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収監された元競艇選手が「ボートレース界には八百長が存在する」と告白

西川昌希八百長

先日、ボートレース界における衝撃のニュースが世間を賑わせました。

内容は、「ボートレース界には今でも八百長が存在する」という、実際に八百長に手を染めモーターボート競走法違反に問われた元競艇選手の西川昌希被告からの告白です。

西川被告は、11月2日に暴露本である『競艇と暴力団 「八百長レーサー」の告白(宝島社)』を発売し、不正の全貌から暴力団組長の子として育てられた生い立ちまでを明かし、話題となっています。

この記事では、西川被告の不正告白の内容、プロフィールなどをまとめ紹介します。

元競艇選手西川昌希被告に懲役3年・追徴金3725万円の実刑判決

2020年1月に八百長の疑いで逮捕された西川昌希被告は、2020年10月21日に懲役3年・追徴金3725万円の実刑判決を受けました。

不正の内容は、レースで順位を操作した見返りに現金計3725万円を受け取ったというもの。

同時に、西川被告に賄賂を渡した親族男性も逮捕されています。

八百長を持ちかけたのは西川被告

八百長をはじめたのは2016年2月からで、理由は「選手として気持ちが下がり、借金も重なっていたため」と語りました。

西川被告から親族男性に八百長を持ちかけたのがきっかけで、八百長で得たお金を競馬や競輪などのギャンブルにつぎ込み、共犯の親族男性からも借金をしていました。

スマートフォンを不正に持ち込みレース前に打ち合わせ

不正の手段については、スマートフォンを競走場に持ち込み(禁止行為)、レース直前にトイレや控室の死角から無料通話アプリ「LINE」で親族男性と連絡を取り打ち合わせをしていたということです。

ネット上で八百長疑惑が出てからは、スマートフォンを2台用意し、1台目を検査時に預け、もう1台をポーチなどに隠し持ち込んでいたとのこと。

「LINE」の中では、4着以下になることを「ぶっ飛び」、不正レースを「仕事」などの隠語を使い、「皆が下手すぎて仕事しやすい(西川被告が送信)」、「ほんまにアカデミー賞の演技やな(親族男性が送信)」などと送り合っていたそうです。

スマートフォンを持ち込めてしまうような荷物検査の精度に疑問も生まれますが、「LINE」でのやり取りを見ると、他の選手を侮辱し不正を働く行為に憤りを感じますね。

インコースからわざと負け、高配当になるように巧みに工作していた⁉

西川被告は、1号艇に入るレースでわざと順位を落とし高配当を狙い、舟券購入者に利益をもたらしました。

共犯の親族男性は西川被告以外が勝つ舟券を購入し、その払戻金を分け合っていました。

この手口は「インコースからわざと負ける」というだけの簡単なものではなく、選手の実力やエンジン、水面特性や天候、人間関係などを見極めたうえで、「ある選手は勝たせて、別のある選手は妨害し自分が3着に入る」ということを高確率で成功させていたと言います。

1号艇での4着以下が続くと不自然なので3着になるようにしたり、1号艇ではないときに1号艇を負けさせるなど、高度なテクニックを駆使し不正がバレないようにしていたのです。

そこまでレースを操作できる実力があったのであれば、良い方向にその技術を使えなかったのか残念でなりませんね。

一方で親族男性は、西川被告や6号艇などの選手を外し、3連単を購入。他人名義の複数の口座を利用し億単位の入出金がありました。

この親族男性は所得計約1憶1300万円を隠し所得税を脱税したとして、所得税法違反でも罪に問われました

西川昌希(にしかわ・まさき)被告のプロフィール・生い立ち

西川被告は1990年三重県出身で、現在30歳。

2009年5月に競艇選手としてデビューし、2019年の引退までに通算出走2112回、通算優勝は12回でした。

A1級に所属する人気選手でした。

暴露本の中では、自身の生い立ちも明かしています。

西川被告は幼い頃に両親が離婚し、暴力団の幹部だった親戚の家で育てられたそうです。

高校に進学した西川被告は、偶然知ったボートレーサー試験を受けて合格し、2009年にデビュー。

その後、たまたま再会した元暴力団員の親族男性と組んで八百長に手を染めることになったと言います。

「他にも八百長をしている選手は存在する」と衝撃告白

西川被告は、八百長に手を染める選手は他にもいると証言し、世間を賑わせました。

不正をしている他の選手の情報を共犯の親族男性に流し、それでも利益を得ていたと言うのです。

他人のことを売ることはできないけれども、自分の本を読んで不正をやっても良い事がないと分かってもらいたいと話しています。

どの選手のことを指しているのか、これが事実なのかは分かりませんが、本当だとしたら非常に残念なことです。

今後もわたしたちがボートレースを純粋に楽しむために、手を引いて欲しいですね。

競艇は八百長が成立しやすい⁉

また、競艇は3連単の組み合わせが120通りで、1人が着外になると分かっていれば半分の60通りになるため、八百長が成立しやすいと話しています。

競走会は不自然なオッズをチェックしているので、本気で調べればある程度は明らかにできるとは思われますが、「金の流れの証拠」をはっきり掴まれない限り発覚もしないと語っています。

これに対し日本モーターボート競走会は、再発防止に全力で取り組むと説明し、告白本については、「全選手に聴取し他に八百長はないとし、本には事実無根の内容があり法的措置を検討している」とのことです。

まとめ

西川被告による八百長について暴露本が出版され、「自分以外にも八百長をしている選手はいる」と告白し騒然となりました。 西川被告の八百長の手口は、自身が1号艇に入った際に順位を落として高配当を狙うといったもの。 さらに八百長の事実発覚を防ぐために巧みな工作をしていたことまで告白しています。 その工作とは、特定の選手を勝たせないようにし順位を操作するなどボートレースの実力がないとできないようなこと。 その技術を、もっとレースに活かすような方向には向かえなかったのでしょうか…。残念です。 八百長は純粋にボートレースを楽しんでいるファンや、真面目に取り組む選手たちの気持ちを台無しにする、あってはならない行為ですね。 八百長自体あってはならないことですが、持ち込み禁止のスマートフォンが簡単に持ち込めてしまった事実などを踏まえ、再発防止には全力を注いでいただきたいです。

ちくわ
ちくわが好物。テレビCMやラジオ番組でボートレースの魅力を知り、興味津々な20代初心者女子。 未来の一攫千金を夢見て、現在一生懸命勉強中です!

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