「イン」が決まりにくいって本当?ボートレース平和島(平和島競艇場)
平和島ボートレース場は予想の難易度が高い会場です。
全国で2番目に1コースの1着率が低い、「イン受難」水面です。
予想が難しい分、配当が高くなりやすいため、穴党が好む会場です。
この記事では平和島で儲けるための舟券戦略を徹底解説します!
目次
ボートレース平和島とは
東京都大田区の北部にあり、かつては“東のメッカ”として名を馳せたボートレース場です。
都内の競艇場(江戸川、多摩川、平和島)において、最大の売上高を誇ります。
京浜急行電鉄が施設を所有していることから、周囲に同社のアミューズメント施設や飲食店が数多く営業しているのが特徴です。
ボートレース平和島を含め、一帯がアミューズメントスポット「ビッグファン平和島」として賑わっています。
そんなボートレース平和島は、1954年6月5日、東京都主催で「大森競争場」として開催されたのが始まりです。1957年に「平和島競艇場」に改称され、2010年からは現在の「ボートレース平和島」として営業しています。
主催者についても変遷があり、現在は府中市が運営管理を務めています。
水面特徴
ボートレース平和島は、平和島と大森北の間を流れる勝島南運河を利用している競艇場です。
水質は海水で、淡水に比べて浮力があるため、体重の重いレーサーが活躍しやすいという特徴があります。
潮の干満差による影響を受けることもありますが、同じく河川をそのまま利用しているボートレース江戸川に比べると、その影響は少ないといえるでしょう。
(ただし、大潮の時期は、満潮時に1マークが大きくうねる可能性があります)
それよりも、レースに大きく影響するのは周囲の高層ビル群から吹く強い「ビル風」です。
季節や日によって、強い追い風や向かい風が吹くほか、水面が激しく波立つ原因にもなります。
状況次第ではスタートや旋回がうまく決まらない、といったことになるため、たとえベテラン選手であってもこの競艇場で走り慣れていない場合は苦戦する可能性があります。
また、競艇場の近くを大型船が通った場合に波立つこともあり、総合的に見ると走りにくい水面とされています。
そんなボートレース平和島は、“インが決まりにくい競艇場”としても知られています。
コース幅、特に1マークのスタンド側が37mと狭いこと、1マークターン後、バック側での斜行が厳しく規制されていることが理由として挙げられます。
そのため、センターからの「差し」「まくりが」決まって大逆転!というレース展開も珍しくありません。
予想する際は、これらのポイントを押さえる必要があるでしょう。
主要レース
ボートレース平和島で開催される主要レースのひとつに、「総理大臣杯競走」が挙げられます。
正式名称を「鳳凰賞競走」といい、5大SG競走「GRANDE5」の初戦にあたります。
毎年3月に行われることが多く、これまでにさまざまな競艇場で開催されてきました。
その中でもボートレース平和島は開催回数が最も多い、という特徴があります。
また、周年記念競走として、「トーキョー・ベイ・カップ」が開催されます。
1955年に第1回が行われて以来、ほぼ毎年開催されています。
そのほかにも、「キリンカップ(企業杯競走)」「東京ダービー」「京急電鉄社長杯」などが有名です。
SGの有無
ボートレース平和島では、「総理大臣杯競走」のほかにも、これまでにさまざまなSG競走が行われています。その中でも、「総理大臣杯競走」に次いで開催回数が多いのが「全日本選手権競走」です。
「全日本選手権競走」は、数あるボートレースの中でも特に古い歴史を持つ伝統的なレース。
- 前年度の優勝選手
- 前年度のグランプリにおいて優勝戦に進出した選手
- 開催年の後期においてA1級であり、なおかつ出走回数が160回を超えている選手
など、出場できる条件が厳しく定められているのが特徴です。
優秀な成績をおさめている選手に限られるため、その分だけ白熱したレースになることが予想されます。
また、優勝者には賞金3500万円のほか、優勝旗とダービージャケットが贈呈されることでも有名です。
施設概要
ボートレース平和島は4フロアで構成されており、そのうち1、3、4Fを利用することができます。
1Fは、飲食店が多く営業しているのが特徴です。
ダシが染み込んだアツアツの牛もつ煮込みを食べられる「おおこし」や、思わず悩んでしまうほどメニューが豊富なレストラン「ベイサイド」、短時間でサッと食事ができるおなじみの牛丼チェーン「吉野家」などが人気です。また、屋外に観戦スペースが設けられているので、白熱のレースを間近で見ることもできます。
3Fは、屋内の一般席が用意されているフロアです。
気温や天候に左右されることなく、快適に観戦できます。売店も営業しているので、レース途中に小腹が空いたときや喉が渇いたときでも安心です。
4Fには、全席指定の有料観戦スペースが設けられています。
1人でゆったりくつろぎながら観戦できるシングルシートと、友人や恋人と一緒に観戦できるペアシートの2種類から選べます。
また、定食屋さんや売店、マッサージチェアコーナーなども併設されているので、レースの合間に小休止を入れることも可能です。
一方、上記のようなメイン施設とは別に、外向発売所「ボートレース平和島劇場」もあります。
こちらも4フロアで構成されており、1、3、4Fが利用可能です。
1Fには他の観客と一緒に盛り上がれる大型LEDモニター、3Fには快適に観戦できる個席やペア席、そして4Fにはワンランク上のラグジュアリー空間が用意されています。
好きな観戦スタイルにあわせて選ぶことができます。
アクセス方法
電車をご利用の場合
- 京浜急行本線「大森海岸駅」から送迎バスで約10分
- 京浜急行本線「平和島駅」から送迎バスで約10分
- 送迎バスは時間帯によって有料です。詳しくはボートレース平和島の公式ホームページをご確認ください。
車をご利用の場合
平和島口に入り、海岸通り(都道316号線)を大森海岸駅方面に約900m直進(所要時間:約2分)
ボートレース平和島(平和島競艇)で勝つためには
万舟券が出やすく6号艇が日本一強いと言われる、すこし特殊な「平和島競艇場」の必勝法について説明させて貰おうと思う。
水質:海水
平和島競艇場は、平和島と大森の海岸の間の運河を利用
潮の満ち引きによる多少の潮位差はあるのだが、東京湾からの波が直接入ってくることはないので、波は比較的穏やかな水面と言える。
しかし大型船等の船が近くを通ることもあり、その時は1マーク近くで大きな「うねり」が発生する。
また平和島競艇場付近は高層マンション等の高い建物に囲まれているので、強風が吹きやすい春先にはビル風と合わせて荒れた水面になりやすい。
これを見ればわかるように、1日12レースを通して1枠が1着のレースは5レースしか無く、高配当が目立っていることがわかる。
更に、赤(3号艇)青(4号艇)黄色(5号艇)緑(6号艇)と、センターから外枠にかけての艇が連帯に絡んでいる事もよくわかる。
競艇では追い風5m以内はインコースが強く逃げやすくなる傾向にあり、5m以上の追い風になるとインの選手が流れやすくなり差しが決まりやすい傾向になる。
向かい風5m以内の風であればインコースが強く逃げやすくなる傾向にあるが、5m以上になるとまくりが決まりやすくなり高配当が出やすくなる傾向にある。
1マークから2マークに吹く風を「チルト3度の風」と松永アナが表現していたが、平和島競艇場の風はまくりに適した風になっている。
その為センターからの「まくり」や「まくり差し」がよく決まり、珍しい決まり手「抜き」も多く見られるなど、センター勢や外枠の連体率の高さが目立つ要因だ。
その為1枠の1位入賞率は全国24会場でワースト1位。
理由としては1ターンマーク後のバック側で斜行が禁じられていて、第1マーク旋回時でほぼ着順が決定する競艇にしては珍しく、「差し」や「まくり差し」を決められて逆転されることも多い。
1周2マークまで勝負がもつれることも多々あるのが平和島競艇場の特徴とも言える。
その為、統計上平和島競艇場では万舟が日本一でやすく、6号艇が日本一強い競艇場になっている。
つまり、本来は連帯に敬遠しがちな6号艇が平和島では絡む可能性が高く、その分オッズも高くなるのだ。
本来1枠を軸に予想をすることで的中率のあがる競艇だが、平和島ではあえて1枠を外す、またはヒモにすることで、的中率とオッズを同時にあげる事ができる。
その際にセンター勢や6号艇がに強選手がいるレースを選定することができれば尚良い。
実際のレースと照らし合わせて見ると…
この日を例にするとセンターにA1の山田選手、そこから外にかけて好調の堀口選手、そして6枠に節内好調で5レース全てで連帯に絡んでいる坂本選手がいる。
この場合、上にあげた競艇場の特徴から山田選手の「まくり」や「抜き」に期待がかかる。その為、センター勢から外枠の選手が内をすくう可能性が高くなる。
この場合の買い目は、堅くいくなら1枠をヒモにした
3-1-2 3-1-4 3-1-6 3-4-1
大きく狙うなら
3-6-1 3-6-2 3-6-4 6-3-1 6-3-4
このように平和島競艇場ではセンター勢を軸にした大外の絡み、または6号艇を軸に展開できるレースを上手に選定することで、大幅な勝率UPに加え、万舟券などの高オッズを狙うことができる!
是非みなさんも参考にしてほしい。
ボートレース平和島(平和島競艇)のデータ
- 水質:海水
- 住所:東京都大田区平和島1丁目1-1
- 支部:東京支部
- モーター交換時期:6月
ボートレース平和島(平和島競艇場)は「差し水面」
ボートレース平和島はスタンド側のコース幅が狭いため、インがスタートで出遅れるとセンターに差される「差し水面」です。
また、事故防止のために選手たちはバック側での(艇間が狭い状態の)斜行はしないよう指導されています。
これも「イン不利」を助長されている要因です。
ボートレース平和島(平和島競艇場)の企画レースは2種類
2020年12月現在、平和島ボートレース場で行われるG3級以下のレースでは原則的に以下の企画レースが行われています。
- 5R:Afternoon Pleasant Race(A級選手を内側に配置)
※夏季は3Rに移動します。 いわゆる、シード番組のため予想が比較的簡単なレースになります。
的中率重視ならば、狙い目です。
ボートレース平和島(平和島競艇場)の三連単配当分布
- 0~999円:9.6 %
- 1,000~1,999円:21.1 %
- 2,000~2,999円:13.5 %
- 3,000~4,999円:18.3 %
- 5,000~9,999円:17.2 %
- 10,000~99,999円:19.7 %
- 100,000円~:0.6 %
2,000円~9,999円の中穴配当が約50%を占めており、また、10,000円を超える大穴配当も20%を超えています。
予想が困難な分、的中すれば高配当が期待できる『ハイリスク・ハイリターン』のレースが楽しめる会場となっています。
穴党御用達の会場の1つです。
風向きでの成績変動について
- 追い風:2~4コースの1着率が僅かに上昇(3m以内であれば1コース1着率が45~50%)
- 向かい風:1号艇1着率が5~10%減少(4m以上吹くとダッシュ勢の1着率がアップ)
平和島は風速5m以上のレースが約3割と比較的強風が吹きやすい水面です。
風を読むことも予想する上で大切となります。
潮の干満による成績変動について
ボートレース平和島の競走水面は海水のため、潮の満潮があります。
例に漏れず、『満潮時はスローが有利』に、『干潮時はダッシュ勢の捲りが決まり易く』なります。
気象庁のホームページから、東京近海の満潮・干潮時間の予報を見ることができます。
季節別の成績変動
ボートレース平和島は季節による勝率の変動がほとんどありません。
(あっても5%前後の微々たる変動です)
しかし、春と冬になると季節風により、強風の中でのレースが多くなります。
春は追い風、冬は向かい風です。
春は特に強い風が吹き、安定板を装着するレースも出てきます。
また、モーターの交換時期が6月のため、梅雨時期は予想の難易度が少し上がります。
ボートレース平和島(平和島競艇場)を得意とする選手
平和島の勝率の良い選手をご紹介します。
当地勝率の高い選手を基軸にして、的中率を上昇させましょう!
競艇界の新エース、石野貴之選手
2002年にデビューしてから僅か8年後にSG初優勝を果たすなど、選手歴が浅い時期から頭角を現わしていました。
全速旋回を得意としており、競艇界の新エースと名高い選手です。
2017年5月1日~2020年4月30日までの直近3年間の当地勝率は7.89。
2019年の賞金獲得ランキングは1位でした。
平和島の勝率が高い、池永太選手
スタート力と捌きに定評があり、4コースからの捲り差しを得意とする選手です。
ここ3年での平和島の勝率が、全選手の中でも頭一つ抜けて良い選手です。
2017年5月1日~2020年4月30日までの直近3年間の当地勝率は8.59。
2019年の賞金獲得ランキングは52位でした。
地元選手の代表格、濱野谷憲吾選手
東京支部を代表するほどの実力を持つベテラン選手です。
漫画「モンキーターン」の主人公のイメージモデルとされた選手としても有名ですね。
2017年5月1日~2020年4月30日までの直近3年間の当地勝率は6.96。
2019年の賞金獲得ランキングは28位でした。
その他にも、平和島を得意とする選手は沢山います!
ボートレース平和島を得意とする選手には上記の他に、吉川元浩選手、田村隆信選手、赤岩善生選手、深川真二選手、桐生順平選手がいます。
いずれの選手も2017年5月~2020年4月の平和島での勝率が7割を超えています。
当会場は、差しが決まりやすい会場ではあるものの、全速旋回を得意とする選手が高い勝率を保持しています。
どうやらエンジンの伸びの良さが勝敗の鍵となるようです。
また、濱野谷選手の他に地元の東京支部所属で近年活躍が目覚ましいのが、福来剛選手、中野次郎選手、若林将選手、長田頼宗選手、村田修次選手、石渡鉄兵選手、永井彪也選手です。
地元選手は練習に会場を使っているので、スタートなどに優位性を持っています。
ボートレース平和島(平和島競艇場)の確実に儲かる舟券の買い方
ボートレース平和島は1コース1着率が45%という、全国で2番目の「イン受難」会場です。
競艇のセオリー(イン有利)に反した特性があることから、予想が非常に難しいとされています。
そんな玄人向けとされているボートレース平和島でも、『誰でも簡単に勝てる方法』を1つお教えします!
ボートレース平和島(平和島競艇場)なら「1号艇が2着になるレース」が狙い目!?
差し水面のボートレース平和島だからこそ使える、比較的お手軽に中穴~大穴が狙える方法があります。
それは、1号艇が2着になりそうなレースに狙いを定めることです。
具体的な手順は下記の①、②の通りです。
まず、『①1号艇にA級、かつ2~4号艇のいずれかにA級選手が番組されているレースを探します』。
後は、『②下表の買い目を購入する』だけです。
- [234]-1-全(※[]内はA級選手のみ購入)
234-1-全の占有率は15%、平均払戻金は6,000円です。
この4~12点の買い目は高確率で高配当になる上に、1日に平均2回的中する買い目となっています。
『万舟券を一度でもいいから的中させてみたい!』という人にもオススメな買い目です。
まとめ:ボートレース平和島(平和島競艇場)は風のない日は着順も穏やか
平和島はコース幅の狭さから、センターからの差しが決まりやすい「イン受難水面」です。
また、水質が潮の満ち引きのある海水であることと、強風が吹きやすい立地もあり、予想は困難を極めます。
そんなボートレース平和島での舟券戦略としては、「差し水面」を逆手に取った逆張りが有力になります。
1号艇にA級選手が配置されているような、「1号艇が1着濃厚なレース」であえて、2~4コースに番組された別のA級選手を頭に持ってくる買い目がオススメです。
ボートレース平和島では、逆張りでバンバン万舟券を的中させていきましょう!