「バイオ燃料・E(エタノール)30ガソリン」がボートレースにの新燃料に採用!導入される競艇場やメリット・デメリットを解説!
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2025年4月25日にボートレース振興会のホームページで、エタノール30%配合のガソリン「バイオ燃料・E(エタノール)30ガソリン」をテスト使用することが発表されました。
これまで競艇ではレギュラーガソリンとオイルを混ぜた混合燃料を使用していましたが、カーボンニュートラル対応の一環として、一部の競艇場で導入します。
さらに、2026年4月からは、全6つのボートレース場で本格導入が開始されました。
本格導入開始早々、ボートレース尼崎では大トラブル発生など早くも不安視する声が上がっています。
今回は「バイオ燃料・E30ガソリン」導入について、さらにはエタノール燃料のメリットやデメリット、本格導入の行方について解説します。
目次
「バイオ燃料・E(エタノール)30ガソリン」とはなんなのか?
E30ガソリン使用レースのテスト実施
- 2025年5月1日~7月13日:ボートレースびわこ
- 2025年6月22日~7月20日:ボートレース大村
びわこでは「淡水」で、大村では「海水」でテストされ、期間中の状況次第ではテスト期間の延長、良好な結果が出た場合は他場への展開も検討されるようです。
2026年4月から6つのボートレース場で導入スタート
テスト使用が功を奏し、2026年の4月にはついに6つの場に拡大。
E30ガソリンが導入されるのは、以下のボートレース場です。
- 2026年4月9日~:ボートレース浜名湖
- 2026年4月16日~:ボートレース芦屋
- 2026年4月17日~:ボートレース尼崎
- 2026年4月18日~:ボートレース多摩川
- 2026年4月20日~:ボートレース徳山
- 2026年4月29日~:ボートレース下関
新バイオ燃料の導入という新たな試みでトラブルなども懸念されていましたが、テスト使用では大きな問題もなく、無事本格導入のステップへと移行していきそうです。
一方、E30ガソリンの使用には、多少なりともメリット・デメリットが存在するといわれています。
ここからは、新バイオ燃料がボートレースにどのような影響を与えるかを見ていきましょう。
E30ガソリン使用によりどのようなメリット・デメリットがあるか?
- スタート時の加速が鈍くなり直線の伸びが向上する傾向にある
- インコースの勝率が低下し、アウトコースの台頭が見られる
- 高配当の出現率が増加する傾向がある
- 展示タイムのばらつきが拡大する可能性がある
これらはメリットにもデメリットにもなりうる要素です。
スタートダッシュが落ちる傾向があり、逆にダッシュコースが伸びることにより1枠が不利になる傾向が見られ、4枠5枠の可能性が出てきやすくなる動きがあるようです。
そのため配当では本命レースが減少し、レース状態が荒れやすくなるかもしれません。
展示タイムもばらつきが出やすくなっていることで、その時点で好タイムであってもその選手が好成績となるかはわからなくなりそうです。
エタノールはデメリットも目立つ燃料
続いてレースだけではなく、エタノール本来のデメリットも見ていきましょう。
- 燃費が悪く馬力がガソリンよりも低い
- 部品の劣化が進みやすい傾向にある
- 生産コストが高いと言われている
まず大前提、エタノール燃料はガソリン燃料に比べて熱量が低く、単位体積あたりの発熱量がガソリンの約60%程度しかないと言われています。つまり馬力が低く、モータースポーツには合っていない可能性があります。
また、水分を吸いやすいという特徴があり、モーターや保管場所の劣化が進みやすくなる可能性があります。
とくにゴム部品は劣化が進みやすい傾向にあり、これまでと同じ保管方法や使用方法では、トラブルの原因になるかもしれません。
E30ガソリンに対する選手たちのコメント
では実際にE30ガソリンを使用した選手たちはどのようなコメントを出しているのでしょう。
【水野望美】
「起こしがいままでと違うけど、3日目になってこんなもんかな、という感覚をつかんできた」
【奥村明日香】
「起こしが不安定です。いつもと違うやり方にしています。起こしを良くしようとしたけどターンできなくなったりもした」
【横田茂】
「起こしは思ったほどではなく、あれって感じ。ホーム追い風なのにスタートも届かなかった」
【河村了】
「燃料か気温の影響か、少し上がってこない感じ。でも比較して劣勢感はなく、悪くはないと思う」
起こしや出足、周り足に違和感へのコメントが多く見られました。
ボートレースびわこのピット内には各選手に向けた注意書きがされており「85mから先、伸びるゾ」と張り出されており、一般的に使用されている燃料よりも伸びているようです。
伸びに多少の手ごたえを感じている選手に注目すれば、思わぬ配当を狙えるかもしれません。
レースをしていくうえで、選手にはこれまでと違う調整や対応を求められることになりそうですが、こんな意見も出ています。
【桑原悠】
「今、世界でも二酸化炭素を減らすという中、真っ先にこういう競技でできることはすごくいいことだと思っています」
環境に配慮しながらレースができるなら、選手たちもレースに集中していくことができますね。
本格導入からわずか1か月!ボートレース尼崎にて大トラブル発生!
問題なく導入が進んでいた矢先の5月中旬、ボートレース尼崎にて異例の機械トラブルが連続発生しました。
5Rでは1号艇・大山千広選手が発走直前にモーター不調で欠場し、さらに3号艇・大町利克選手も出遅れとなり2艇返還に。
続く6Rでも1号艇・永井源選手が直前欠場となり、3号艇・大久保佑香選手にもエンストや失速が発生しました。さらに7R展示航走では複数艇が大きく遅れる異常事態となり、主催者は「緊急の設備点検」を理由に7R以降の開催中止を決定。
結局翌日以降の開催も中止となり、エタノール燃料を不安視するさまざまな憶測が飛び交っています。
上記トラブルについては以下のニュースでまとめていますので、ぜひご覧ください。
まとめ:バイオ燃料・E30ガソリン導入によるレースの変化に注目!
今回はバイオ燃料・E30ガソリンについて紹介しました。
環境に配慮できる状態でレースをおこなえるのならばありがたいですが、選手の走りにも違和感がでるなどの影響もあります。
物事が発展するためには新しい試みやさまざまな変化が求められるのは必須ですから、これにより競艇界がより活性化されれば、さらに面白くなるかもしれません。
一方で、ボートレース尼崎でのトラブルなど、本格導入直後の問題発生で不安視する声も上がっています。
今後の展開に注目していきましょう。
- 記事執筆 ぽん
- 埼玉県出身。教育関連企業を経てフリーランスに。 幼少期から競艇に親しみ、経験に基づく直感を活用。 予想サイト情報と組み合わせ、安定した勝ち方を確立している。
- 記事監修 じょっぱりケンタ
- フネラボ編集長。2015年から競艇を統計学的に分析し情報発信を行っている。2018年より競艇予想サイト検証を目的とした「フネラボ」を開設、現在に至る。信条は「情報は知識にあらず」。青森県出身・東京都在住。