レース結果を左右する大きな要素!モーターについて

競艇で勝つにはさまざまな要素を考えて予想しなければなりません。例えば、競艇場の特徴であったり、選手の特徴であったりと1つのレースでもたくさんありますよね。
中でも特に重要な要素は“モーターの違い” です。「どんなモーターを使っているのか?」や「モーターの調子はどんな感じか?」ということ1つでレース結果がガラリと変わってきます。今回は「モーターの見極め方」についてお話ししていきます。
※モーター写真:「MIYAJIMA KYOTEI FREAKS」より引用
良いモーターと悪いモーターの見極め方

競艇で使用されているモーターはすべてヤマト発動機株式会社製のものであり、1年周期で新品のモーターに入れ替えられます。
モーターを作っている会社は同じではあるものの、モーターには個体差があり、新品であっても「調子が良いモーター」と「調子の悪いモーター」という微妙な違いがあります。
競艇において、特に調子の良いモーターを“超抜(ちょうばつ)モーター”や“エースモーター” と呼ばれています。
どのモーターになるかはレース初日の1日前の抽選で決まるため、どんな選手も調子の良いモーターを狙っています。
抽選で選ばれるのは「モーター」と「プロペラ」の2つのセットになっており、調子の良いモーターというのは選手の腕以上に勝敗に影響します。
ただ、抽選で調子の悪いモーターがあたったとしても、整備の腕が良い選手であれば、良い状態にすることも可能です。とはいえ、最初から調子の良いモーターを抽選であてたほうがいいのは明白です。
調子の良いモーターを見極めるのは非常に簡単で、以下の流れでモーターの勝率を確認することができます。
- その1: BOAT RACEオフィシャルサイトにアクセスする
- その2:出走表を確認する
- その3:そこからモーターの勝率を見る
整備の頻度の確認も忘れずに

良いモーターを見極めるには、勝率のほかに整備の頻度にも注目しましょう。先述したように、選手はモーターの整備をするわけですが、そこにもポイントがあるのです。
「クランクシャフト」と「シリンダーケース」

モーターには「クランクシャフト」と「シリンダーケース」と呼ばれる部品があります。これらの部品はモーターの心臓部にあたる重要なものであり、余程のことがなければ交換することはありません。
それなのにも関わらず、クランクシャフトとシリンダーケースを交換していたのなら、その余程のことがあったのだと考えるべきです。調子が悪いどころか、何か致命的な問題がおきたのだと判断できます。
また、たとえ交換したとしても、モーターの調子が完全に良くなるというわけでもありません。モーターの整備履歴を見て、「クランクシャフト」や「シリンダーケース」を交換している選手がいた場合、その選手の舟券を買うのはやめたほうがいいでしょう。
「ピストン」と「ピストンリング」
次に見るべき部品は「ピストン」と「ピストンリング」です。
モーターを整備するにあたり、これらの部品を交換するのは珍しいことではありませんが、3本や4本ほどの交換をしていた場合は気を付けましょう。モーターがパワー不足に陥っていることが多く、交換している可能性が高いです。
それとは逆に1本や2本の交換ならば、モーターのパワーをさらに上げるためなどの前向きな整備の時が多いです。
「電気系統一式」
そして最後に見るべきは「電気系統一式」です。
電気系統一式を交換するのは前走で転覆した場合です。モーターは機械なので水没した際のダメージは大きく、現状維持または調子が悪くなっていると見ていいでしょう。
どれだけ整備の腕がいい選手であっても、前走より調子を良くすることは難しいです。
チルトも確認しておくべし
チルトとは“モーターを取り付ける角度”のことをいいます。このチルトの角度を下げると加速力が良くなり、逆にチルトの角度を上げるとトップスピードが出やすくなります。そして、設定できるチルトは競艇場ごとに異なります。モーターの勝率と合わせて確認しておきましょう。
【競艇場ごとの設定できるチルトの角度】
- 戸田競艇場:-0.5~0.5度
- 桐生競艇場:-0.5~+1.0度
- びわこ競艇場:-0.5~+1.5度
- 住之江競艇場:-0.5~+1.5度
- 若松競艇場:-0.5~+1.5度
- 福岡競艇場:-0.5~+1.5度
- 大村競艇場:-0.5~+1.5度
- 江戸川競艇場:-0.5~+2.0度
- 徳山競艇場:-0.5~+2.0度
- 平和島競艇場:-0.5~+3.0度
- 多摩川競艇場:-0.5~+3.0度
- 浜名湖競艇場:-0.5~+3.0度
- 蒲郡競艇場:-0.5~+3.0度
- 常滑競艇場:-0.5~+3.0度
- 津競艇場:-0.5~+3.0度
- 三国競艇場:-0.5~+3.0度
- 鳴門競艇場:-0.5~+3.0度
- 丸亀競艇場:-0.5~+3.0度
- 児島競艇場:-0.5~+3.0度
- 宮島競艇場:-0.5~+3.0度
- 下関競艇場:-0.5~+3.0度
- 芦屋競艇場:-0.5~+3.0度
- 唐津競艇場:-0.5~+3.0度
チルトの角度を上限のギリギリまで上げている選手がいたら、勝負を仕掛けてくる可能性が大きいです。そしてその選手が3コ―ス以降ならば、万舟券になる可能性もあるので、こちらも勝負を仕掛ける価値があるかもしれません。
関連する記事
-
SG「第49回ボートレースオールスター」開催!ボートレース宮島に行ってきた!
-
-
中国・四国地区のボートレース宮島(宮島競艇場)SG「第49回...
続きを読む
-
-
競艇予想サイトの「無料予想」はどこまで使える?
-
-
ほとんどの競艇予想サイトでは無料でみることができる予想を公開...
続きを読む
-
-
競艇ダメダス.NETはゲーム感覚楽しむのに最適な無料競艇予想サイト
-
-
「競艇ダメダス.NET」とは、ユーザー同士で競艇予想を無料で...
続きを読む
-
-
「競艇予想王 for ボートレース」は会場内情報が多彩でおすすめ!
-
-
初めてボートレース会場に訪れる人におすすめのアプリと言ったら...
続きを読む
-
-
競艇で発生する「うねり」を詳しく解説!予想への影響は!?
-
-
競艇の解説などでよく聞く「うねり」について詳しく解説していき...
続きを読む
-