「うねり」を徹底解説!発生しやすい競艇場と予想への影響は!?
競艇の解説などでよく聞く「うねり」について詳しく解説していきます。
「うねり」とはいったい何のか、「うねり」が発生する原因と発生した際のレース展開、また、発生しやすい競艇場について詳しく解説していきます。
目次
うねりが発生する原因とうねりが起きた際のレースの見方
そもそも競艇における「うねり」とは競艇場の水面に発生する「入り乱れた波」のことで、通常の引き波とは違って目視での確認が難しいのが特徴です。
「うねり」は目視での確認が難しく、ベテラン選手であってもターン直前までうねりの存在に気づかないことも稀ではありません。
競艇用語のうねりと気象用語のうねり
競艇では「うねり」は水面上に入り乱れた波であるとお伝えしましたが、気象用語にも「うねり」が存在します。
こちらは風が吹いたときに発生した波が、風による発達がなくなった後に残されたものを指すものです。
この「うねり」は波高に比べて波長が長いことが特徴の一つで、「うねり」が水深の浅い海域に進入すると急激に波高が高くなることでも知られています。
気象用語の「うねり」が競艇場に入り込み、競艇用語の「うねり」になると考えると何とも面白いですね。
そもそもうねりはなぜ発生するのか
「うねり」が発生する条件は主に2つの要因が考えられます。
- 遠方の海で発生した大波の余波が競艇場の波とぶつかって発生する
- 流れの違う2つの水がぶつかることによって発生する
遠方の海で発生した波が競艇場の波とぶつかって発生する場合には、競艇場内の風の流れで発生する波とは違いますので当日の風速を調べても意味がない場合が多いです。
また、2種の水の流れがぶつかって発生する場合も、風の影響は関係ありませんので当日の会場の風速では予測不可能です。
この2点からもわかる通り、「うねり」の厄介なところは当日の会場の風速からは予測ができないというところです。
うねりがもたらすレースへの影響
「うねり」が発生した場合に最も影響を受けるのが1マークです。
競艇においては1マークを制した選手がそのまま優勝するという光景がよく見られます。
そんな1マークの攻防ですが、「うねり」が発生しているとアウト側の選手がコーナーで波に乗ってしまい、インをつくことが困難になります。
波に乗ってアウト側の選手が、更に外側に流れてしまうと他の選手よりも航行する距離が長くなり不利になります。
ですから「うねり」が発生している場合にはアウトの選手は1マークまでにイン側に寄らなければ勝ち目が薄いのです。
うねりの発生に気づきやすい選手がいる
「うねり」の発生は当日の気象情報やレース直前の水面の様子から判断することは困難です。
ですが、レースに出場する選手の中にはレース前に「うねり」の存在に気づく選手がいます。
その選手とは試合会場の競艇場に所属している、その水面に慣れている選手です。
全国での勝率が高くない選手でも当地での勝率が高い選手は「うねり」を見極められる、あるいは「うねり」の攻略法を知っている選手の可能性が高いでしょう。
- 当地の「うねり」に慣れている地元選手は勝率が高い
- 風が強く荒れやすいレースではそういった地元選手が有利の傾向
うねりが発生しやすい競艇場4選
全国24箇所に存在する競艇場ですが、その中でも「うねり」が発生しやすいと言われている競艇場が存在します。
ここからは「うねり」が発生しやすいと言われている競艇場を4つ、その原因とともに紹介していきます。
干潮時は静穏、満潮時は荒れやすい宮島競艇場
1つ目は瀬戸内海に面する広島県にある宮島競艇場です。
宮島競艇場は干潮時は静かな水面ですが、満潮時には水面が一転して変化するのが特徴です。
宮島競艇場で勝負をする際には満潮の時間をさけて干潮の時間にするのがよいでしょう。
様々な原因でうねりが発生するびわこ競艇場
2つ目は淡水の競艇場でありながら様々な原因によって度々「うねり」が発生するびわこ競艇場です。
日本で一番大きい湖である琵琶湖にあるびわこ競艇場では以下の3点による「うねり」の発生が起こり得ます。
- 沖合に吹き付ける強風によって発生する波
- 行楽シーズンに競艇場に近づく観覧船による引き波
- 雪解け水が琵琶湖に流れ込むことによる水位の上昇
この3点を原因として春先から夏にかけては「うねり」が発生しやすい競艇場と言えます。
しかし、1年中発生しやすいわけではないので季節によって予想を変えるのが重要と言えるでしょう。
日本一の難水面と言われている江戸川競艇場
3つ目は日本で唯一、河川をそのまま利用してコースが作られている江戸川競艇場です。
江戸川競艇場は中川の河口付近に作られており、潮流や風向きが日毎に変化しベテラン選手でも苦戦する競艇場となっています。
そんな江戸川競艇場も以下の点で「うねり」が発生しやすい競艇場と言われています。
- 汽水面で潮の満ち引きの影響が強い
- 中川を運行する船の影響によって波が発生する
江戸川競艇場は「うねり」が発生しやすく、それでなくても難しい水面がさらに難しくなっている競艇場と言えるでしょう。
選手の中には江戸川競艇場を苦手としている選手も多く、賞金王に出るような選手でも江戸川競艇場で勝ったことのない選手もいるくらいです。
うねりの発生は日本一、福岡競艇場
1マークが那珂川に張り出し、1マークを越えた先が博多湾に面している福岡競艇場は「うねり」が最も発生しやすいと言われている競艇場です。
引き潮時には水面は静穏なことが多いですが、満潮時には一変する福岡競艇場は以下の点で「うねり」が発生しやすいです。
- 満潮時に博多湾の波が那珂川に押し寄せてくる
- 博多湾を航行する船によってできる波
引き潮時には静穏になることの多い福岡競艇場ですが、海が近いことによる風の強さ、波の高さも舟の操縦を難しくする要因でしょう。
まとめ:うねりが発生しやすい時期や時間はあり、うねりがない時間に勝負することも可能!
「うねり」とは、選手ですら1マークに近づいて初めて「うねり」があることに気づくとも言われているほどわかりにくいものです。
水面で走ることのない観客が「うねり」に気づくことは選手以上に難しいことでしょう。
しかし、「うねり」の発生しやすい競艇場、そして「うねり」の発生しやすい時期や時間は決まっています。
競艇場での勝率を上げるためには「うねり」の発生に気を付けながら賭けることが重要です。
もし、それでも「うねり」の発生するときに勝負をしなければならない場合には当地での勝率の高い選手に賭けてみるのも一興かもしれません。
また、「うねり」はレースが荒れる要因ともなるので、意外な選手が勝ちあがる場合もあります。
「うねり」を上手に攻略して万舟券を狙ってみるのもよいかもしれません。
- 「うねり」の発生を見極めるのはとても難しい
- 地元選手の方がうねりに慣れている可能性が高い
- 荒れたレースを予想することができれば高配当をゲットできる可能性はある
- エスキモー
- 友人と一緒に乗ったカヤックが楽しくてカヤックをはじめボート全体にドはまり。ついでのように競艇ファンになってしまう。競艇で大きく当ててカヤックが置ける自宅を建てるのを夢見てる。
記載の内容はあくまでもレポーター独自の見解であり、内容の正確性・再現性を保証するものではありません。紹介しているサイトのご登録・ご利用は自己判断でお願いします。