SGグランドチャンピオン決定戦競走とは？概要や出場条件を紹介！

競艇（ボートレース）のグランドチャンピオン決定戦競走（通称：グラチャン）は、毎年6月下旬～7月上旬にかけて開催されるSG競走のひとつです。

グランドチャンピオン決定戦競走の賞金は3,300万円！

グランドチャンピオン決定戦競走の賞金は、競艇（ボートレース）で3番目に高い3,300万円！それほど規模の大きいレースであることが分かりますね。

SG競走での得点上位者しか出れない！？

グランドチャンピオン決定戦競走の一番の特徴と言えば、SG競走での得点上位者ではなければ出場できないという厳しい選考条件があること！つまり、真のトップレーサーではなければ出場できないという、非常にハイレベルなレースなのです。出場するには、1年間をかけてSGで好成績を残すこと・事故率を抑えることが重要になります。

それでは、気になる出場資格について見ていきましょう！

グランドチャンピオン決定戦競走の出場資格は以下のとおり。選考期間は開催前年の4月1日から開催年の3月31日までとなります。

• 前年度優勝者
• ボートレースグランプリ（賞金王決定戦）優勝戦出場者6名
• 直近のSGボートレースオールスター優勝者
• 選考期間内のSG優出完走者
• 選考期間内のSG予選得点上位者

以下に該当する選手は選出除外

• 開催年前期A1級でない選手・出走回数不足の選手（優先出場選手は除く）
• 前回（前年）の本競走から開催年のボートレースオールスターまでのSG優勝戦で選手責任事由によるスタート事故を起こした選手
• 前年のチャレンジカップから開催年のボートレースオールスターのSG準優勝戦で選手責任事由によるスタート事故を起こした選手
• 前年のボートレースグランプリ（トライアル・順位決定戦）で選手責任事由によるスタート事故を起こした選手
• 選考期間からグランドチャンピオン決定戦前検日までに褒賞懲戒規定による出場停止処分を受けた選手
• 病気や負傷等により出場を辞退した選手

このように、「開催年前期A1級でない選手は選出除外」など厳しい条件が定められているため、特にハイレベルな戦いが繰り広げられますよ！

つぎに、グランドチャンピオンの過去10年の歴代優勝者・決まり手・開催場についてまとめてみます！

• 【2020年】徳増秀樹（とくます・ひでき）選手・1号艇 逃げ（宮島）
• 【2019年】柳沢一（やなぎさわ・はじめ）選手・1号艇 逃げ（多摩川）
• 【2018年】白井英治（しらい・えいじ）選手・1号艇 逃げ（徳山）
• 【2017年】石野貴之（いしの・たかゆき）選手・1号艇 逃げ（鳴門）
• 【2016年】山崎智也（やまざき・ともや）選手・3号艇 まくり（蒲郡）
• 【2015年】山崎智也（やまざき・ともや）選手・1号艇 逃げ（宮島）
• 【2014年】菊地孝平（きくち・こうへい）選手・4号艇 まくり（浜名湖）
• 【2013年】太田和美（おおた・かずみ）選手・1号艇 逃げ（常滑）
• 【2012年】太田和美（おおた・かずみ）選手・2号艇 差し（芦屋）
• 【2011年】瓜生正義（うりゅう・まさよし）選手・2号艇 まくり（児島）
• 【2010年】湯川浩司（ゆかわ・こうじ）選手・1号艇 逃げ（大村）

山崎智也選手と太田和美選手は2年連続優勝を果たすなど、その強さが目立ちますね！

それにしても、やはりトップレーサーたちが名を連ねていますね。グランドチャンピオン決定戦競走がいかにハイレベルな戦いであるかが分かります。

グランドチャンピオン決定戦競走は、1991年から始まった大会で、30年の歴史を持ちます。その中でも、特に目立ったエピソードをご紹介します！

史上初！女子選手がSG競走優勝戦に進出

2001年には、寺田千恵（てらだ・ちえ）選手が女子選手の中で初めてSG競走優勝戦に進出したことで話題になったのが、グランドチャンピオン決定戦競走でした。結果は5着でしたが、当時はかなり盛り上がったそうですよ！

24億3513万3800円が返還されるアクシデント発生！

2002年には、西島義則（にしじま・よしのり）選手と熊谷直樹（くまがい・なおき）選手が、優勝戦でフライングをしてしまい、返還欠場となりました。これによりフライングでは史上最高額となる24億3513万3800円が返還されることになりました…！改めて、スゴイ額ですね。

グランドチャンピオン決定戦競走はSG競走の中でもハイレベルな大会であることが分かりましたね。SG競走での得点上位者ではなければ出場できないという厳しい選考条件を突破し出場する選手たちは、まさにトップレーサー！ぜひ、開催時にはレースに注目してみてください！