スタート事故による罰則を強化!厳しすぎる罰則で起こる影響とは!?
日本モーターボート競走会が令和5年度より、グレードレースの準優勝戦や優勝戦におけるスタート事故の罰則を強化する事を発表した。
以前と比較して2倍になる罰則に、今後ボートレースはどうなっていくんだろうと影響を考えてみた。
罰則の内容やそれによる影響、考えられるルール改正の理由を紹介していくよ!
目次
グレードレースにおけるスタート事故の罰則強化
日本モーターボート競走会は令和5年度から、グレードレースの準優勝戦や優勝戦におけるスタート事故の罰則を強化すると発表した。
内容は以下の通り。
【SG】
- 優勝戦:24か月間除外
- 準優勝戦:12か月間除外(グランプリのトライアルや順位決定戦を含む)
【G1・G2】
- G1・G2優勝戦:12か月除外
- G1・G1準優勝戦:6か月間除外
とてつもなく厳しい罰則の強化がされるようだね。
以前までとどう違うのか比較していこう。
以前との比較
以前の罰則は以下の通り。
【SG】
- 優勝戦:12か月間のSG選出除
- 準優勝戦:SG4節選出除外
【G1・G2】
- G1・G2優勝戦:12か月除外
- G1・G1準優勝戦:6か月除外
上記と比較してわかる通り、全ての罰則が2倍重くなっているね。
大きいレースでフライングしてしまうと長い期間休むことになって賞金も稼げなくなってしまうので、選手たちは今まで以上に慎重になるだろう。
新しい罰則の場合、一体どうなるんだろう。
去年グランプリを制覇した白井英治選手の場合、8月のボートレースメモリアル優勝戦でフライングをしているので、グランプリには出場も出来ない。
それどころか、2024年10月までSGに出場することが出来なくなってしまう。
そう考えると本当に厳しい罰則の強化だ。
ルール改正の理由
今回の発表によると、「スタート事故防止策の一環」として罰則の強化に踏み切った。
ただ、これはおそらく建前で、実際にはフライングによる売上の損失が理由だと思う。
近年、ボートレースは人気も上昇して売上も大きくなっている。
この1年で大きかった返還額は以下の通り。
- 芦屋G1:約6億円
- 浜名湖SG:約13億円
- 丸亀G1:約10億円
- 芦屋G2:約3億円
- 常滑G1:約3億円
- 桐生G1:約5億円
正直なところを言うと、選手だけに責任を負わせるこのシステム苦しいね。
ただ、例えばオートレースなどはSG優勝戦でフライングした場合、翌年におこなわれる同大会への出場権がなくなる。
他の公営競技では、既にかなり厳しい罰則があるんだ。
仕方ない事ではあるのかもしれない。
罰則強化による影響
罰則の強化によって、選手達はより慎重にスタートする事になる。
そこでどういった影響があるか、考えてみた。
- インが今まで以上に強くなる
- モーターの見方が変わる
- 鉄板の買い目はより鉄板に
- 大穴の買い目はより大穴に
まず、スタートで勝負しづらい環境になるため、インが今まで以上に強くなるだろう。
外側の選手達はスタートから勝負するのが難しくなるためだ。
正直、グレードレースは面白さが減るんじゃないかと思う。
また、これによって人気な買い目はより人気が出てオッズが下がる事にも繋がると思う。
スタートが難しい以上、大穴を狙うのが難しくなるね。
さらに、モーターの見方が変わるんじゃないかと予想。
展示では、今まで以上にスリット後の伸びを見ることになるんじゃないかな。
まとめ:懸念点もあるけど罰則強化によってフライングや事故が減ると嬉しい!
今回は、罰則強化による影響や以前との比較を紹介した。
怖くなって、選手たちも勝負しづらくなるんじゃないか。
とか、グレードレースの面白さが減るんじゃないか。
などの懸念点もあるけど、これによって事故が減ると嬉しいなとは思う。
ただ、ここ最近のニュースを毎回書いている筆者個人的には他に発表する事あるでしょ?とはなっているよね。
中村亮太選手や田頭実選手の件、三井所元選手の事、発表を待っている問題が幾つもあるんだけどどうなっているんだ?
- 源田
- ボートレース始めたばかりの初心者。 スポーツをやるのは苦手だが、スポーツ観戦が好きで今はesports、サッカー、野球にハマっている。 ボートレースにハマった結果、最近は海外のスポーツのギャンブルにも興味を持っている。
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