松井繁選手が3年ぶりのG1制覇!PG1「第4回BBCトーナメント」(2023年)振り返り!

ボートレースびわこ(びわこ競艇場)で開催された、PG1「第4回BBCトーナメント」を振り返る。
今大会を制したのは、53歳未だ現役で最前線に立ち続ける「絶対王者」松井繁選手だ。
決勝は抽選からレースまで本当に面白かったね。
優勝レースから大会中の出来事まで振り返ってまとめたので紹介していく!
目次
PG1「第4回BBCトーナメント」の概要
- 会場:ボートレースびわこ(びわこ競艇場)
- 日付:2023年1月12日(木)~1月15日(日)
- 賞金額:1100万円
「BBCトーナメント」とは「ボートレースバトルチャンピオントーナメント競走」の略称で、2019年に新設されたトーナメント形式の大会。
出場選手の階級は問われないこと、通常の得点率勝負ではなくてトーナメント形式の一発勝負で行われる4日間の短期決戦なのが特徴。
日程は以下の通り。
- 初日:1回戦
- 2日目:準々決勝
- 3日目:準決勝
- 4日目:順位決定戦・決勝
総当たり式ではなくて勝ち上がらなければならないので、毎大会激しいレースが行われているね。
ちなみに、決勝戦の枠番はあみだ抽選で決める珍しい形式を採用しているんだよ。
「第4回BBCトーナメント」松井繁選手が優勝!
- 登録番号:3415
- 生年月日:1969年11月11日
- 身長:169cm
- 体重:52kg
- 血液型:O型
- 出身地:大阪府
- 支部:大阪
- 登録:64期
- 級別:A1
生涯獲得賞金額38億円、「絶対王者」の異名を持つ生きるレジェンドとまで言われる選手だ。
G1制覇は2019年6月以来、通算59回目の優勝だ。
どのような決勝戦が行われたのか振り返っていこう!
枠番決め!あみだ抽選
- 1号艇:松井繁選手
- 2号艇:丸野一樹選手
- 3号艇:上條暢嵩選手
- 4号艇:桐生順平選手
- 5号艇:深谷知博選手
- 6号艇:池田浩二選手
正直、枠番によってレースのやりやすさが変わるといっても過言ではないし、結構ピリピリした雰囲気なのかな?とも思うでしょ。
そんな事もなくて、終始笑顔が絶えず和やかな雰囲気で行われていたね。
運命の決勝戦
決勝戦に出走した選手は以下の通り。
- 【1号艇】松井繁(大阪・A1)
- 【2号艇】丸野一樹(滋賀・A1)
- 【3号艇】上條暢嵩(大阪・A1)
- 【4号艇】桐生順平(埼玉・A1)
- 【5号艇】深谷知博(静岡・A1)
- 【6号艇】池田浩二(愛知・A1)
スタートは3対3枠なり。
1号艇・松井繁選手がコンマ11秒のトップスタートを切り、2号艇・丸野一樹選手が若干凹むも他はほぼ横並び。
1M(マーク)の攻防、3号艇・上條暢嵩選手が攻めるも2号艇・丸野選手がブロックし、その間に5号艇・深谷知博選手が4号艇・桐生順平選手と3号艇・上條選手の間をすり抜ける!
6号艇・池田浩二選手はその隙をついて内側から4番手に浮上し、3号艇・上條選手とデッドヒートを繰り広げる。
逃げ切る態勢の松井選手、迫る丸野選手、深谷選手と池田選手の3番手争いで「1-2-56」という形。
そして、2M(マーク)で6号艇・池田選手が切れ味抜群のターンで前に躍り出て3番手!
そのまま決着がつき、「1-2-6」で決勝戦の幕が閉じた!
あみだ抽選から決勝まで、本当に面白いレースだった!
久しぶりに大きいレースを勝ててファンに拍手をもらえた。すごく嬉しかったですね。
今回はG1だけどSGっぽい雰囲気だったし、それを味わえたのは良かった。
年をとってからもSGを取りたいと思っているから、いい予行練習になりましたね。
やることは一緒。結果よりも過程が大事。75歳までやりますから
優勝した松井繁選手は、表彰式でこう語っていた。
これで松井繁選手は史上4人目の全階級制覇も達成した。
本当におめでとう!まだまだ、これからも本当に75歳まで魅せてほしいね。
PG1「第4回BBCトーナメント」振り返り
2023年初の大きい大会とあって、本当に盛り上がったね。
売上目標が65億円だった今大会、節間通算売上は67億2386万2600円だった。
「第4回BBCトーナメント」を振り返っていこう。
大荒れの今大会
初日8Rの3万舟、2日目2Rの万舟、3日目2Rの7万舟、最終日5Rの万舟、今大会1日1回は荒れて万舟が飛び出していたね。
特にびっくりしたのは3日目2R、事前予想を見事に覆して守屋美穂選手が1位とったレースだ。
3日目2Rの出走表は以下の通り。
- 【1号艇】林美憲(徳島・A1)
- 【2号艇】太田和美(大阪・A1)
- 【3号艇】今垣光太郎(福井・A1)
- 【4号艇】中島孝平(福井・A1)
- 【5号艇】守屋美穂(岡山・A1)
- 【6号艇】寺田祥(山口・A1)
1号艇・林美憲選手、2号艇・太田和美選手、4号艇・中島孝平選手に人気が集まった。
スタートは12/3456で枠なり。
なんと、スタートで3号艇・今垣光太郎選手がコンマ40秒のドカ遅れ、さらにそれに釣られるように4号艇・中島選手もコンマ29秒の遅れをとった。
結果、5号艇・守屋美穂選手が前に出て1M(マーク)全速ターンで首位に躍り出た。
そして先にターンしてた1号艇・林選手をブロックする形となり、1M(マーク)終了で526という順番に。
レースはそのまま「5-2-6」で決着、オッズは716.7倍だった。

守屋美穂選手にとってはデビュー初勝利の思い出の地。
昨年はSGなどでも結果が出せずに苦しい思いをしただろうけど、今年は年始からきちんと存在感を示せたんじゃないだろうか!
それにしても、今垣選手と中島選手のあのスタートはなんだったんだろう。
3日目:2つの準決勝
3日目は準々決勝戦を突破した12選手による、2つの準決勝が行われた。
2023年最初の大きい大会とあって、幸先よくスタートするためにも譲れないところ。
11Rの出走表は以下の通り。
- 【1号艇】池田浩二(愛知・A1)
- 【2号艇】馬場貴也(滋賀・A1)
- 【3号艇】深谷知博(静岡・A1)
- 【4号艇】桐生順平(埼玉・A1)
- 【5号艇】羽野直也(福岡・A1)
- 【6号艇】石野貴之(大阪・A1)
1号艇に入った池田浩二選手がコンマ5秒のトップスタートを決めて逃げ切った。
さらに、3号艇・深谷知博選手が鋭いターンでうまくレースを運んで2着。
そして、4号艇・桐生順平選手、5号艇・羽野直也選手が激しい3番手争いを繰り広げ、桐生選手に軍配があがったね。
続く12R、出走表は以下の通りだよ。
- 【1号艇】丸野一樹(滋賀・A1)
- 【2号艇】毒島誠(群馬・A1)
- 【3号艇】松井繁(大阪・A1)
- 【4号艇】上條暢嵩(大阪・A1)
- 【5号艇】片岡雅裕(香川・A1)
- 【6号艇】宮地元輝(佐賀・A1)
1号艇・丸野一樹選手が1コースから逃げ切って快勝。
そして2号艇・毒島誠選手が前述したようにコンマ28秒のドカ遅れで1M(マーク)は混戦となった。
前に出る隙を見逃さなかった3号艇・松井繁選手が3コースから飛び出して2着、そして4コースから握った4号艇・上條暢嵩選手が3着!
3日目準決勝戦、本当に熱くてこの12選手が今年のボートレース(競艇)を賑わせてくれるだろうと予感させたね。
まとめ:PG1「第4回BBCトーナメント」2023年の熱いスタート!
今回はPG1「第4回BBCトーナメント」の優勝者、開催レースを振り返った。
松井繁選手は3年ぶりのG1優勝を果たし、本当に75歳まで走り続けてくれるだろう、これからも魅せてくれるだろうと思わせてくれたね。
「絶対王者」未だ衰え無し!
そして、やはり「BBCトーナメント」は簡単ではないんだろうって事がよくわかった。
トーナメント形式とあって、選手全員が勝負しに来てるからこそだと思う。
年始から楽しい大会を開催してくれてありがとう!

- 源田
- ボートレース始めたばかりの初心者。 スポーツをやるのは苦手だが、スポーツ観戦が好きで今はesports、サッカー、野球にハマっている。 ボートレースにハマった結果、最近は海外のスポーツのギャンブルにも興味を持っている。
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