77歳のボートレーサー「高塚清一(たかつか・せいいち)」選手が誕生日にボートレース史上最年長1着記録を更新！

定年を越えた年齢でも若手と同等に戦うプロと言うと、普通の人は将棋や囲碁などを思い浮かべるでしょうが、実はボートレーサーも現役年齢が高い競技です。
現在の最年長ボートレーサーは「高塚清一」選手で、なんと御年77歳！2024年3月7日に1つ年を取られたので記録更新ですね！
最年少ボートレーサーが17歳なのでその差は何と60歳！普通の勤め人が定年になる年齢分も離れているということで、ボートレースの異質さが際立ちますね！

• 登録番号：2014
• 生年月日：1947年3月7日
• 身長：164cm
• 体重：54kg
• 血液型：O型
• 支部：静岡
• 出身地：静岡県
• 登録期：20期
• 級別：B1級

77歳の誕生日を迎えた高塚選手ですが、現役ボートレーサーなので誕生日にもきちんと出走していました。
出走していたのはボートレース浜名湖で開催中の、一般戦「薄暮だョ！第6回B級名人大集合 マクール杯」の最終日でした。
このレースはその名の通りB級選手の中でもベテランと呼ばれる年齢層の選手が集められたレースで、およそ50歳以上の選手がなんと44人もエントリーしていました。
この日の高塚選手の出走レースは3Rと9Rとなっていましたので、まずは3Rの方を紹介しましょう。

• 1号艇：中里昌志(B1級・埼玉)
• 2号艇：竹上真司(B1級・岡山)
• 3号艇：水長照雄(B1級・山口)
• 4号艇：高塚清一(B1級・静岡)
• 5号艇：川上昇平(B1級・長崎)
• 6号艇：泉啓文(B1級・岡山)

こちらのレースも出走者は全員がB1級選手で、勝率やオッズにはそこまでの差はなく、あえて言うならば、やはり最年長の高塚選手の人気がやや低かったくらいでしょうか。
しかし、レースが始まると1Mでまくってきた3号艇のインをつく形で、4号艇高塚選手の「まくり差し」が綺麗に決まりました！
トップレーサーのような激しいぶつかり合いはないものの、技量の高さを見せつける走りで、そのままトップを独走！
結果は「4-5-1」で高塚選手がボートレース史上最年長1着記録を更新！払戻金は15,140円となり、ファンに万舟を届けるという最高の誕生日になりました！

• 1号艇：近藤稔也(B1級・徳島)
• 2号艇：池田雷太(B1級・東京)
• 3号艇：高塚清一(B1級・静岡)
• 4号艇：信濃由行(B1級・福井)
• 5号艇：武田信一(B1級・徳島)
• 6号艇：勝野竜司(B1級・兵庫)

レースが始まると1Mで3号艇高塚選手が綺麗に「まくり」を決めるも、内から5号艇武田選手が「まくり差し」で差し返し、レースはこの2艇でのトップ争いとなりました。
レースは技量を見せ合うような技術戦となるも、結果は「5-3-2」で高塚選手は誕生日に2勝というわけにはいきませんでした。
ですが、3連単の払戻金は108,950円となり、高塚選手2着だったもののファンに十万舟をプレゼントする結果になりました。