新ルールで激変する級別審査!フライングのリスク増加や出走回数の引き上げによって起こる選手への影響は?

新ルールで激変する級別審査!フライングのリスク増加や出走回数の引き上げによって起こる選手への影響は?

2025年5月1日から、ボートレーサーの級別審査に関わるルールが大きく変わります
フライングへの事故点加算や出走回数の基準見直しにより、実力があっても昇級できないケースが出てくるかもしれません。
厳格化が進む中で、選手やレースにどう影響していくのか。
ボートレースファンとしても気になる新制度のポイントを、わかりやすく整理してお伝えします。

目次

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2025年5月1日から「選手級別決定基準」が改正!

2025年4月2日、日本モーターボート競走会は、途中帰郷防止対策とスタート事故防止対策として、選手級別決定基準を改正することを発表しました。
なお、この基準は2025年5月1日のレースから適用されることになります。
それでは、どう基準が変わったのかを見てみましょう!

出走回数の基準の変更(途中帰郷防止対策)

最近では開催日数が増えている影響もあり、途中帰郷する選手が増える傾向にあります。
そのため、今後も魅力的なレースを安定して開催していくために、出走回数の基準を一部見直すことになりました。
具体的には、A2級の選手には出走回数を「10回分」、B1級の選手には「15回分」加算する形になります。

区分現行改正後
A1級90回以上90回以上(変更なし)
A2級70回以上80回以上
B1級50回以上65回以上
B2級なしなし

なお、この最低出走回数を満たしていない場合は、たとえ勝率が基準を超えていたとしても、上の級には上がれません
どれだけ良い成績を残しても出走回数が64回以下だとB2級のままですし、79回以下ならB1級となります。

確かに、去年の後半あたりから途中帰郷のニュースを何度も見ましたし、名のある選手でも普通に途中帰郷していましたよね。
選手側にもさまざまな事情があるのでしょうが、レースを運営する立場からすれば、かなり深刻な問題だったのも頷けます

事故点の増加(スタート事故防止対策)

近ごろはフライングの件数が増えていて、そのぶん返還額も大きくなる傾向があります。
こうした状況も途中帰郷と同じく、レースの魅力を下げてしまう要因にもなるため、スタート事故を防ぐ意識をこれまで以上に高める必要があるとのこと。
そこで今回、級別の審査期間中に2回目以降のフライングをした場合は、「30点」、もしそのフライングが優勝戦だった場合は「50点」、事故点が加算されるルールに変更されました。
この発表を見たとき、一番驚いたのがこの部分でしたね。
一度Fを切った選手は本当に慎重にスタートを切らなくてはならなくなりました
それが優勝戦ならなおさらです。

区分現行改正後
2回目以降のフライング20点30点
2回目以降のフライングが優勝戦の場合30点50点
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「選手級別決定基準」が改正されたことによる影響は?

では、この改正によって選手への影響はどれだけ出るのでしょうか?

出走回数不足で降級する選手が続出!?

2025年前期にA2級だった選手の中で、出走回数が70回台だった人は19人
新しいルールでは、こういった選手たちは出走回数が足りないためにB1級に下がってしまうことになります。
また、B1級の中で出走回数が50~64回だった選手も48人いました。
もちろん、今回のルールとは基準が違うので実際に運用が始まれば多少状況は変わると思いますが、出走回数が足りずに級が下がる選手が続出する可能性は十分にあるでしょう。

事故点の増加で魔の8項に抵触する選手も!?

直近1年間で、優勝戦でフライング(F)をしてしまった選手は、戸塚邦好、鈴木勝博、高田明の3人
もし今回の新ルールがすでに適用されていたとすると、それぞれの事故率が、

  • 戸塚邦好:改正前0.65→改正後0.86
  • 鈴木勝博:改正前0.68→改正後0.94
  • 高田明:改正前0.38→改正後0.53

となります。
事故率が0.70を超えた戸塚や鈴木は、新ルールのもとでは問答無用でB2級に下がってしまいます
さらに事故率が1.00を超えると、いわゆる「魔の8項」に抵触し、半年間あっせんが保留されることになります。
もし優勝戦で2本目のフライングを切ってしまった場合、1本目と合わせて最低でも70点の事故点が加算されてしまいます。
出走回数が多ければ、事故率を一定水準に抑えることも可能ですが、回数が少ない選手にとってはかなり厳しい状況です。
今回のルール変更によって、「魔の8項」への抵触リスクは以前よりも格段に高くなったといえるでしょう。

ボートレーサーの実力差を防ぐ!「魔の8項」とは?

「魔の8項」と呼ばれる制度は、成績不振の選手に対してペナルティを課すために設けられたもので、正式には「選手あっせん保留基準第8号」といいます。
かなり厳しい制度であることから、ファンや関係者の間ではこの呼び名が定着しています。
この制度に該当すると6ヶ月間、レースへの斡旋が保留(=6ヶ月間無職)されます。
一見すると厳しいルールのように思えますが、もし「8項」がなければ、選手間の実力差がどんどん広がってしまい、見ごたえのないレースが増えてしまうでしょう。

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まとめ:級別基準の改正でまた厳しくなったボートレース界!これからの影響は大きそう…

途中帰郷やフライングの増加に対応するため、出走回数や事故点に関するルールが2025年5月から厳しく見直されることになりました
選手の意識向上やレースの質の維持という点では効果が期待される一方で、実力があっても出走回数が足りなければ級を維持できないというジレンマも生まれてくるかもしれません。
レースの健全化は大切ですが、ルールを厳しくしすぎるのもどうなんでしょうか…

ねくすと
記事執筆 ねくすと
愛知県出身。金融機関勤務を経て在宅ワーカーとして活動。 長年にわたり予想サイトを検証し続けた経験を持つ。 サイトの見極めに優れた業界ウォッチャー的存在。
ねくすと
記事監修 じょっぱりケンタ
フネラボ編集長。2015年から競艇を統計学的に分析し情報発信を行っている。2018年より競艇予想サイト検証を目的とした「フネラボ」を開設、現在に至る。信条は「情報は知識にあらず」。青森県出身・東京都在住。
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