ボートレースで1号賞金場が増える!賞金額が変わることで舟券に影響は出るの!?

ボートレースは増収増益が続き、SGやG1などの優勝賞金額の引き上げが発表されてお祝いムードが続いています。
しかし、そんな空気に水を差すように2023年度から1号賞金場のレース場が増えることが発表されました。
1号賞金場が増えると選手たちにどのような影響があり、舟券購入にはどんな影響が出るのでしょうか。
目次
ボートレーサーは賞金だけが収入ではない
一般戦の賞金額はレース場の年間売り上げによって決められている
ボートレースではレース場を1号賞金場と2号賞金場の2種類に分けて賞金額を変えています。
これはレース場の年間の売り上げによって決められていて、売り上げが多いレース場はそれだけ賞金額が高くなるように設定されています。
1号賞金場の方が低く、2号賞金場のほうが高くなるように設定されており、1日の平均売上額が3億5千万円以上ならば2号賞金場と競走会で定められています。
2022年度では1号賞金場は常滑と津の2会場のみで、2023年度は本来ならば津の1会場のみが1号賞金場となるはずでした。
しかし、2023年度から3億9千万円以上の会場が2号賞金場となるように基準額が変更されると発表されました。
これにより(基準額が4千万円ほど引き上げられることになったので)、1号賞金場となる会場が結果的に増えることになったのです。
2023年度では江戸川、常滑、津、三国、びわこ、児島、福岡の7会場が1号賞金場となり、選手にとってはもらえる賞金額が低い会場が増えてしまうので損をしたような気がするかもしれません。
ですが、賞金額は2023年4月1日から増額されるそうで1号賞金場では74万円から77万円に、2号賞金場では98万円から99万円に賞金額が増額します。
選手にとっては1号賞金場・2号賞金場共に貰える金額も増えているのですが、賞金額が少ない1号賞金場が増えるのは悪いニュースでしょう。
SG・PG1の賞金額の変化
グレード | レース名 | 2022年度賞金額 | 2023年度賞金額 |
---|---|---|---|
PG1 | BBCトーナメント | 1100万円 | 1200万円 |
SG | ボートレースクラシック | 3900万円 | 4000万円 |
PG1 | マスターズチャンピオン | 1100万円 | 1200万円 |
SG | ボートレースオールスター | 3900万円 | 4000万円 |
SG | グランドチャンピオン | 3300万円 | 3400万円 |
SG | オーシャンカップ | 3300万円 | 3400万円 |
PG1 | レディースチャンピオン | 1100万円 | 1200万円 |
SG | ボートレースメモリアル | 3900万円 | 4000万円 |
PG1 | ヤングダービー | 1100万円 | 1200万円 |
SG | ボートレースダービー | 3900万円 | 4000万円 |
SG | チャレンジカップ | 3300万円 | 3400万円 |
SG | グランプリシリーズ | 1700万円 | 1800万円 |
SG | グランプリ | 1億円 | 1億1000万円 |
PG1 | クイーンズクライマックス | 1500万円 | 1600万円 |

2023年度に賞金額の設定基準が引き上げられるのは、近年の好調な売り上げが反映されてのことです。
売上金額が好調なことを示唆するように、2022年12月には2023年度のSGやG1の優勝賞金額が引き上げられることが発表されています。
優勝賞金1億円だったグランプリは2023年度からは優勝賞金が1千万円引き上げられ、1億1千万円が優勝者に贈呈されるそうです。
それと同時にそのほかのグレードレースや一般戦でも優勝賞金がアップすることが発表され、合計で24億円、約3%ほど賞金が引き上げられるそうです。
結果的に1号賞金場が増えることにはなりましたが、決してボートレーサーが受け取る賞金額が減っているわけではありません。
賞金額が変わることはボートレースを楽しんでいる人にも関係ある

賞金額の変更は公営競技としてボートレースを楽しんでいるだけの人にとっては関係ないもののようにも感じるかもしれません。
ですが、この話は公営競技としてボートレースを楽しんでいるだけの人にとっても無関係ではありません。
もちろん、このことでオッズや払戻金に直接の影響はないでしょうがボートレーサーのモチベーションという意味で影響が出るのです。
ボートレーサーも1人の人間ですから、お金がなくては生活できません。
さらに言えば、ボートレーサーはフライング休みやフライングでの罰金、交通費や前泊後伯の宿泊費、割高な保険料など出費も多いのです。
日本モーターボート競走会ではスタート事故の罰則強化の発表などもしており、ボートレーサーはこれまで以上にフライングや出遅れに気を使うことになるでしょう。
ですので、賞金額の安い1号賞金場では安全にスタートし、賞金額の高い2号賞金場ではスタートダッシュをかけるような選手がこれから出てくるかもしれません。
まとめ:1号賞金場は大幅増も賞金額自体は増額傾向!
- 1号賞金場は2号賞金場より賞金額が低い
- 2023年度から2賞金場の基準が4千万円以上引き上げられる
- 2023年度の1号賞金場は江戸川、常滑、津、三国、びわこ、児島、福岡の7会場
- SGやG1だけでなく1号賞金場、2号賞金場ともに一般戦の賞金額も増加する
- 舟券に直接関係はないが、選手の意識が変わることでレース展開に影響が出ることも考えられる
ボートレース業界全体の増収増益を鑑みて、2023年度には賞金場の基準額が3億9千万円に引き上げられることが決定しました。
これによって2023年度に1号賞金場になるのは江戸川、常滑、津、三国、びわこ、児島、福岡の7会場で2022年度の2会場から大幅増となります。
ですが、SGやG1と同様に一般戦でも賞金額の増加が発表されているので、全体の賞金額は1号賞金場が増えても増加傾向にあります。
賞金額によって選手のモチベーションが変わることもあるかもしれませんが、スタート事故の罰則も強化されるので、予想する側は選手の意識も含めて予想をすると的中率がアップするかも!??

- エスキモー
- カヤックから競艇にハマりました。 競艇で当てた金で、カヤックを置ける家を建てるのが目標なので予想サイト使いまくってます。 これまで5年以上は予想サイトを利用してるので、利用価値のあるサイトの見極めは朝飯前です。
記載の内容はあくまでもレポーター独自の見解であり、内容の正確性・再現性を保証するものではありません。紹介しているサイトのご登録・ご利用は自己判断でお願いします。