史上39人目の全24場制覇者・福岡支部のA1級ボートレーサー平田忠則のプロフィール・成績を紹介!
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福岡支部のA1級レーサー、平田忠則の魅力を徹底紹介!
車への情熱から競艇の世界に飛び込み、デビュー戦1着の鮮やかなスタートを切った平田は、左手の大怪我という試練を乗り越え、見事な復活劇を実現。
近年は同じ福岡支部の先輩・中辻崇人の元でペラ調整の技術を磨き、2026年には史上39人目の全24場制覇を達成しました。
その挑戦と安定の軌跡を詳しく解説します!
目次
平田忠則(ひらた・ただのり)のプロフィール
- 登録番号:3898
- 生年月日:1976/11/13
- 身長:166cm
- 体重:55kg
- 支部:福岡
- 登録期:80期
- 級別:A1級
平田忠則は福岡県出身、福岡支部のA1級ボートレーサー。
1997年に80期生としてデビューし、その後長年にわたって第一線で実力を発揮!
80期は層の厚い世代としても知られ、白井英治、鎌田義、重成一人、吉田弘文らといった強豪が名を連ねています。
2026年1月に全国24会場すべてで優勝を果たす「24場制覇」も達成するなど、キャリアの充実ぶりが話題ですが、ボートレーサーになったきっかけは一体何だったのでしょうか?
元々ボートレース志望ではなかった!
平田は、もともとボートレーサー志望だったわけではありません。
いとこに憧れ、「車の整備士になりたい」という思いから、福岡の工業高校の自動車工学科へ進学!
車について基礎から学びました。
その後は久留米工業大学に進み、引き続き車関連の分野を専攻。
機械に向き合い続けた学生時代は、まさにメカニックとしての土台を築く期間でした。
構造を理解し、理論的に物事を考える力は、この頃からしっかり養われていたといえるでしょう!
ボートレース福岡で見つけた新たな夢!
転機となったのは大学時代、知人に連れられて訪れたボートレース福岡でした。
そこで目にした選手募集のポスターに心を動かされます。
整備の知識を活かせて、なおかつスピードの世界で勝負できる!
その魅力に強く惹かれたのです。
大学を中退し、本栖研修所(後のやまと学校、現・ボートレーサー養成所)を受験。
一発合格で80期生として入所します。
1997年4月にはトップ成績で卒業し、同年4月に福岡でデビュー。
デビュー戦でいきなり1着を獲得するという鮮やかなスタートを切りました。
大怪我を乗り越えた不屈の復活劇!
選手として順調なスタートを切った平田ですが、デビューから約1年後、大きな試練が訪れます。
舞台は再びボートレース福岡。
レース中の転覆事故により、左手に大怪我を負ってしまいました。
搬送先の病院で約5時間にも及ぶ大手術。
医師からは「全治半年、復帰までは2年」と告げられる厳しい宣告を受けます。
レーサーにとって生命線ともいえる左手の負傷…選手生命を揺るがしかねない深刻な状況でした。
それでも平田は諦めません!
懸命なリハビリに打ち込み、なんとわずか半年での復帰を実現します。
本来2年かかると言われた中でのカムバックは、強い意志と努力の証です!
復帰戦の舞台には、あえてデビューと同じ福岡を選択。
そしてその一戦を見事白星で飾り、自らの復活を力強く示しました!
まさにドラマのような復活劇です。
ちなみに、漫画『モンキーターン』の主人公のモデルが濱野谷憲吾であることは有名ですが、主人公が大怪我から復活する手術からリハビリまでのエピソードは、平田のこの事故がモデルになっているといわれています。
現実が名作に影響を与えた…そう思うと胸が熱くなりますね!
中辻崇人がペラ調整の師匠!平田を含む福岡の選手が中心のペラグループも!
平田には特定の師匠や弟子がいませんが、ここ数年は中辻崇人にペラ調整を教えてもらっていたり、持ちペラ制度があった頃には、平田を含む福岡の選手が中心となったペラグループが存在していました。
数年前から中辻崇人にペラ調整を教わっている
平田が近年重視しているポイントのひとつが、ペラ調整の方向性!
ペラはボートの「伸び」や「回り足」に直結する重要な要素で、選手によってセッティングや調整の方向性が大きく異なります。
平田はここ数年、同じ福岡支部の先輩であり実力者でもある中辻崇人のペラ調整スタイルを参考にしながら、自身の走りに合う形へアレンジするスタイルを取っています!
中辻の伸び寄りのセッティングを土台にしつつ、自分の理想の戦い方に合わせて微調整していくことで、ターンや伸びのバランスを追求しているのです。
以前は道中重視の走り方が多かった平田ですが、この「中辻仕様」ペラを取り入れることで伸び型セッティングにも挑戦し、直線性能の改善にもつながっていると評価されています。
結果として、近年では伸び負けしないレース展開が可能になり、幅広い勝負パターンを持てるようになってきています。
このように、自分流にアレンジしたペラ調整を武器にする姿勢は、学生時代からのメカニック魂を象徴するものともいえるでしょう!
平田が所属するペラグループ「げってん会」とは?
平田が所属するペラグループは「げってん会(げってんかい)」!
これは福岡支部のレーサー同士で結束し、ペラ(プロペラ)の調整や情報を共有しながら切磋琢磨してきた伝統的なグループのひとつです。
ペラグループはかつて「持ちペラ制度」に多くの競艇選手が所属していた組織で、仲間内で意見交換しながら性能の高いペラを作って競走に活かしていた集まりでした。
「げってん会」は平田を含む福岡支部の同世代や先輩後輩が中心となり、ペラに関する技術やノウハウを共有しているグループ。
平田のほかにも江夏満、永田啓二、青木幸太郎、藤崎小百合といった選手が名を連ね、互いの走りや艇のセッティングについて切磋琢磨しており、こうした繋がりは選手同士の信頼関係の礎にもなっていました。
現在は持ちペラ制度が廃止され、モーターとペラが一体で貸し出されるシステムに変わっていますが、昔からの名残としてペラグループはボートレーサーの人脈のひとつとして語り継がれています。
平田忠則の2025年~2026年の成績をチェック!
ここからは平田の2025年~2026年現在の成績を見ていきましょう!
2025年~2026年の優出一覧
| 月日 | 場 | グレード | 開催名 | 艇番 | コース | 決まり手 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025年1月6日 | 若松 | 一般 | スポーツ報知杯年またぎ特選競走 | 5号艇 | 5コース | 優勝 |
| 2月6日 | 戸田 | 一般 | 住信SBIネット銀行賞 | 3号艇 | 3コース | 2着 |
| 2月15日 | 大村 | G1 | 第71回九州地区選手権競走 | 5号艇 | 5コース | 4着 |
| 2月27日 | 芦屋 | 一般 | にっぽん未来プロジェクト競走in芦屋 | 1号艇 | 1コース | 優勝 |
| 3月16日 | 浜名湖 | 一般 | BTS焼津6周年記念HOTELnanvanカップ | 2号艇 | 5コース | 5着 |
| 4月17日 | 宮島 | 一般 | 広島ホームテレビプレゼンツういちの大ブッちぎりィ祭 | 1号艇 | 1コース | 6着 |
| 5月22日 | 尼崎 | 一般 | 「B面の神戸」ええとこええとこBTS神戸新開地杯 | 5号艇 | 5コース | 3着 |
| 6月10日 | 大村 | 一般 | にっぽん未来プロジェクト競走in大村1st | 2号艇 | 2コース | 2着 |
| 6月24日 | 福岡 | 一般 | 東京・大阪・福岡三都市対抗戦九州スポーツ杯 | 3号艇 | 3コース | 2着 |
| 7月3日 | 浜名湖 | 一般 | 中日スポーツシルバーカップ | 3号艇 | 3コース | 2着 |
| 8月11日 | 戸田 | 一般 | BOATBoyカップ | 3号艇 | 3コース | 6着 |
| 9月3日 | 大村 | 一般 | スポーツ報知杯 | 4号艇 | 4コース | F |
| 9月26日 | 福岡 | G3 | アビスパ福岡杯 | 2号艇 | 2コース | 2着 |
| 12月27日 | 丸亀 | 一般 | 丸亀市議会議長杯 | 2号艇 | 2コース | 3着 |
| 2026年1月14日 | 戸田 | 一般 | WINWINパーク戸田9周年記念・東京スポーツ杯 | 1号艇 | 1コース | 優勝 |
2025年から2026年序盤にかけての優出成績を見ると、改めてその安定感と勝負強さが際立っています!
まず注目したいのは、2025年だけで優出14回というハイアベレージぶり。
1月の若松では5コースから優勝、2月の芦屋では1コースからきっちり逃げ切り優勝と、内外問わず結果を残しています。
さらにG1九州地区選手権(大村)でも優出を果たしており、一般戦だけでなくハイレベルな舞台でも存在感を示しました。
特に目立つのは3コース・5コースといった中枠・外枠での優出の多さ。
戸田、福岡、浜名湖など各地で3コースから連対を重ねており、コース不問で勝負できる対応力の高さがうかがえます。
5月尼崎では5コースから3着、6月大村では2コース2着と、展開を突くレースも光りました。
9月大村では痛恨のFもありましたが、その後も福岡G3で2着、年末の丸亀で3着としっかり立て直している点も流石。
そして2026年1月戸田では1コースから優勝し全24場制覇を達成!
年明け早々に結果を出し、勢いを継続しています。
内からも外からも優出し、優勝も複数回。
年間を通して安定して優勝戦に顔を出すあたりに、ベテランA1級としての総合力が表れています。
数字が物語る通り、平田は今もなお第一線でしっかり戦い続けている存在です!
期別成績一覧
| 項目 | 2025年前期 | 2025年後期 | 2026年前期 |
|---|---|---|---|
| 級別 | A1 | A1 | A1 |
| 出走回数 | 126走 | 131走 | 131走 |
| 1着回数 | 39回 | 48回 | 32回 |
| 勝率 | 7.12 | 7.30 | 6.75 |
| 1着率 | 30.9% | 36.6% | 24.4% |
| 2連対率 | 52.3% | 57.2% | 52.6% |
| 3連対率 | 76.9% | 74.0% | 72.5% |
| 優出 | 7回 | 9回 | 7回 |
| 優勝 | 2回 | 2回 | 0回 |
| ST | 0.13 | 0.14 | 0.14 |
期別成績を見ると、ここ数期にわたって安定した高水準を維持していることがはっきり分かります!
まず2025年前期は、126走で1着39回、勝率7.12という堂々たる数字を記録。
1着率30.9%、2連対率52.3%、3連対率76.9%と非常に安定しており、特に3連対率が7割を超えている点は圧巻です。
優出7回・優勝2回と、内容・結果ともに充実した前期となりました。
続く2025年後期はさらに成績を伸ばします。
131走で1着48回、勝率7.30、1着率36.6%と大幅アップ。
2連対率57.2%という数字は、ほぼ2回に1回以上連対している計算で、勝負強さが際立っています。
優出9回、優勝2回と優勝戦常連の活躍を見せ、まさに充実期と呼べる内容でした!
2026年前期はやや数字こそ落ち着いたものの、勝率6.75、2連対率52.6%、3連対率72.5%と依然として高水準をキープ。
優出7回と安定して上位戦線に絡んでいます。
さらにスタートタイミングも3期を通して0.13~0.14と大きなブレがなく、ベテランらしい安定感が光ります!
総じて見ると、爆発力と安定感を兼ね備えた推移といえるでしょう。
特に2025年後期の数字は圧巻で、今なおトップクラスで戦い続ける実力をしっかり示しています!
2026年1月14日に史上39人目となる全24場制覇を達成!
ボートレースからつで開催されたG1「第72回九州地区選手権」3日目に、戸田優勝戦で見事な逃げ切り優勝を果たし、史上39人目となる全24場制覇を達成した平田忠則の表彰式が行われました!
表彰式では、BOATRACE振興会の香川洋一常務理事から、1オンス金貨がはめ込まれた振興会会長賞表彰楯が贈られました。
偉業を成し遂げた平田は、「まだG1しか勝っていませんが、G1を優勝したくらいうれしいです。(2017年に常滑で23場目を優勝してから)8年2か月かかりました。本当に長かったですが、現役のうちに達成できてうれしいです」と、晴れやかな表情で喜びを語りました。
さらに今後の目標については、「(同期の)白井英治君がSGの舞台で頑張ってくれていますし、自分も3年前から中辻崇人さんに教えてもらいながら、伸びを求めてチャレンジしています。もう一度SGの舞台に戻り、チャンスをつかみたいです。」と力強くコメント。
24場制覇という大きな節目を迎えても、視線はさらにその先へ。
平田の挑戦は、まだまだ続きます!
まとめ:平田忠則はチャレンジ精神と安定感を兼ね備えた福岡の実力派レーサー!
平田忠則は車への情熱からボートレースの世界に飛び込み、福岡競艇場でデビュー戦1着を飾るなど順調なスタートを切る一方で、左手の大怪我という大きな試練も経験。
しかし懸命なリハビリでわずか半年で復帰戦も白星で飾る不屈の精神を見せ、その経験は漫画『モンキーターン』の主人公の復活エピソードにも影響を与えました。
近年では同じ支部の先輩である中辻崇人にペラの調整の教えを請い、自らの走りを進化させるなど、準備と挑戦を怠らない姿勢が印象的です。
そして2026年、G1「第72回九州地区選手権」では戸田で逃げ切り優勝を果たし、史上39人目の全24場制覇を達成!
平田の走りは、過去の経験に裏打ちされた強さと、未来へのチャレンジ精神でこれからも多くのファンを魅了し続けることでしょう!
- 記事執筆 ねくすと
- 愛知県出身。金融機関勤務を経て在宅ワーカーとして活動。 長年にわたり予想サイトを検証し続けた経験を持つ。 サイトの見極めに優れた業界ウォッチャー的存在。
- 記事監修 じょっぱりケンタ
- フネラボ編集長。2015年から競艇を統計学的に分析し情報発信を行っている。2018年より競艇予想サイト検証を目的とした「フネラボ」を開設、現在に至る。信条は「情報は知識にあらず」。青森県出身・東京都在住。