PG1「BBCトーナメント」とは?概要や歴代優勝者などを紹介!

「BBCトーナメント(ボートレースバトルチャンピオントーナメント競走)」とは、競艇(ボートレース)のプレミアムG1競走です。
2019年に新設された大会で、優勝戦の枠順があみだくじで決まるなど珍しい仕組みを採用しています!
この記事では、「BBCトーナメント」の概要や、歴代優勝者などをご紹介します。
PG1「BBCトーナメント」とは?
PG1「BBCトーナメント」とは「ボートレースバトルチャンピオントーナメント競走」の略で、2019年に新設されたトーナメント形式の大会です!SGやPG1競走が新設されるのは、2012年の「賞金女王決定戦競走」以来、7年ぶりの出来事でした。簡単に概要をまとめてみます。
- 【優勝賞金】1,100万円
- 【開催時期】12月上旬頃
- 【出場選手数】48名
- 【級別】問わない
BBCトーナメントは、出場選手の階級は問わないのが特徴のひとつ。出場選手には、その年のSG競走やPG1競走の優勝者などが選出されます。後ほど、出場選手の選出方法や勝ち上がり方式について詳しくご紹介します!
「BBCトーナメント」はPG1(プレミアムG1)のレース!
競艇(ボートレース)では、レースごとに階級が分けられるグレード制が採用されています。BBCトーナメントはPG1(プレミアムG1)のレース。 PG1は、SGに次ぐ2番目にグレードが高いレースで、優勝賞金もG1と比べて高く1,000万円以上となっています。以下、グレードごとにレースを並べてみます。
- 【SG:優勝賞金1,700万円~1億円】全レースの中で最高峰のレース
- 【PG1:優勝賞金1,000万円以上】SG競走の次に格式の高いレース
- 【G1:優勝賞金480万円以上】原則A1級のレーサーのみが出場できるレース
- 【G2:優勝賞金450万円以上】G1に準ずるレーサーたちが出場できるレース
- 【G3:優勝賞金105万円以上】企業杯やオールレディース競走など
- 【一般戦:優勝賞金74万円以上】B2級クラスのレーサーでも出場できるレース
BBCトーナメントがいかにレベルの高い大会か、分かっていただけたと思います!
PG1「BBCトーナメント」の出場資格について
BBCトーナメントへの出場資格は以下の通り。
- 前年度のBBCトーナメント優勝者
- 当年のSG競走・PG1競走の優勝者
- 開催年の3Daysボートレースバトルトーナメント優勝者
- 当年のSG・PG1競走における選出順位上位15名の中で勝率上位の選手
出場資格を見て分かる通り、BBCトーナメントでは高レベルの大会の優勝者や、勝率順に選手が選ばれるため、どの選手も同じくらい強く、実力差が少ないことが特徴となります。そのため、コースやモーター差がレース結果に最も影響をもたらすことになりますよ!
「BBCトーナメント」の勝ち上がり方式について

BBCトーナメントの勝ち上がりは総当たり式ではなく、3着以内に入らなければならない「トーナメント方式」となっています。開催スケジュールは以下の通り。
「BBCトーナメント」の開催スケジュール
- 【1日目】1回戦(各レース上位3着が翌日の準々決勝戦に進出)
- 【2日目】準々決勝戦(各レース上位3着が翌日の準決勝戦に進出)
- 【3日目】準決勝戦(12名)
- 【4日目】決勝戦(6名)
1回戦、準々決勝で4着以下になってしまった選手は、翌日からBBCシリーズ戦や一般戦に出場することになります。
とにかく、BBCトーナメントでは3着以内に入ることが重要なので、着順争いがいつも以上に激しくなります!
決勝戦の枠番は「あみだくじ」で決まる!?
PG1「BBCトーナメント」の歴代優勝者
つぎに、BBCトーナメントの歴代優勝者をご紹介します!2019年に始まった大会なので、現在の優勝者は以下の2名のみ。決まり手もあわせて見てみましょう。
- 【2019年・平和島】田村隆信(たむら・たかのぶ)選手:1号艇・逃げ
- 【2020年・若松】寺田祥(てらだ・しょう)選手:1号艇・逃げ
2名とも、1号艇からの逃げで優勝を飾っていますね!まだ2年分しかデータがありませんが、BCCトーナメントは出場選手たちの実力が同じくらいなので、やはり枠順が最も重要なのかもしれませんね。この枠順があみだくじで決まるというのは面白いですね!今後の大会結果にも注目してみましょう!
まとめ:PG1「BBCトーナメント」は運が重要!?
PG1「BBCトーナメント」で優勝をするには、運が重要になってくるのかもしれません。
初代優勝者である田村隆信(たむら・たかのぶ)選手は、良いモーターを引きあて、そのパワーをレースでしっかり発揮。優勝にあたって「エンジンのおかげですね」と語りました。また、1回戦から準決勝まで1着になることはなかったにもかかわらず、決勝戦ではあみだくじにより1枠をゲット!これに対し「棚からぼた餅です」と語っています。
2代目優勝者となった寺田祥(てらだ・しょう)選手も、あみだくじで1枠をゲットした際に「もうかった感じ」と語っています。
もちろん、運も実力のうちですが、BCCトーナメントは運を味方に実力を発揮した選手が優勝する大会なのかもしれませんね!第3回大会以降も、注目していきましょう!