ボートレース宮島にて行われた「ルーキーシリーズ」で節間9本のフライングが発生!かつてのワースト記録に並ぶフライング本数

ボートレース(競艇)において起こってしまう事が多いのがフライング事故。
最近も締め付けがあったのでは無いかとされるフライングですが、今回ボートレース宮島で行われた「ルーキーシリーズ」にて節間9本のフライングが発生してしまいました。
この9本という記録は「ルーキーシリーズ」において過去発生してしまったフライング記録のワーストに並ぶ数値。
何故フライングが発生してしまったのかに関して考察していきます。
目次
宮島ボートで行われた「ルーキーシリーズ」で過去ワーストと並ぶ9本のフライングが発生

2023年にボートレース宮島で開催された「ルーキーシリーズ第6戦第8回スカパー!・JLC杯」にてフライングが連続で発生してしまいした。
発生したフライングの本数は節間で9本とかなり多めの本数を記録してしまいました。
この数値はルーキーシリーズで発生したフライングのワースト記録に並ぶ結果で、フライングが発生したレースについては以下になります。
日程 | F数 | 該当レース |
---|---|---|
1日目 | 1本 | 6R |
2日目 | 0本 | - |
3日目 | 3本 | 5R,12R(2艇) |
4日目 | 3本 | 3R(3艇) |
5日目 | 2本 | 6R(2艇) |
6日目 | 0本 | - |
他艇のフライングに釣られてしまったのか、複数艇フライングが発生しているレースも多かったので中々にすごい並びになっていますね…。
最終日に関してはフライング無しで終われたので、その点は少し安心できる要素でしょうか。
またネットでの反応は「これはひどい」「無茶な走りで痛ましい事故が起きるよりはましと思うしかない」「バチバチにやり合って後先も考えないのが若い男の子たちらしくて好きだわ」と、なんとも言えない声もあればその攻めの姿勢に好意的な声もありました。
個人的には同じルーキー同士での戦いで負けじと攻めていく姿勢は好きです。
ルーキー選手のフライングが多いのは仕方がないことですが、今回かなり多く記録してしまったのはボートレース界隈にとってちょっと痛い出来事かもしれませんね。
近年はフライングに関する問題が取り沙汰されていますが、このニュースもまたその問題の一つとしてカウント出来るのかもしれません。
しかしフライング9本という結果はまだ序の口で、今までにおいてもっとも多いとされているフライング回数は2001年浜名湖正月戦で発生した16本のフライングが最多とされています。
数値だけだと今回のフライング数のほぼ倍となっています、当時の競艇場の様子がかなり気になりますね…。
ちなみに今回のレースでの優勝は、ラストサムライこと「大澤普司」選手の息子である「大澤風葵」選手でした!
A級の選手でもある大澤風葵選手はかなり実力もある選手ですので、今後もかなり活躍してくれる選手なのは間違いないでしょう!
優勝おめでとうございます♪
そもそもルーキーシリーズとは
今回問題が起きてしまったルーキーシリーズはそもそもどういったレースであるのかについても解説していきましょう。
ルーキーシリーズは1年間に24回開催されるシリーズで、全ての場で1回づつ開催されています。
出場資格は下記二点で、名前に冠するようにルーキーのみが出ることが出来るレースとなっています。
- デビューしてから6年以内
- 新鋭王座決定戦で優勝していない
レースの種別は一般戦になります。
また例外もまた存在していて、6年目以上の選手でもSG競走に出走してない30歳以内の選手はルーキーシリーズに出場可能となっています。
またルーキーシリーズで優勝した選手はプレミアムG1であるヤングダービーのプレシリーズであるG3競走「イースタンヤング」と同じくG3競走「ウエスタンヤング」への優先出場権を手にすることが出来ます。
イースタンヤング・ウエスタンヤングの優勝選手は「ヤングダービー」への優先出場を得る事ができるので、選手たちにとっても大きいレースであることは確かでしょう。
ルーキーシリーズの魅力
そんなルーキーシリーズですが、レースとしてはどういったところが魅力なのでしょうか?
ルーキーシリーズの魅力についても迫ってみました!
ルーキーシリーズでは、出場選手がルーキー選手であるという事から全体的にインでの出走経験が少ない選手が多く出場しています。
その経験不足があるため、ボートレースの定石でもあるインの強さが他レースよりもあまり突出していません。
そのため他のレースよりもまくりなどが出やすいレース展開になりやすい特徴があったりと荒れやすいこともよく挙げられます。
予想の際には思っても見なかった選手が活躍する、なんて場面もあるので、なんとなく買った舟券が化ける事なんかも!
また将来のトップレーサーの若かりし頃を見ることが出来るという点もまた魅力で、そういった点も含めてルーキーシリーズはとても見応えがあるレースと言えるでしょう。
まとめ!フライングは多発してしまったものの、ルーキーが多いレースということもあり攻めの姿勢を評価したい
というわけで今回はボートレース宮島で起きたフライング多発事件のことを記事にさせていただきました。
フライングが多めに発生してしまうというなんとも言えない悲しいニュースでした、今後フライングを起こしてしまった選手が、より成長してフライングを起こさない選手に成長してくれることを願いましょう!
また最近のボートレースではフライングへの締付けが段々と厳しくなっていますので、今後はどういった対策を取られていくのかが気になる所です。
現在はSGとG1での対策が取られていますが、一般戦でもまた何か対策が取られたりすることもあるのかが気になるところです。
正直な所グレードレースと比べると動く金額は少ないので、あまり考えられることではないですが…。
ひとまずはルーキー選手の方々が更に活躍出来るように応援しちゃいましょう! それではご読了ありがとうございました!

- エスキモー
- 友人と一緒に乗ったカヤックが楽しくてカヤックをはじめボート全体にドはまり。ついでのように競艇ファンになってしまう。競艇で大きく当ててカヤックが置ける自宅を建てるのを夢見てる。
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