【2026年5月褒賞懲戒審議会】小野達哉に6か月の重処分!和田拓也の喫煙違反など7選手の出場停止をまとめて解説
2026年5月、日本モーターボート競走会の褒賞懲戒審議会が開催され、7名のボートレーサーに懲戒処分が下されました。 話題の中心は人気レーサー・末永和也の出場停止ですが、今回の処分はそれだけじゃありません! 最重処分となった小野達哉の6か月出場停止、ボートレース界では異例の喫煙禁止場所での喫煙で処分を受けた和田拓也など、インパクトの大きいケースも複数あります。 この記事では、処分を受けた7選手全員の違反内容・処分期間をまとめて解説します!
目次
2026年5月褒賞懲戒審議会とは?処分の全体像を確認
まず「褒賞懲戒審議会」って何?という方のために簡単に説明しておきましょう。
褒賞懲戒審議会は、日本モーターボート競走会が定期的に開催する機関で、選手の表彰(褒賞)と違反行為への処分(懲戒)を決定します。
周回誤認・整備規程違反・管理規程違反など、レースの公平性や安全性を損なう行為に対して、出場停止(あっせん停止)などのペナルティを下すのが主な役割です。
2026年5月19日に開催された審議会では、以下7名に懲戒処分が決定しました。
| 選手名 | 違反内容 | 出場停止期間 |
|---|---|---|
| 末永和也 | 整備規程違反 | 2か月 |
| 為本智也 | 整備規程違反(整備作業協力) | 2か月 |
| 小野達哉 | 管理規程違反(通信機器の申告漏れ) | 6か月 |
| 和田拓也 | 管理規程違反(喫煙禁止場所での喫煙) | 2か月 |
| 水原慎 | 周回誤認 | 4か月 |
| 江夏満 | 不適格な航法 | 3か月 |
| 戸田海咲音 | 失格・欠場艇表示盤の誤認 | 2か月 |
処分の重さでいうと、小野達哉の6か月が突出しています。末永和也のケースはすでに別記事で詳しく取り上げているのでそちらもチェックしてみてください。
[末永和也(すえなが・かずや)選手の処分内容が発表!整備規程違反で2ヶ月の出場停止、SGオールスター&グラチャンは取り消しへ](https://apaie.org/news/contents/?content=2046)
末永和也・為本智也:整備規程違反で2か月出場停止
小野達哉:通信機器の申告漏れで最重処分の6か月停止
今回の7名の中で最も重い処分となったのが、小野達哉の6か月出場停止です。
違反内容は2026年3月7日、ボートレース尼崎での通信機器の申告漏れによる管理規程違反。通常の処分(周回誤認で4か月など)と比べても、6か月という期間がいかに重大な扱いかがわかります。
通信機器の申告漏れとはどういう違反なのか?
ボートレースでは、レース開催中の宿舎等へのスマートフォンなど通信機器の持ち込みは厳しく管理・制限されています。選手は持ち込む機器を事前に申告する義務があり、申告を怠ったり、無断で通信機器を持ち込んだりすると管理規程違反となります。
この規則が厳しく定められている最大の理由は八百長防止です。外部の人物への情報漏洩や、ノミ行為グループからの不正指示を受けることを防ぐため、通信機器の管理は競艇の公正を守る上で非常に重要な役割を担っています。
過去の重大な処分事例を振り返ると、2026年2月の褒賞懲戒審議会では山崎哲司が管理規程違反(検査員室への無断侵入・PCの使用)で18か月という異例の超重処分を受けています。
[愛知支部のA1級ボートレーサー「山崎哲司」が18ヵ月の出場停止処分!管理規程違反の理由を調査!](https://apaie.org/news/contents/?content=2005)
小野の6か月処分も、通信機器関連の違反への厳格な姿勢を改めて示したものといえます。競艇の公正性を守るためにここまで重くみられているということは、ファンとしても知っておきたいポイントです。
小野達哉の処分で気になる今後
6か月の出場停止期間中は、処分期間内に選考が行われるSG・PG1・一部のG2競走についても選出除外となります。長期のブランクはA1級維持にも直結しますし、選手生命に関わるレベルのダメージです。小野達哉ファンにとっては非常に辛いニュースとなりました。
和田拓也:異例の喫煙違反で2か月出場停止
今回の処分の中でも「えっ、それで2か月?!」と多くの競艇ファンを驚かせたのが、和田拓也の喫煙禁止場所での喫煙による2か月出場停止処分です。
違反は2026年3月19日、ボートレース尼崎で発生。喫煙禁止場所で喫煙したとして、管理規程違反に認定されました。
なぜ喫煙でここまで重い処分なのか?
「喫煙ごときで2か月?」と感じた方もいるかもしれませんが、これは単純なマナー違反という話ではありません。
現在、ボートレース場を含む多くの公共施設では場内の全面禁煙化が進んでいます。競艇場も例外ではなく、喫煙する場合は指定の喫煙所・喫煙ルームを使用することが義務付けられています。歩きタバコも当然禁止です。
ボートレーサーはレース場のルールを遵守する義務があり、喫煙禁止場所での喫煙は管理規程の明確な違反に該当します。選手としての模範的な行動が求められる立場での違反ということで、競走会が重くみたのでしょう。
競艇専門メディアでも「少々異例」と評された今回の処分。処分理由の多様化という意味で、競艇ファンの間で話題を呼びました。和田拓也選手ファンにとっては残念なニュースですが、ルールを守ることの重要性を改めて考えさせられるケースです。
水原慎:周回誤認で4か月出場停止
江夏満・戸田海咲音:航法・表示盤誤認で出場停止
航法・表示盤誤認で出場停止になった選手は次の2名です。
江夏満(3か月出場停止)
江夏満は、2026年4月8日のボートレース蒲郡・11Rで不適格な航法により3か月の出場停止処分を受けました。
不適格な航法とは、ボートレーサーにふさわしくない危険・粗暴な運転や著しいマナー違反などに対するペナルティです。具体的には、過剰なダンプ(他艇の進路を強引にふさぐ行為)、急激な減速、不自然な走行なども含まれます。他艇や選手の安全を脅かす可能性がある行為として、競走会は厳しく対処しています。
戸田海咲音(2か月出場停止)
戸田海咲音は、2026年3月12日のボートレース徳山・10Rで失格・欠場艇表示盤の誤認により2か月の出場停止処分となりました。
フライングをしたにもかかわらず3周回をそのまま走り切ってしまったというのが今回の違反内容です。フライングや出遅れ・エンストなどで除外された艇がある場合、場内に設置された大型掲示板(表示盤)にその艇番号が表示されます。この表示を見落とした(誤認した)まま走り続けると、レースの公平性や安全性を損なう違反として処分対象となります。
なお、この場合もレース自体は成立しており、他の選手の着順への影響はありません。
まとめ:競艇ファンが注目すべきポイント
2026年5月の褒賞懲戒審議会処分を改めて整理しておきましょう。
- 末永和也・為本智也:整備規程違反(整備作業の相互協力)でそれぞれ2か月出場停止。末永はSGオールスター・グランドチャンピオンの出場取消も。
- 小野達哉:通信機器の申告漏れによる管理規程違反で最重処分の6か月停止。八百長防止の観点から厳しく対処された。
- 和田拓也:喫煙禁止場所での喫煙という異例の理由で2か月停止。ルール遵守の徹底が改めて問われた。
- 水原慎:桐生4Rでの周回誤認で4か月停止。
- 江夏満:蒲郡11Rでの不適格な航法で3か月停止。
- 戸田海咲音:徳山10Rでの失格・欠場艇表示盤の誤認で2か月停止。
今回の処分で特に印象的だったのは、小野達哉の6か月と和田拓也の喫煙違反という2つのケースです。
小野の6か月処分は、競艇の根幹である公正性を守るための通信機器管理の厳格さを改めて示しました。山崎哲司の18か月処分(2026年2月)に続き、管理規程違反への対応が非常に厳しくなっていることが読み取れます。
一方、和田の喫煙違反は「えっ、そこまで?」と驚く方も多いかもしれませんが、競艇場全体の禁煙化が進む中、プロとして模範を示すべき選手の立場からすれば当然の処分ともいえます。処分理由の多様化という意味でも、今後の抑止力として機能することが期待されます。
競艇は舟券を買うファンがいてこそ成立するスポーツです。選手一人ひとりが公正なレースを行い、ルールを守ることで初めてファンの信頼が生まれます。今回処分を受けた7選手が、復帰後に一層の活躍をみせてくれることを期待しましょう!
- 記事執筆 水川
- 東京都出身。エンジニアを経てデータ分析業に従事。 過去の失敗をきっかけに予想サイトを徹底検証。 膨大なデータをもとに信頼できる情報のみを活用している。
- 記事監修 じょっぱりケンタ
- フネラボ編集長。2015年から競艇を統計学的に分析し情報発信を行っている。2018年より競艇予想サイト検証を目的とした「フネラボ」を開設、現在に至る。信条は「情報は知識にあらず」。青森県出身・東京都在住。