「競艇は1号艇が勝つ」それだけで儲かるの?

競艇は理解するまでは少し難しく感じると思いますが、理解し始めると途端に楽しくなってくるものです。
そして自分なりの予想をして舟券を買い、それが当たったりするとさらに楽しく感じるようになり、気づいたら競艇が趣味になっていました!なんて人も少なくはないです。
しかし、当たった金額を確認してみると、それほど儲けていないということに気づくはずです。今回は、そんな競艇の楽しさを理解し始めてきた人が陥りやすい落とし穴についてお話ししていきます。
競艇が楽しくなってきた人が陥りやすい落とし穴って?
競艇を理解し始めて、楽しくなってきた人というのは“競艇で儲ける”ということよりも“予想を的中させる”ということに夢中になりがちです。
確かに自分が予想した通りのレース結果になると嬉しいですし、気持ちはわかります。しかも多くの場合、最初から大きな掛け金で舟券を買わず、少ない掛け金で舟券を買うと思います。すると余計に儲けが少なくなります。
と、ここまでは特に問題ではありません。問題の落とし穴は“インコース” にあります。
競艇において1着を取る確率が高いのはインコースです。そして、大半のレースではインコースに1号艇が入るので、1号艇を頭にして3連単などの予想をすると、的中することが多くなります。
しかし、競艇において“インコースが強い”というのは競艇ファンの間では知っていて当然です。ということは、1着を取る確率が高い1号艇に予想をする人が多くなり、結果的に配当金も低くなってしまうのです。
現在のところ競艇場は全国で24ヶ所あり、その中でもインコースが特に強い競艇場がいくつかあります。
インコースが強い競艇場
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大村競艇場 - 1コースの勝率が全国の中で最も高い上に、連帯率も高い。買い目から外すことはできないと言っても良いレベル。
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徳山競艇場 - 「追い風しか吹かない」という立地条件がインコースの強さを後押ししている。1コースの勝率は高く、また2コースも連帯率が高いので、荒れることが少ない傾向。
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芦屋競艇場 - 水面にこれといった特徴がないので、純粋に1コースの有利さが反映されている。モーニングが開催されているので、1コース艇に階級の高い選手が置かれるのも理由のひとつ。
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下関競艇場 - 1コースの勝率は全国上位。ただし2~4コースの連帯率にあまり差がなく、2着以降を予想する難易度は高め。
「競艇はインコースが強い」ならば「インコースが特に強い競艇場で予想したほうがさらに予想が的中しやすい」と言えます。先述したようにインコースに入りやすい1号艇には人気が集中するので、予想は的中しやすいです。
しかし、インコースが強い競艇場で稼ぐことはできるのでしょうか?
インコースが強い競艇場で稼ぐことができるのか?

競艇において、インコースが1着を取る確率は平均的に50%と言われています。2レースに1レースは1号艇が1着を取るということになります。
そして、インコースが強い競艇場では、この確率が55~65%ほどまで上がります。
これだけ見ると、インコースが強い競艇場で1号艇が1着になるように予想すると、結構な確率で的中したりします。だからといって、このような予想をしてばかりでは、競艇で儲けることはできないのです。

単純な確率論で言えば、多くの競艇場において12レース中6レースは1号艇が1着になるという結果になります。
インコースが強い競艇場ならば、12レース中7レースくらいは1号艇が1着になるという結果になります。
インコースが強い競艇場では、1号艇が1着になるような本命筋の的中の場合、払い戻しは10倍以下が多く、5倍以下ということも少なくありません。
1点勝負ならばプラスにもなりますが、何通りも舟券を買うならば、ギャンブル界隈でいう“トリマイ”や“ガミる”という結果になってしまいます。
要は、予想が的中したとしてもプラス収支にはならないのです。
また、1号艇が1着にならない場合も考えて舟券を買う必要があるので、プラス収支にするのがより難しくなります。
競艇をはじめとするギャンブルにおいて重要なのは、 “予想を的中させること”ではなく“マイナスをなくして儲けること” ということを忘れないようにしてください。
競艇で儲けるためには?
競艇をある程度やっている人ならば、「12レース中8レース的中したけど結果はマイナスだった」ことや「12レース中2レースしか的中できなかったけど、結果はプラスだった」というような経験があると思います。
後者の「12レース中2レースしか的中できなかったけど、結果はプラスだった」というのは、万舟券のような高配当のレースを的中させていると思います。
すでにお気づきかと思いますが、競艇では高配当のレースを1レースや2レース的中させるだけで、収支をプラスにすることができるのです。なので、インコースが強い競艇場だからといって、配当が低い本命筋の舟券ばかりを狙って買っても収支はマイナスのままなのです。
そして、インコースが強い競艇場という強みを逆手にとって、稀にある高配当のレースを逃さないようにすれば収支をプラスにすることもできるのです。
競艇で重要なのは“高配当のレースを逃さないという見極め”そして“どのような舟券の買い方をするのか”という2つになります。これだけ言うと非常に抽象的なので、具体的なコツをお話しします。
インコースが強い競艇場において高配当のレースになる最低限の条件としては、 “インコースの艇が1着を外すレース” になります。
ということは、例えインコースが強い競艇場であれば、1号艇が1着になるというようなレースよりも、どの艇が1着になるかわからないという混戦したレースが狙い目になります。
そして、混戦するようなレースはどのレースなのか?という見極めと混戦するレースに合わせた舟券の買い方をする、というのが重要になるのです。
最初のうちは見極めに苦労すると思います。インコースが強い競艇場で開催されるレースを何度も観察するうちに、混戦するレースの特徴が見えてくるでしょう。
そしてそのレースを見極めることができたなら、競艇で大きく儲けることはもう目と鼻の先ですよ!
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