競艇で4艇集団フライング!守屋美穂選手も!返還金額・罰則は?

4月10日、ボートレース江戸川(江戸川競艇場)で4艇集団フライングが発生!
売り上げの99%にあたる2302万4700円が返還となりました。
また、5月のSGボートレースオールスターでドリーム戦出場が決定した守屋美穂(もりや・みほ)選手も、同日浜名湖でフライング。
最近何かとフライングの話題が多い競艇(ボートレース)。
この記事では、直近あった集団フライングの振り返りや、競艇のフライング・罰則についてなどの基礎知識を紹介します。
江戸川10Rで4艇集団フライング!2302万4700円が返還に
4月10日にボートレース江戸川(江戸川競艇場)で行われた一般戦「外向発売所開設9周年記念 富士通フロンテック杯」10Rにて、4艇の集団フライングが発生しました。
これにより、3連単・3連複・2連複・複勝・拡連複が不成立となり、売り上げの99%にあたる2302万4700円が返還となりました。
出場選手とフライング秒数について
このレースでの出場選手とフライング秒数は以下のとおりです。
- 【1号艇】高山智至(A2級・滋賀支部)0.02
- 【2号艇】幸田智裕(B1級・静岡支部)0.04
- 【3号艇】吉田俊彦(A1級・兵庫支部)0.02
- 【4号艇】今坂晃広(B1級・静岡支部)0.03
- 【5号艇】庄司樹良々(B1級・東京支部)
- 【6号艇】前田篤哉(A1級・愛知支部)
1号艇・高山智至選手から、4号艇・今坂晃広選手までがフライング。
5号艇・庄司樹良々選手と、6号艇・前田篤哉の2艇のみが正常スタートとなりました。
集団フライングが発生してしまう理由は?
競艇(ボートレース)で集団フライングが発生してしまう理由は、1艇でもスタートが速い艇がいると、他の艇もそれにつられてフライングしてしまうことが挙げられます。
これを防ぐためにも、競艇ではフライングの罰則が重く設定されています。
罰則については後ほどご紹介します!
最近あった競艇(ボートレース)の集団フライング事故を紹介
競艇(ボートレース)での集団フライングは直近でも頻発しており、レース不成立となってしまうと売り上げがなくなる等様々な方面に影響を与えるため、ボートレース界では改善すべき課題となっています。
つぎに、3件の最近あった大きな集団フライング事故についてまとめてみます。
- 【2021年2月8日】丸亀で5艇フライング・7144万6000円返還
- 【2021年2月23日】平和島で全艇フライング・1872万8,000円返還
- 【2021年3月2日】浜名湖で全艇フライング・1億1739万7600円返還
中でも話題になったのは、2021年3月2日の浜名湖「G1浜名湖賞 開設67周年記念」での全艇フライング。
なんと返還金額は1億円を超えています…!
このレースには昨年MVPを獲った峰竜太(みね・りゅうた)選手も出場しており、峰選手含む4人が非常識なフライングとなり即日帰郷となりました。
これはG1以上のレースで初めての出来事で、競艇界に衝撃を与えました。
ファンとしては返還してもらえるので良かったですが、運営側には大打撃ですね…。
浜名湖では守屋美穂(もりや・みほ)選手がフライング!SGオールスター後30日間のフライング休みに

江戸川10Rで4艇集団フライングがあった同日4月10日、ボートレース浜名湖(浜名湖競艇場)で行われたG3オールレディースにて、守屋美穂(もりや・みほ)選手(A1級・岡山支部)がコンマ01のフライング。
守屋美穂選手は、5月に開催されるSGボートレースオールスターのドリーム戦に5枠で出場が決定していますが、今回のフライングによりSGオールスター終了後30日間のフライング休みに入ることとなります。
このように、30日間の休み・即日帰郷など、フライングには回数や程度によって罰則が決められています。
つぎに、競艇(ボートレース)のフライングについて見ていきましょう!
競艇(ボートレース)のフライングとは?
競艇(ボートレース)はフライングスタート方式という、決められた時間内にスタートラインを通過するルールが採用されています。
設置された大時計の針が、0秒~1秒を指す間にスタートラインを通過しなければならず、それよりも早いタイミングでラインを通過した場合にフライング(F)となります。
競艇(ボートレース)のフライング罰則について
フライングをした場合、その艇の舟券は全額返還となり、選手は一定期間出場停止などの罰則が科せられます。
フライング休みの期間は、級別判定期間中である5月1日~10月31日と11月1日~4月30日でフライングをした合計回数によって定められます。
- 【1回目】斡旋停止30日
- 【2回目】斡旋停止60日加算(合計90日)
- 【3回目】斡旋停止90日加算(合計180日)
- 【4回目】斡旋停止180日加算(合計360日)
0.05秒以上早いフライングは「非常識なフライング」に
0.05秒以上早いフライングをしてしまうと「非常識なフライング」となり、通常のフライング罰則に加えて即日帰郷という、非常に重い罰則が科せられます。
これは他の艇のフライングを誘発してしまうことを防止するためであり、そのためにも競艇(ボートレース)ではフライングに対し、重い罰則を設けています。
まとめ:フライングによるレース不成立は運営に大打撃!そのためフライング罰則は重い!
ボートレース江戸川(江戸川競艇場)での4艇集団フライングでは、売り上げの99%にあたる2302万4700円が返還となるなど、運営には大打撃となりました。
直近あった集団フライングニュースについて振り返ると、3月には浜名湖でのG1全艇フライングで1億円以上の返還という衝撃のニュースもありました!
そして、フライングにより守屋美穂(もりや・みほ)選手はSGオールスター後30日間のフライング休みに入ることになっています。
フライングによるレース不成立となると、運営含め多方面に影響が出るので、これを防ぐためにも競艇(ボートレース)ではフライングに対し重い罰則が設けられていることが分かりますね。

- ちくわ
- ちくわが好物。テレビCMやラジオ番組でボートレースの魅力を知り、興味津々な20代初心者女子。 未来の一攫千金を夢見て、現在一生懸命勉強中です!
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