SGボートレースダービー優勝者は「峰竜太(みね・りゅうた)」選手！復帰戦での通算100優勝、全24場制覇とW偉業を達成！

2023年10月29日にボートレース蒲郡で開催されていた、SG「第70回ボートレースダービー」が無事に閉幕となりました。
優勝者はSG復帰戦となった峰竜太選手で、なんと峰選手は今回の優勝で通算優勝回数100回、全24場制覇と偉業を2つも達成したことになります！
峰選手は出場停止処分を受けた2022年以前は、毎年SGに出走し、ほぼ準優勝戦以上に絡む実力者でしたのでこの結果には納得です。

今回優勝した峰選手ですが2022年5月のボートレースオールスターから、2023年8月のボートレースメモリアルまでの12のSGで出場停止処分を受けています。
その理由は峰選手が主催したゲーム大会で、予想屋と接触したことが理由でボートレースの信用を失墜させようとする行為だと認識されたようです。
知っている人も多いことですが、ボートレーサーは自分で舟券を買うことはもちろん、予想を誰かに教える行為も禁止されています。
ゲーム大会というプライベートな空間とはいえ、予想屋と交流をしてしまった峰選手はこの禁止事項に触れたのでしょう。

峰選手が達成した24場制覇とは、文字通り全国にある24のボートレース場全てで優勝したことのある選手を指し、これを達成した選手には金貨1オンスと表彰盾が贈呈されます。
レースのグレードは関係なく、一般戦だろうがSGだろうがカウントされますが峰選手のようにSGで達成することは稀と言えるでしょう。
これまでに26人のボートレーサーが達成しているこの偉業ですが、峰選手は無事に第27号達成者としてカウントされました。

80期以降の24場制覇達成者

• 白石健選手
• 赤岩善生選手
• 重野哲之選手
• 田口節子選手
• 石野貴之選手
• 峰竜太選手

2023年のSGも残すところ11月開催のチャレンジカップと、12月開催のグランプリの2レースだけとなりました。
この2つのSGはSGの中でも特殊で、1年間の獲得賞金額上位の選手が出走できるという条件になっているレースです。
ボートレースダービーで優勝した峰選手は優勝賞金4000万円を獲得すると同時に、獲得賞金ランキング1位に躍り出たために、この2レースへの出走がほぼ確定となっています。

• SG優勝戦でのフライングによる選出除外
• SG準優勝戦でのフライングによる選出除外
• フライング休みによる選出除外

ほぼ、となっているのはチャレンジカップの出走条件を満たしている選手でも、以上3つの選出除外を受けている選手は出走できないからです。
現に、現在獲得賞金ランキング27位の井口佳典選手は9月にフライングを犯したことにより、チャレンジカップ直前のG1終了後にF休みに突入し、出走ができない状況です。
チャレンジカップは11月1日に出走選手発表、グランプリは21位以上の選手はF休みの選出除外を免除されますが、負傷による欠場はあり得るので気を付けてもらいたいですね！

• 登録番号：4320
• 生年月日：1985年3月30日
• 身長：171cm
• 体重：51kg
• 血液型：B型
• 支部：佐賀
• 出身地：佐賀県
• 登録期：95期
• 級別：A1級

峰選手の弟子

• 山田康二選手
• 上野真之介選手
• 高田明選手
• 安河内将選手
• 定松勇樹選手

峰選手が今回のボートレースダービー以前で、最も直近に出走したSGが2021年の12月に出走したSGグランプリでした。
当時絶好調だった峰選手は当然のように優勝戦に1号艇から出走し、大人気の大本命として扱われ、オッズも他の選手と比べようもないほどでした。

ですが、結果はターンマークへの衝突によって転覆、その転覆に巻き込まれる形で他3艇が次々に転覆し結果SGの優勝戦で3連単不成立にまでなりました。
SG優勝戦ということで投票額は異例の金額となっており、返還額は史上最高額と言われる41億1426万3700円にまで上ったそうです。
これは発売額の約96％に当たり、未だに破られることのないワースト記録としてボートレース界に刻まれているようです。