンピオン」で優勝した遠藤エミ選手は優勝賞金1200万円を加算し、女子賞金ランクトップに浮上。
2023年8月現在、遠藤エミ選手の獲得賞金額は34,506,000円となりました。
女子賞金ランク2位の長嶋万記選手の獲得賞金額は31,188,000円。
以上2名の選手がトップ争いとなるのか、注目が集まります。
また、遠藤エミ選手は2008年5月6日にボートレースびわこでデビューして以降活躍を続け、生涯獲得賞金額は3億円超え。
遠藤エミ選手の生涯獲得賞金額ランキングはボートレーサー全体で見ると10位以内には入っていませんが、女子レーサーの中ではトップクラスの成績です。
2019年には大山千広(おおやま・ちひろ)選手が最年少Vに!

2019年のレディースチャンピオンでは、当時23歳だった、福岡支部所属大山千広(おおやま・ちひろ)選手が最年少Vとなり話題になりました! 大山選手にとっても、これが初のG1優勝に。レディースチャンピオン初出場にして優勝を掴むという、非常に素晴らしい結果を残しました。
しかし2020年のレディースチャンピオンでは、予選でフライングをしてしまい、残念ながら連覇とはなりませんでした…!しかしながら大会最年少優勝を果たすとは、大山選手の強さが伝わってきますね。今後も非常に楽しみな選手です。
最強の女子レーサーを決める戦い、PG1「レディースチャンピオン(女子王座決定戦競走)」。出場資格も前年度優勝者、オールレディース優勝選手、女子レーサー勝率上位者と、狭き門をくぐり抜けた本当に強い女子レーサーたちが集うことになります。2020年の売り上げは100億円を突破するなど、注目度は上昇中です!ぜひ、皆様も注目してみてくださいね!