競艇(ボートレース)でよく言うトリガミって何?意味・トリガミになる状況・対策を徹底解説!

競艇(ボートレース)をやっていて「トリガミ」という言葉を聞いたことがあるだろう。
学校で習う言葉でもなければ、日常で飛んでくる言葉でもない。
この記事では、「トリガミの意味・トリガミになる状況・トリガミにならないための対策」について、「トリガミ」という言葉を初めて聞く人にも分かりやすいように徹底的に解説していく!
「トリガミになる」というケースを良く理解し快適なボートレースライフを送って欲しい!
トリガミとは?
「トリガミ」という言葉は公営ギャンブル全般で良く使われる用語だ。
「トリガミ」の意味とは、「自分の予想が的中したにもかかわらずマイナス収支になってしまうこと」を言う。
トリガミという他にも「ガミる(ガミった)」と言ったりもする。
トリガミという言葉の語源は、もともと「粋が身を食う(すいがみをくう)」という故事ことわざが由来だと言われている。
すいがみを食う
↓
がみを食う
↓
ガミる
また、「舟券を(獲り)ましたが、粋(が身)を食う結果」になったことから、それを略して「トリガミ」という言葉になったとも言われている。
この「粋が身を食う」ということわざの意味は、「粋人(粋な人、風流を好む人)ともてはやされたりしていると、遊興に深入りしすぎ、最後には身をほろぼすことになる」という意味だ。
つまり、ギャンブル風に言うと、「調子にのって賭けまくっていたら、全財産失ってしまう」という事だな。
なんでトリガミになるの?
予想を的中させて払戻金を受け取っているのになぜ収支がマイナスになってしまうのだろうか。
これから具体的な例を挙げて詳しく説明していく。
トリガミになる状況
とある競艇予想サイトの無料予想を例に挙げて、トリガミになる状況を説明していこう。
買い目は8点で以下の通りだ。
※()内の数字はオッズ。
- 1-2-5(4.3)
- 1-2-6(12.7)
- 1-5-2(5.2)
- 1-5-3(12.0)
- 1-5-4(49.8)
- 1-5-6(14.7)
- 2-1-5(56.6)
- 5-1-2(32.8)

1号艇の秦英悟選手と5号艇の木下陽介選手を軸にした買い目。
1点2,000円までと書いてあるので、その通りに舟券を買ったから、合計16,000円。
8点と決して買い目が多いわけではなく、穴目までカバーしていて悪くない内容だ。

結果は「1-5-2」を的中させてオッズは「5.2倍」だから、10,400円の払い戻しだ。
しかし、このレースの舟券購入に16,000円使っているので、5,600円のマイナスになってしまった。
当たったのにマイナスになる、つまりこれが「トリガミ」と言われる状況だ。
どうしたらトリガミにならなかった?

前述したが、買い目8点で穴目までカバーしているのは悪くない内容だった。
競艇(ボートレース)の3連単は全部で120通りあり、これを1点で当てるのは難しく、多くの人は3点〜10点ほどの買い目を予想するだろう。
ただ、買い目が増えるほど当然外れの舟券も発生するから、どうしても買い目を絞らなくてはならない。
今回の買い目で注意が必要なのは、「1点2,000円ずつ」舟券を購入したことにある。
もう一度買い目とオッズを見てみよう。
※()内の数字はオッズ。
- 1-2-5(4.3)
- 1-2-6(12.7)
- 1-5-2(5.2)
- 1-5-3(12.0)
- 1-5-4(49.8)
- 1-5-6(14.7)
- 2-1-5(56.6)
- 5-1-2(32.8)
この買い目だと、「1-2-5」と「1-5-2」が的中した場合にトリガミが発生する。
- 1-2-5の場合、オッズが4.3だから払い戻しは8,600円
- 1-5-2の場合、オッズが5.2だから払い戻しは10,400円
ここで必要になるのが「資金配分」という発想だ。
直前までオッズを見ながら、買い目ごとに購入する舟券の金額を調整するという緻密な戦略だ。
オッズが低い買い目に大きい額を賭けて、オッズが高い買い目に小さい額を賭けることによって、同じ予算で舟券を購入するとしても、マイナス収支になるのを防ぐことができる。
以下は、トリガミにならないようにする配分の一例なので参考にして欲しい。
今回は1点2,000円と書いてあったので、合計16,000円で調整する。
買い目 | オッズ | 配分 | 払戻金 |
---|---|---|---|
1-2-5 | 4.3倍 | 4,000円 | 17,200円 |
1-2-6 | 12.7倍 | 1,500円 | 19,050円 |
1-5-2 | 5.2倍 | 4,000円 | 20,800円 |
1-5-3 | 12.0倍 | 2,000円 | 24,000円 |
1-5-4 | 49.8倍 | 1,000円 | 49,800円 |
1-5-6 | 14.7倍 | 1,500円 | 22,050円 |
2-1-5 | 56.6倍 | 1,000円 | 56,600円 |
5-1-2 | 32.8倍 | 1,000円 | 32,800円 |
このような配分にするとトリガミがなくなる上、穴目で大きな回収が見込める。
「オッズの低い買い目を厚め・オッズの高い買い目を薄め」といったやり方だ。
オッズを見て「資金配分」をすることで、トリガミになる事を防ぎ、どの買い目が当たっても安定的にプラスに持っていけるのでおすすめだ。
トリガミを防ぐ方法
トリガミを防ぐ方法は「資金配分」の他にもある。
簡単にやってみることができるので、こちらもぜひ参考にして欲しい。
買い目を絞る
まずは、買い目を絞ることだ。
一つのレースに10点以上の予想を賭けると、それなりに高配当を当てない限りプラス収支にするのは難しい。
もちろん予想を絞るほど的中させることは難しくなるが、当たってもマイナスになっては元も子もない。
予想の買い目を増やしたい気持ちは痛いほど良くわかるが、収支をプラスにするためには、買い目の点数を増やさずに的中率を上げる工夫をしなくてはならない。
保険の買い目は1つまで
例えば、「この買い目はトリガミになるけども、保険として買っておきたい」という状況になった場合、それは1点までにしよう。
前述した通り買い目を絞る事が大切だ。
「保険として買っておきたい」という買い目が幾つもあるようなら、そのレースは買わずにスルーするという決断も大切だ。
流しなど通常投票で舟券を買う
トリガミが多くなる買い方は、特にボックス買いが多いと言われている。
普段ボックス買いでトリガミが多いという方は単純に買い目が多かったり、資金配分していないことが理由として挙げられるので、思い切って通常投票で舟券を買ってみよう!
例えば、「1号艇1着、2号艇2着と予想していて、でも3着が分からない」とするなら、「1-2-3456」という買い目にして流す。
こういった買い方をする事によって、買い目を絞ることができ、穴目なども入れやすくなるのでおすすめだ。
ただ、しっかりオッズを見て計算した結果、ボックス買いでもトリガミにならないと判断できたらボックス買いもありだ。
ボックス買いをする際は、3艇までと決めよう!
3艇の場合は買い目が6点、4艇の場合は買い目が24点なので、6点までなら許容範囲だ。
まとめ:トリガミにならないように対策していこう!
最後に今回のおさらいをしていこう。
- 予想の買い目が多くなると当たってもマイナスになることがある
- 舟券ごとに購入する金額を調整する「資金配分」という戦略で収支がプラスになるように計算する
- 基本的に買い目を絞るべき
- 買い目を絞れないレースはやめることも大切
- 保険の買い目は1つまで
- ボックス買いは3艇まで
競艇(ボートレース)で勝ちたいなら、買い目を絞っても予想を当てられる実力を身に着けるのが大事だ。
だからと言って、そう決意したからすぐに舟券が当たるようになる訳ではない。
どんな買い目を狙えば収支をプラスにできるかを、フネラボで毎日更新している「無料予想の成績」をチェックして参考にしてみるのがおすすめだ。
無料予想ではあるが、それぞれプロの予想師たちが提供している予想なので、どんな狙いで舟券を買っているのかを無料で研究できる。
また、大きな勝ちを狙うために、あえて有料のプランに参加してみるのも良いと思う。
舟券の買い方を習得できたと思ったら今度は自分なりに研究して勝負できる。
ぜひ「トリガミ」に気をつけて、「ガミらない」買い方をやってみて欲しい。

- 源田
- ボートレース始めたばかりの初心者。 スポーツをやるのは苦手だが、スポーツ観戦が好きで今はesports、サッカー、野球にハマっている。 ボートレースにハマった結果、最近は海外のスポーツのギャンブルにも興味を持っている。
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