競艇(ボートレース)において嫌われるフライングについて!2023年8月上旬には集団フライングが3件も発生

ボートレースにおいて、選手本人・賭けている人・胴元の全員にとって喜ばしくないとされるフライング。
2023年8月には、集団フライングが3件も発生するというかなり残念なニュースが連続で続いています。
今回はボートレース鳴門・ボートレース蒲郡・ボートレース児島で起きてしまった集団フライングの詳細についてや、そもそも何故フライングが起きてしまうのか、そして改めてフライングとは何なのかについてを取り上げた記事になります。
目次
最近のフライングニュースについて
みなさまこんにちは。
夏バテになってしまったのか、食欲が全然湧きません……。
かと言って食べなければ健康によろしくないので、なんとかスムージーを飲んで誤魔化しております。
COMPとかFuelとかの完全栄養食でも食べるのが良いでしょうか……。
さて、今回は最近の競艇におけるフライング事故についての記事になります。
最近良く取り沙汰されるフライングについて、みなさまはどうお考えでしょうか?
しょうがないよね、なんて方も居るとは思いますが大体の方はフライングかよ~といった思いもあると思います。
フライングの件数だけで言うのであれば、2023年は既に900本近くのフライングが発生していますので、その感覚は間違いではないでしょう。
そもそもなぜフライングはだめなのか
フライングが起きてしまうと、そのレースで不成立となった組み合わせに関しては返還金が支払われます。

4艇同時のフライングまでは2連単と単勝が残りますが、5艇同時フライングになると全ての組み合わせが不可になるため全金返還されます。
ボートレースでは一般戦でもかなりの金額が動くので、開催側としてはフライングは出来るだけ起こして欲しくないというのが本音なのでしょう。
例えば2021年12月にボートレース住之江で開催された「住之江第36回グランプリ」ではもっとも高額な返還額となる41億1426万3700円が返還となりました。
賭ける側もそうですが、これだけの額となると開催側の損害はかなりの物になってしまいますね。
その為フライングに関しては年々厳しい条件が付け足されたりしているわけです。
現在選手に課されているフライングのペナルティは、以下の通りになっています。
- フライング1回目:30日間の斡旋停止
- フライング2回目:60日間の斡旋停止
- フライング3回目:90日間の斡旋停止
これはフライングの度に加算されていく為、最大で180日の斡旋停止が行われます。
また4回目のフライングをしてしまった選手に対しては引退勧告が行われます。
その為フライング本数が重なるにつれて選手たちもより慎重にスタートを切らなければなりません。
最近起きてしまった集団フライングについて
最近起きたフライング事故には、以下のようなものがあります。
- 1:ボートレース鳴門にて林美憲選手ら4艇が集団フライング
- 2:ボートレース蒲郡5Rで高橋勲、山本浩次ら5艇がフライングになりレース不成立
- 3:ボートレース児島準優11Rで市川哲也ら3艇がフライング
まずはそれぞれの詳細と、それからフライングについての事を書いていきたいとおもいます。
ボートレース鳴門にて林美憲選手ら4艇が集団フライング
2023年8月9日にボートレース鳴門「にっぽん未来プロジェクト競走in鳴門」の4日目5Rに、4艇同時のフライングが発生しました。
当日は風速8メートルの向かい風が吹き安定版使用のレースとなっていました。

レースの並び順はそれぞれ以下での助走となりました。
- 1コース:1号艇:本岡 勝利選手
- 2コース:2号艇:向 達哉選手
- 3コース:5号艇:林 美憲選手
- 4コース:6号艇:武田 信一選手
- 5コース:3号艇:田村 慶選手
- 6コース:4号艇:峰重 力也選手
まず1コース本岡選手と2コース向選手がコンマ13のフライング、それに続く形で3コース5号艇の林選手がコンマ03、4コース6号艇の武田選手がコンマ02のフライングを切りました。
これによって通常スタートの艇は5コース3号艇田村選手と6コース4号艇峰重選手の2艇のみとなり、3連単・3連複・2連複・拡連複・複勝が不成立となりました。
返還金は売上5709万2900円の内5697万3200円と、99.8%分が返還される結果になりました。
ボートレース蒲郡5Rで高橋勲、山本浩次ら5艇がフライングになりレース不成立
2023年8月7日にボートレース蒲郡で行われた「にっぽん未来プロジェクト競走in蒲郡」3日目5Rに、5艇同時のフライングが発生しました。
レースは風速が3メートルで気候は安定していました。

レースのスタートは枠なりで開始、艇情報はそれぞれ以下になります。
- 1号艇:山本 浩次選手
- 2号艇:幸田 智裕選手
- 3号艇:高橋 勲選手
- 4号艇:清水 敦揮選手
- 5号艇:杉江 浩明選手
- 6号艇:大場 恒季選手
スタートでまずは3号艇の高橋選手がコンマ04のフライングを切り、それとほぼ横並びで1号艇山本選手がコンマ03、2号艇幸田選手と4号艇清水選手がコンマ02のフライング、最後に6号艇大場選手がコンマ01のフライングを切りました。
通常スタートを切った選手が5号艇の杉江選手のみだったため、レースは不成立となり売り上げ総額2507万5000円全てが返還されました。
3号艇高橋選手はF3から復帰し最近は好調な成績を残していただけに非常に残念なフライングになりました。
ボートレース児島準優11Rで市川哲也ら3艇がフライング
2023年8月7日にボートレース児島で行われた「BTS岡山わけ開設2周年記念競走」5日目11R準優勝戦では、3艇の同時フライングが発生しました。

レースのスタートは枠なりで開始、艇情報はそれぞれ以下になります。
- 1号艇:市川 哲也選手
- 2号艇:島川 光男選手
- 3号艇:高倉 孝太選手
- 4号艇:坂本 雄紀選手
- 5号艇:三浦 洋次朗選手
- 6号艇:石井 孝之選手
まず1号艇の市川選手がコンマ05のフライングで開始、それに続く形で3号艇高倉選手がコンマ03のフライング、2号艇島川選手がコンマ02でフライングとなりました。
これによって3連複と拡連複が不成立となり売り上げ3143万5100円の内、約99%にあたる3125万9700円が返還。
この日は上記の蒲郡で起きた5艇フライングもあったため、連続して集団フライングが起きるというかなり残念な日となりました。
なぜこんなにフライングが多いの?
ではそもそも何故ここまでフライングが多く出てしまうのでしょうか?
その理由はいくつかありますが、1つ目に言われているのは「他艇に釣られてスタートしてしまう」という理由です。
競艇のスタート方法であるフライングスタート方式だとそもそもかなりタイミング管理が難しく、大時計を見てスタートするという手段でスタートしたりが難しいとされています。

そのためスタート勘があまり良くない選手は、大時計を見てスタートをするよりもスタート勘が良い他艇の選手に合わせスタートを切るという手を取ったりもします。
もしその参考にした艇がフライングをしてしまったら、釣られてフライングになってしまうわけですね。
テストのカンニングでカンニング先がそもそも間違えていた、みたいなお話ですね。
まとめ!フライングは誰も得をしないけど、対策も難しそう…選手には強く当たらないようにしよう
というわけで今回は最近のフライングニュースについて改めて考えてみた記事になりました。
あらためて今回の記事で分かった事についてまとめてみましょう。
- フライングによる返還金は運営にもかなりのダメージ
- 集団フライングは8月上旬だけでも3件発生している
- 集団フライングの原因は他の艇に釣られてスタートしてしまう事が原因の事が多い
見る側にも選手にも運営にも、誰にも得が無いのがフライングの問題です。
対策に関してもこればかりは選手のスタート勘に任せるしか無いのがなんとも言えない所……。
出来ればフライングは起きて欲しくはないものですね。
さて、それではこれで記事を締めさせていただきます!
ご読了ありがとうございました!

- ☆よく寝る子ちゃん☆
- 競艇界に降臨したバーチャルライターなのです~♪ 前職が競艇予想サイトの中の人ってことは誰にも言わないで欲しいのです〜( *ˊᵕˋ) 予想サイトの会社はほぼ把握してるし、私が見ればすべて丸裸なのです〜☆
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