蒲郡市のボートレース担当職員が違法な舟券購入で懲戒免職!選手を含めたボートレース関係者の舟券購入は法律違反!
愛知県蒲郡市のボートレース事業部次長を務めていた59歳の男性が法律で禁じられていた舟券購入を繰り返していたことが発覚し、懲戒免職処分となっていることが判明しました。
また、この職員はファンサービスなどに使われる予定だった宣伝用のクオカードをコンビニなどで私的に使ったり、警備対策用の金券を換金して、自身の飲食代に充てる横領行為も働いていました。
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蒲郡市のボートレース担当職員が違法な舟券購入で懲戒免職!
蒲郡市によると、ボートレース事業部次長を務めていた59歳の男性は2019年度から今年4月まで、勤務時間外にボートレースチケットショップなどで常習的に月2、3のペースで舟券を購入。
金額は1日平均2万~3万円、多いときには数十万円にも上っていました。
この職員は蒲郡市において、ボートレース場の宣伝や警備などの業務を統括する立場だったことから、関係者における舟券購入は法律違反になるため、市から懲戒免職処分を言い渡されていました。
舟券購入だけでなく横領行為まで!
この職員は舟券購入だけでなく、宣伝用のクオカード39枚(約2万3,000円相当)をコンビニなどで私的に使用したり、警備対策用の金券60枚(約5万4,000円相当)を換金して、飲食代に充てるといった横領行為も働いていました。
蒲郡市長は、記者会見において「職員の綱紀粛正(こうきしゅくせい)に努める」と陳謝し、他の職員についても舟券購入がないか調査中とのことです。
ボートレース関係者の舟券購入が続々と発覚中!
2010年度に売上が8,000億円まで落ち込んだボートレースですが、TVCMでのアピールやネット投票の普及によって右肩上がりに売上を伸ばし、昨年度は2兆4,000億円を超える売上を記録しました。
しかし、近年売上こそ好調なもののその反面、各所で不祥事が続出している状況です。
2024年2月には佐々木海成が舟券購入
今回のように関係者にも関わらず舟券を買っていたという話でいえば、今年の2月に佐々木海成が電話投票で舟券購入を行っていたことが判明し、選手登録を抹消されたばかり。
また佐々木海成には、同じボートレーサーとして活動する兄の佐々木大河がおり、現在も活躍中です。
今もレースに出場できているということは、この件には全く関係なかったということになりますが、内容が内容だけに肩身が狭いでしょう。
2024年5月には江戸川職員が舟券購入
今年5月には、ボートレース江戸川にて救助艇の乗員として勤務していた職員が、在職中に舟券を買っていたとして、書類送検されるという事件もありました。
日本モーターボート競走会は、この事件を受けて、全国の関連施設で内部調査を行った結果、この江戸川の職員と同様に違法な舟券購入が認められる職員が、全国で22人も存在していたことが分かりました。
舟券購入だけじゃない!以前には八百長やコロナ不正受給も
2020年には、わざとレースで着順を下げて知人に的中させた見返りに報酬を受け取るという、いわゆる八百長行為が発覚し、首謀者である西川昌希がその後逮捕され実刑判決が下されました。
また、コロナ禍においては、200名以上もの選手が国の持続化給付金を不正受給していたことも、記憶に新しいところですよね。
まとめ:ボートレース関係者の不祥事が止まらない!これからの対策はいかに?
年々ボートレース人気や売上が上昇している今、不祥事でファンを手放してしまうのは非常にもったいないことです。
関係者の舟券購入問題だけでなく、八百長やモラルに関する問題にも早急に対応が必要だと思いますが、公式の対応はいつも同じ…。
ファンあってのボートレースということを選手自身ももちろんですが、ボートレース関係者ももう一度心に刻み、対策に力を入れてほしいところですね。
- ねくすと
- 東京在住の新人ライター。趣味を広げるお金を稼ぐために競艇を始める。実際にボートレース場でレースを楽しむことが夢になるくらいのインドア人間。
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